8月29日付
Globali「北朝鮮をめぐる現況(3)-国連非難決議」の中で、“(北朝鮮が発射した)飛行距離2,000キロメーターにも及ぶと評価された潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の脅威を放置することはまずいと考えたのか、はたまた、9月初めに開催される主要20ヵ国・地域首脳会議(G20サミット)の開催国の中国として、関係各国の協力を仰ぐことが重要だと判断したためか、中国が態度を軟化したこともあって、この程ようやく国連安全保障理事会の非難声明が採択された”と報じた。そして暴走が止まらない北朝鮮は、この安保理非難声明に反発してか、あるいは、G20サミットや東アジアサミットの機会に、日米中韓が連携して北朝鮮非難に当ろうとしていることに抵抗してか、通算5度目となる核実験を実施した。
9月9日付米
『Foxニュース』(
『CNNニュース』報道引用):「北朝鮮、核弾頭搭載の核実験が成功と発表」
「●北朝鮮国営メディアは9月9日、北朝鮮が小型化・軽量化された核弾頭の実験に成功したと発表。
●2006年から通算5度目の核実験で、爆発力は10キロトンと推定され、前回実験のほぼ2倍の威力。
●因みに、広島投下の原爆は15キロトン。
●韓国国防部(省に相当)は、核実験が成功したのかどうか精査中とコメント。...
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9月9日付米
『Foxニュース』(
『CNNニュース』報道引用):「北朝鮮、核弾頭搭載の核実験が成功と発表」
「●北朝鮮国営メディアは9月9日、北朝鮮が小型化・軽量化された核弾頭の実験に成功したと発表。
●2006年から通算5度目の核実験で、爆発力は10キロトンと推定され、前回実験のほぼ2倍の威力。
●因みに、広島投下の原爆は15キロトン。
●韓国国防部(省に相当)は、核実験が成功したのかどうか精査中とコメント。
●米空軍は、WC-135コンスタント・フェニックス大気収集機を飛ばして大気中の空気サンプルを収集し、また、日本も4機のジェット機を飛ばして、それぞれ大気中の放射能濃度を調査。
●韓国気象庁は、マグニチュード5.0の人工地震を観測したと発表。」
同日付米
『ABCニュース』:「オバマ氏:北朝鮮の核実験には“深刻な対応”が必要とコメント」
「●ジョシュ・アーネスト大統領府報道官は、オバマ大統領が韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍晋三首相とそれぞれ電話で話し、3ヵ国が連携して北朝鮮の暴走に対して強い態度で臨み、更なる制裁の実施についても協議していくこととしたと発表。
●朴大統領は、愚かで無謀な行為とし、また、安倍首相は、断じて容認できないものとそれぞれ厳しく非難。」
同日付英
『ジ・インディペンデント』紙:「北朝鮮、5度目で過去最大規模の核実験が成功したと発表」
「●北朝鮮の5度目の核実験は、68回目の建国記念日に当る9月9日に、しかも、G20サミットが、北朝鮮の同盟国とされる中国で実施された直後に実行されており、中国の反発は必至。
●北朝鮮は、4度目の核実験及び度重なるミサイル発射実施で、国連安保理より世界で最も厳しい制裁を科せられているが、専門家によると、北朝鮮は、かかる制裁は核開発とミサイル計画には全く影響がないということを世に知らしめようとの決意の表れと分析。
●なお北朝鮮は、9月6日に3発の中距離弾道ミサイル“ロドン”を発射したが、飛行距離は620マイル(約1,000キロメーター)で、日本の排他的経済水域に着弾。」
同日付ロシア
『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「北朝鮮の核実
験を受け、安倍氏とオバマ氏が新たな制裁実施に動く」
「●
『共同ニュース』によると、安倍首相とオバマ大統領は緊急電話会議を開き、北朝鮮の5度目の核実験を強く非難し、新たな追加制裁を実施する準備に入ることで合意。
●なお、国連安保理は今年1月、北朝鮮の4度目の核実験を受けて、追加制裁を採択済み。」
同日付中国
『環球時報』(
『新華社通信』記事引用):「中国、北朝鮮の核実験に断固反対」
「●中国外交部は9月9日、北朝鮮の5度目の核実験を受けて、これは明らかに国連制裁決議違反であり、中国として断固反対するとする声明文を発表。
●更に、北東アジアの平和と安定のため、中国として、北朝鮮が核を放棄することを改めて強く求めるとも付言。」
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