元ビートルズのジョン・レノンのギターが英国人宅屋根裏から発見【欧米メディア】(2024/04/25)
元ビートルズ(1960年代から1970年代に活躍した英国ロックバンド)の故ジョン・レノン(1940~1980年)が以前所有していたギターが、この程英国人宅の屋根裏から発見された。1960年代に盗難されたレノン所有のギターは2015年、オークションにおいて高値で落札されたが、今回の代物は盗難品ではないものの、やはり高額で落札されるとみられる。
4月23日付
『ザ・ガーディアン』紙、24日付
『ロイター通信』は、長らく行方知れずとなっていた故ジョン・レノンのギターがこの程英国人宅で発見され、オークションに出品されることになったと報じている。
元ビートルズのメンバーが所有していた楽器等はこれまで、非常に高額で取引されている。
特に、1960年代に盗難された故ジョン・レノンのギターは、2015年のオークションで241万ドル(約3億7,400万円)の値が付いている。...
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4月23日付
『ザ・ガーディアン』紙、24日付
『ロイター通信』は、長らく行方知れずとなっていた故ジョン・レノンのギターがこの程英国人宅で発見され、オークションに出品されることになったと報じている。
元ビートルズのメンバーが所有していた楽器等はこれまで、非常に高額で取引されている。
特に、1960年代に盗難された故ジョン・レノンのギターは、2015年のオークションで241万ドル(約3億7,400万円)の値が付いている。
そしてこの程、長い間行方知れずとなっていたレノンのアコースティック・ギターが然る英国人宅の屋根裏から発見された。
関係者によると、レノンが1965年に創作・ヒットさせた「ヘルプ」のレコーディング時に使用したギターであることが確認されたという。
同ギターは当時、レノンが親しくしていた別のバンドメンバーに譲渡し、それが巡り巡って現所有者の手に渡ったが、当人がそれを紛失したと思っていたところ、引っ越しの際に屋根裏を整理していて発見したものだという。
同ギターは、米競売会社ジュリアンズ・オークションによって5月29日、ニューヨークで競売にかけられる予定で、予想落札価格は60万~80万ドル(約9,300万~1億2,400万円)
になるとみられる。
なお、昨夏に元ビートルズのポール・マッカートニー氏(81歳)が大捜索を始めたベース・ギター(編注後記)は今年初め、無事に発見されて51年振りに同氏の手元に戻っている。
(編注)昨年9月5日付GLOBALi 「ポール・マッカートニー氏、ビートルズ初期の時代に愛用し、以降行方不明となったベース・ギターの大規模捜索開始」で、同氏が1970年前後に紛失した、ドイツのカール・ヘフナー社(1887年創業の老舗楽器メーカー)製ベース・ギターを世界規模で捜索するプロジェクト(ザ・ロスト・ベース・プロジェクト)を立ち上げた、と報じている。
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EU委員会調査:ティックトック・ライトは軽いシガレットに相当するか?(2024/04/25)
『フランス24チャンネル』4月24日付けによると、中国製SNSのティックトックは、欧州でのティックトック・ライト携帯アプリにおける報酬機能を停止すると発表した。この決定は、EU委員会が月曜日にフランスとスペインで使用できるようになったティックトック・ライトの常習性の危険度に関して調査を開始した次の日に行われた。 ティックトック・アプリの使用者に与える報酬機能が、未成年者の間に常習者や中毒者を増やすとして大きな問題となっている。
‘軽い’という形容詞がついても本質は変わらないという。EU委員会は、すでにティックトックを2月に調査しているが、4月22日月曜日にフランスをスペインに、2週間前に導入された新しいアプリのティックトック’ライト’に対して再調査を行った。その結果、EU委員会の、EU諸国内市場担当メンバーのティエリー・ブレトン氏は、ティックトックの’ライト‘版が、軽いシガレットと同様と、有害で常習性の危険がある、と結論付けている。...
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‘軽い’という形容詞がついても本質は変わらないという。EU委員会は、すでにティックトックを2月に調査しているが、4月22日月曜日にフランスをスペインに、2週間前に導入された新しいアプリのティックトック’ライト’に対して再調査を行った。その結果、EU委員会の、EU諸国内市場担当メンバーのティエリー・ブレトン氏は、ティックトックの’ライト‘版が、軽いシガレットと同様と、有害で常習性の危険がある、と結論付けている。
今年の2月、EU委員会は、ティックトックに対して透明性が欠如しているとして非難したが、ティックトックが未成年を主なターゲットとしていることから、未成年を保護するために充分に対策が打たれているかをこれまで調査してきた。
今回、EU委員会は、ティックトックに対して4月24日までに新しいアプリ‘ライト’の常習性リスクを予測することを要求していた。さもなければ、EUとしては、たらしいアプリ(メインプログラムと報酬機能)のロードを禁止する用意があると宣言していた。
なお、2023年7月でのEU議会上院の委員会報告によると、ティックトックの常習性リスクに関して科学的論拠を示すことには至っていないが、中国の報告では中国の3地域でこれによる中毒症状を訴える未成年の割合が多いことを認めている。ティエリー・ブレトン氏は2023年の中国の報告結果に基づき、EU委員会がティックトックの報酬システムを禁止するに至ったと説明した。
今回のEUの決定は、中国製SNSに関する米中の地政学的な対立構造において、EUとしては米国側に味方した形となったが、もし、中国製SNSを禁止する科学的論拠が見つかるまで待っていたら、未成年者のSNS中毒者の数が益々増えることになるのを懸念した結果による。
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