|
|
|
|
【Globali】
バッキンガム宮殿の改修工事で19世紀の新聞やタバコが見つかる(2018/01/23)
イギリス王室の中心地であるバッキンガム宮殿で現在行われているのは、10年がかりの電気系統改修工事だ。今回のプロジェクトでは宮殿内の全775室の老朽化した配線などが交換され、床下や天井裏など普段人が出入りしないようなところにまで電気技師たちが立ち入る。
作業員らは、改修の作業中に1889年11月7日付の「イブニング・スタンダード」の断片や当時イギリスで流行っていたタバコの箱「Navy Cut」「Woodbine」「Piccadilly」など数点を発見した。...
全部読む
イギリス王室の中心地であるバッキンガム宮殿で現在行われているのは、10年がかりの電気系統改修工事だ。今回のプロジェクトでは宮殿内の全775室の老朽化した配線などが交換され、床下や天井裏など普段人が出入りしないようなところにまで電気技師たちが立ち入る。
作業員らは、改修の作業中に1889年11月7日付の「イブニング・スタンダード」の断片や当時イギリスで流行っていたタバコの箱「Navy Cut」「Woodbine」「Piccadilly」など数点を発見した。新聞の断片にはチェスターフィールド伯爵が息子へ宛てた手紙の数々についての話や、当時の劇場の上演リストなどが載っていた。これらはおそらく、当時ビクトリア女王に仕えていた者によって破棄されたものだろうという。
バッキンガム宮殿の報道官はツイッターを通じて市民にこの件について興味深く伝えている。報道官は「現在行われている工事は、2キロメートルもの配線を交換する作業で、これはオリンピックの水泳プール40個分にも相当する。今のケーブルは1940年代に配線されたもので、老朽化で危険なものも含まれる可能性があるため交換している。」と工事内容についても紹介している。宮殿内のコンセントは6500個、照明器具は5000個にもおよぶという。
宮殿は公式ツイッター上に改修作業の様子や発掘されたものについて動画で説明したものを公開している。
改修工事は2027年まで行われる予定だ。
閉じる
その他の最新記事
|
|