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【Globali】
南極大陸:ロシアが5110億バーレルの原油埋蔵量を有する鉱脈を発見か?(2024/05/17)
『フランスGEO誌』5月15日付けは、ロシアが5110億バーレルの埋蔵量を有する巨大鉱脈を南極大陸で発見したと伝えている。この原油埋蔵量は世界最大の産油国サウジアラビアの2倍に相当する。南極は天然資源開発が国際条約で禁止されているが、ロシアのプーチン政権次第で、ロシアにより南極の原油資源が狡猾に開発生産され、これまでの世界レベルの地球温暖化防止キャンペーンを破壊する要因にならないかが危惧されている。
1959年からの南極に関する協定調印によって南極は、ある意味では人類の共有遺産で、学術調査を除いてはいかなる国も、自国のための資源開発は禁止されている。各国は南極に基地を設けて、気候変動の加速化や未知の巨大火山に関する研究など、様々な学術研究を行っている。
科学者たちは、研究目的のため南極で多くの掘削作業を行っている。ロシア人の研究グループは、数年前、掘削作業を行っている中で気がかりとなる大きな発見をして発表した。...
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1959年からの南極に関する協定調印によって南極は、ある意味では人類の共有遺産で、学術調査を除いてはいかなる国も、自国のための資源開発は禁止されている。各国は南極に基地を設けて、気候変動の加速化や未知の巨大火山に関する研究など、様々な学術研究を行っている。
科学者たちは、研究目的のため南極で多くの掘削作業を行っている。ロシア人の研究グループは、数年前、掘削作業を行っている中で気がかりとなる大きな発見をして発表した。すなわち、『ニューズウイーク誌』や『デイリー・テレグラフ誌』によると、ロシアの研究グループは、天然ガスと原油で満たされた巨大な地下鉱脈を発見したという。これまでの世界のエネルギー的、地政学的な地図を塗り替えるに充分な埋蔵量となり、人類の化石燃料依存体質からグリーンエネルギーへの転換ステップに歯止めをかける可能性があるという。
この発見はコビッド19感染症で世界がパニック状態となっていた2020年に『デイリー・テレグラフ誌』によって最初に報道されたが、その後、2023年からロシアの調査船が南アフリカの喜望峰と南極の間を往復するようになった。環境保護運動家によると、ロシアの南極調査船に乗り込んだ科学者たちは、掘削作業、地震探査による地層調査を行っており、いかにも南極の原油や天然ガスの鉱脈を探索しているように見えたという。(南極では、原油や天然ガスなどの資源開発は国際的に禁止されている。)
その後、『ニューズウイーク誌』が、ロシアの科学者から入手した情報によると、5110億バーレルの原油を埋蔵する鉱脈が見つかったという。
この原油埋蔵量は、今後の地球温暖化による異常気象の頻発を考慮しなければ、さらに40年間分の世界の原油需要を満たすという。
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