米加州、おもちゃ売り場もジェンダーニュートラルへ(2021/10/11)
アメリカ・カリフォルニア州では、大型店舗でおもちゃや育児用品などを販売するコーナーに男女の色分けなどをしないジェンダーニュートラルな棚の設置が義務づけられるという。2024年からの実施だが、既に採り入れている店もある。
10月10日付米国
『USA Today』(AP通信引用)は「カリフォルニアで全米初、おもちゃ売り場のジェンダーニュートラル義務化へ」との見出しで以下のように報道している。
カリフォルニア州で、大型デパートの玩具や歯ブラシ等の売り場がジェンダーニュートラルとなる。ピンクやブルーに色分けする販売手法は男女のステレオタイプ化につながり子どもにプレッシャーを与えると主張するLGBT提唱者にとっての前進となる。...
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10月10日付米国
『USA Today』(AP通信引用)は「カリフォルニアで全米初、おもちゃ売り場のジェンダーニュートラル義務化へ」との見出しで以下のように報道している。
カリフォルニア州で、大型デパートの玩具や歯ブラシ等の売り場がジェンダーニュートラルとなる。ピンクやブルーに色分けする販売手法は男女のステレオタイプ化につながり子どもにプレッシャーを与えると主張するLGBT提唱者にとっての前進となる。
この州法はデパートの伝統的な男女別コーナーを禁止するものではないのだが、大型店へは伝統的に男女別に売られていた商品でも、性別を分けずに陳列されるジェンダーニュートラルな棚を設けることを義務づけている。だが衣類は対象とならず、おもちゃ類や衛生用品や乳児用品などの「育児アイテム」のみに適用となる。また、従業員500人以上の店舗のみが対象となるため中小企業は例外となる。
法案を主導した民主党のエヴァン・ロウ議員は、あるスタッフが10歳の娘が商品によって女の子が使えないものがあるのはなぜか尋ねていたというのを聞いたことが法案のきっかけだとしている。当法案へは、共和党の一部や保守派団体から「政府が子どもの商品選びに口出しすべきでない」とする反対意見があった。
カリフォルニア州が義務化初の州となるが、大手デパートで既に陳列を変えている企業も複数ある。全米に1915店舗を持つ「ターゲット」(ディスカウントストア)は、2015年に男女分け陳列廃止を発表していた。
同日付米国『FOXビジネス』は「カリフォルニアの大型店舗でおもちゃ売り場のジェンダーニュートラル義務化へ」との見出しで以下のように報道している。
民主党のギャビン・ニューサム州知事は今月8日、小売店で子供向け玩具の棚を性別で分けることを禁止する法案に署名した。この州法では、従業員500人以上の店舗に対し子供向けの商品やおもちゃコーナーで男女の別を設けないよう義務化するもの。衣服は例外とするが、これまで男児向けや女児向けとして販売されてきた商品もすべて対象となる。
民主党のエヴァン・ロウ議員が提出した法案で、2024年1月から有効となる。違反した場合は250ドル~500ドルの違反金となる。ロウ議員は、「型にはまったジェンダー意識を取り払い、子どもは(男女関係なく)子どもとして扱われるべき。この法により加州全体さらに全米において、有害で時代遅れのステレオタイプを無くそう」と述べている。
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ワクチン接種を呼びかけたドナルド・トランプ氏にブーイング、米アラバマ州(2021/08/24)
ドナルド・トランプ前大統領が、医療がひっ迫しているアラバマ州で集会を行い、ワクチン接種を呼びかけたが、マスク非着用の支持者からブーイングが起きたという。
8月23日付米国
『USA Today』は「アラバマ州の集会で支持者にワクチン接種を勧めたトランプにブーイング」との見出しで以下のように報道している。
先週土曜トランプ前大統領がアラバマ州で演説を行った際、支持者へのワクチン接種を促しブーイングされる一場面があった。集会は同州バーミンガムから北へ50マイルのカルマンで行われた。
トランプ氏は演説で、ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソンの3つのワクチンが大統領任期中の9か月で開発されたことを強調し、「個人の自由なのは承知だが、正しいことをしなければならない。...
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8月23日付米国
『USA Today』は「アラバマ州の集会で支持者にワクチン接種を勧めたトランプにブーイング」との見出しで以下のように報道している。
先週土曜トランプ前大統領がアラバマ州で演説を行った際、支持者へのワクチン接種を促しブーイングされる一場面があった。集会は同州バーミンガムから北へ50マイルのカルマンで行われた。
トランプ氏は演説で、ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソンの3つのワクチンが大統領任期中の9か月で開発されたことを強調し、「個人の自由なのは承知だが、正しいことをしなければならない。ワクチンを受けることをお勧めする。私も受けたが良いぞ」等と述べ、ワクチンを受けるよう指示した。
その後すぐ、一部の観客からブーイングが聞こえたが、そのほとんどはマスクを着けていない参加者だったという。トランプ氏もその反応に気づき、「今の(ブーイング)は大丈夫だ」と述べた。
アラバマ州は、ワクチン接種率が36%に過ぎず、これ以下の接種率の州としては、アイダホ、ワイオミング、ミシシッピ、ウェストバージニアの4州のみ。一方、CDCによれば、アラバマ州の新規感染者2日前には3千人台だったにもかかわらず、土曜の新規感染者はゼロと報告されているという。同州の保健当局によると、先週の陽性者は2.1万人以上の陽性者がいた。
アラバマ州では、カルマンを含む殆どの郡で多くの感染者が多数出ており、ICU病床が足りていないと報じられている。同州ケイビー知事は、7月には陽性者増加はワクチン未接種者の責任だとして同州のワクチン接種率の低さを批判した。カルマン市の緊急事態宣言に伴い、市内の病院は市に対し、感染者が増加した場合困難が生じるとして、トランプ集会への緊急サービス提供を要請していた。
8月22日付米国『Insider』は「コロナ緊急事態宣言2日後のアラバマ州カルマン市で感染拡大を招きかねないトランプ集会開催」との見出しで以下のように報道している。
ドナルド・トランプ氏が土曜、アラバマ州カルマン市のヨークファミリーファームズで「セーブアメリカ」集会を開催。カルマン市は緊急事態宣言下にあり、病院や救急室がひっ迫し、病床や人員が足りず、救急車も危機的状態で、ヘルスケアシステムが崩壊している。そんな中、トランプ前大統領は、マスク非着用の数千人が集結する集会を開いた。
ジョージ・スコットの有名な「パットン」スピーチや「ゴッドブレスザUSA」の後、トランプ氏はお決まりの題目、ロシア、移民、いわゆる「過激左派」、中国ウイルスと呼び続けているコビット19について演説。参加者は、トランプグッズを身に着け、赤白青カラーに身を包み、「USA」や「トランプ再来を」と叫んだ。
カルマン市のあるカルマン郡では、ここ2週間で入院者数が218%上昇。カルマン地域医療センター長は、これ以上入院患者を増やさないため、集会現地に、緊急医療技術者を配備する等の特別支援を求めていたという。アラバマ病院協会のドナルド・ウィリアムソン会長は先週、WSFA 12ニュースのインタビューで、同州のICU病床がひっ迫していると述べていたという。
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