5月1日付英
『BBC』:「ガザをめぐる抗議でイギリスの大学を学生が占拠」:
ガザ攻撃戦争に抗議し、親パレスチナの学生が英国の大学を占拠している。
リーズ、ニューキャッスル、ブリストルでは1日、大学講堂外にテントを貼って野営。支援者には食べ物や飲み物、衛生用品の寄付を求めた。その他の地域では、学生活動家がデモ行進や一回限りのデモを行ったところもあったという。
抗議者らは、大学に対し、ガザへの軍事活動を行うイスラエルとの関係を断つよう求めている。...
全部読む
5月1日付英
『BBC』:「ガザをめぐる抗議でイギリスの大学を学生が占拠」:
ガザ攻撃戦争に抗議し、親パレスチナの学生が英国の大学を占拠している。
リーズ、ニューキャッスル、ブリストルでは1日、大学講堂外にテントを貼って野営。支援者には食べ物や飲み物、衛生用品の寄付を求めた。その他の地域では、学生活動家がデモ行進や一回限りのデモを行ったところもあったという。
抗議者らは、大学に対し、ガザへの軍事活動を行うイスラエルとの関係を断つよう求めている。これは、イスラエル企業の株を売却し、資金援助を辞めることを意味する。
ニューキャッスルでの野営に参加したある学生は、コロンビア大学での占拠が明らかに英国の学生に影響しているが、一方で英国の警察による対応は米国と比べて比較的ゆるく、一定の言論の自由や集会の自由が保たれており、また学生の要求にはやや相違があるとしている。
同日付英『Guardian』:「米国での逮捕劇をうけてイギリスでもガザ反戦抗議の波」:
数百人が逮捕された米国のキャンパスでの暴動映像が流れたのを受け、英国の大学でも学生らによるデモや野営への準備が活発化している。
1日にはシェフィールド、ブリストル、リーズ、ニューキャッスル等、少なくとも6つの大学で抗議デモが行われる予定で、その他の場所もこれに追随するものとみられる。各大学の学生らは、イスラエルへの軍事投資をやめ、イスラエルとの関係を断つことを求めているという。
過去数ヶ月、英国での抗議活動はロンドン他都市部でのデモ行進が中心で、比較的小規模かつ注目もあまりない中、学生が大学構内を占拠しデモが行われていた。しかしここ数日、米コロンビア大学等キャンパス内での暴力的なシーンが世界的に放送されたことで、学生らの怒りに火がつき、団結意識が高まった。
イーストアングリア大学の副学長は、英国内での学生デモは平和的なものだったが、米国で起きたようなことがここでも起きかねないと警戒している。
シェフィールドでは、大学スタッフ、学生やOBらによる親パレスチナ連合が結成し、野営を行った。ニューキャッスルでも40人以上の学生が野営、1日にも集会が予定されており、デモは、大学がイスラエル国防軍のF35向けレーザーを製造する軍需企業とパートナーシップ契約を行ったことに抗議している。
マンチェスターでは、50人の学生が野営で抗議し、BAEシステムズ等の防衛企業とのパートナーシップをやめ、テレアビブ大学やヘブライ大学との関係を絶ち、「非倫理的研究」をやめるよう求めた。一方、デモが長引いていたヨーク大学では、「軍事関連企業への投資は今後行わない」ことを発表している。
142の大学を代表する報道官は、「各大学は米国カナダの大学でのデモを注視している。ハラスメント防止を含め、学生らの安全と、合法的な言論の自由への支援との間のバランスを探っている」としている。
閉じる
ペルー政府や地方自治体は、経済発展につながると考えた。しかし、工事がかなり進んだ時点で地域住民の反対の声が上がっている。
ペルー太平洋側の1000ヘクタールの広大な建設現場では数十人の作業員が働き、トラックやクレーンが、粉塵の中で数か月先の港完成を目指しいてけたたましく動いている。
チャンケイは元々、漁師の住む小さな町であったが、数か月後には巨大な港が完成する。この港は、南米で最も深い海域に隣接している。...
全部読む
ペルー政府や地方自治体は、経済発展につながると考えた。しかし、工事がかなり進んだ時点で地域住民の反対の声が上がっている。
ペルー太平洋側の1000ヘクタールの広大な建設現場では数十人の作業員が働き、トラックやクレーンが、粉塵の中で数か月先の港完成を目指しいてけたたましく動いている。
チャンケイは元々、漁師の住む小さな町であったが、数か月後には巨大な港が完成する。この港は、南米で最も深い海域に隣接している。
この建設工事は、中国の国営企業コスコ・シッピングの副社長ゴンザロス・リオス氏が直接か監督に当たっている。リオス氏は、「建設中の桟橋は、2そうのトリプルEタイプのコンテナー船を受け入れることが可能で、各コンテナー船は1.8万個のコンテナーを積載できる、」と説明した。港全体で15桟橋を建設することが計画されているという。港の建設工事が終了すれば、コスコ・シッピングが港の60%所有権を持ち、残りの40%は、ペルーの鉱山開発会社が所有権を持つことになるという。
このコンテナー積載港の完成により、南米と中国の海上輸送時間を10日間短縮できると予想されている。これは、ペルーにとってメリットがあるだけでなく、ブラジルにとっても従来の大西洋経由の輸送より、この港を経由して太平洋経由で中国に輸送する方が時間短縮になるという。
桟橋の総工費は、35億ドル(=約5500億円)かかったが、さらに現在、並行して建設中の標高の高い位置にある市街部から低い位置の港を結ぶ地下トンネルの工費が加わる。今後は市街部に工業団地を設け、そこで中国からの輸入品の組み立て工場を作ってペルー国内に輸送することが計画されている。
閉じる