ギリシャ、30年来の熱波で森林火災が多発(2021/08/05)
ギリシャの首都アテネの北側で発生した大規模な森林火災により、首都上空には厚い煙が立ち込めている。住民は煙や熱から身を守るために、家の中に留まるように求められている。数日前から、未曾有の猛暑の影響で多数の火災に見舞われている。
仏
『レゼコー』と
『レクスプレス』によると、ギリシャ当局はアテネの住民や観光客に「窓やドアを閉めて、家にいる」よう呼びかけている。同市の北部では3日午後から、首都から約40キロ離れた場所で、制御不能の森林火災が発生し、300人が避難した。
ギリシャではこの1週間、過去30年間で最悪の熱波に見舞われ、火災が増加している。気温が43度を超える場所もあった。これらの火災によって放出される微粒子による大気汚染が首都で深刻化してきている。...
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『レゼコー』と
『レクスプレス』によると、ギリシャ当局はアテネの住民や観光客に「窓やドアを閉めて、家にいる」よう呼びかけている。同市の北部では3日午後から、首都から約40キロ離れた場所で、制御不能の森林火災が発生し、300人が避難した。
ギリシャではこの1週間、過去30年間で最悪の熱波に見舞われ、火災が増加している。気温が43度を超える場所もあった。これらの火災によって放出される微粒子による大気汚染が首都で深刻化してきている。地元メディアによると、これまで数十人の人が軽い呼吸困難のために首都圏の病院で治療を受けたという。
500人以上の消防士、9機のヘリコプター、5機の飛行機、そして軍や警察からの援軍を含めた大部隊が、アチャルネの町の近くにあるパルニタ山の麓に配備されている。4日朝、「状況は改善されており、今後数時間のうちに火災が収束することを期待している」と消防当局が発表した。
キリアコス・ミツォタキス首相は、4日の早朝に現場を訪れた後、「今のところ人的被害がないことを神に感謝する」と述べた。一時4つの地点で大規模な火災が発生していたが、現在はそのうちの3つを鎮火できた。
火は3日にアテネ中心部から約20キロ北に位置するヴァリンボンビの町で発生し、近隣の自治体にも急速に広がり、住民は避難を余儀なくされた。アテネの電力会社であるIPTOは、火災によって破壊された設備があるため、首都圏への電力供給の回復に努めている。
大規模な森林火災は、ギリシャだけでなくトルコでも発生している。トルコでは1週間前に発生した森林火災が、今も鎮火出来ていない。仏『RTL』によると、8月4日、エーゲ海に面したトルコ南部の火力発電所で、1週間近く続いている森林火災が、発電所に近づいたため、従業員たちは避難を余儀なくされた。目撃者によると、炎が発電所の周りを囲い始めたため、消防隊員、警察官、住民は全速力で現場から逃げ出したという。この火災は、これまで8人の犠牲者を出し、トルコ南部の海岸沿いの広大な森林が破壊される中、発電所まで到達した。
発電所は、事前に石油と石炭で動く発電所を冷却するための水素タンクを空にして、念のため水で満たしたことを公表した。ミラス市市長がインターネット上で公開した画像には、発電所のすぐ目の前で火が猛烈に燃えている様子が写っており、「全員が避難している」とツイートした。
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欧州医薬品庁(EMA)、モデルナワクチンの12歳以上接種を承認(2021/07/26)
新型コロナウイルスの感染が再び世界で加速しており、特に欧米では感染力の強いデルタ型が感染の大半を占めるようになっている。こうした中、ファイザー・バイオンテック社のコロナワクチンに続き、モデルナ社製のワクチンもEU27カ国で12歳から17歳への使用が認可された。
仏
『ルモンド』紙によると、欧州連合(EU)はモデルナ社製のワクチンの承認を12歳から17歳まで広げた。欧州委員会によると、欧州では成人の半数がすでにコロナワクチンを接種している。12~17歳への投与方法は、18歳以上と同じで、4週間の間隔をあけて上腕の筋肉に2回注射する。
ワクチン効果は、12歳から17歳までの3732人の子どもを対象とした臨床試験で確認されている。この臨床試験では、12歳から17歳の若者に、18歳から25歳に見られるものと同等の抗体反応をもたらすことが確認された。...
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仏
『ルモンド』紙によると、欧州連合(EU)はモデルナ社製のワクチンの承認を12歳から17歳まで広げた。欧州委員会によると、欧州では成人の半数がすでにコロナワクチンを接種している。12~17歳への投与方法は、18歳以上と同じで、4週間の間隔をあけて上腕の筋肉に2回注射する。
ワクチン効果は、12歳から17歳までの3732人の子どもを対象とした臨床試験で確認されている。この臨床試験では、12歳から17歳の若者に、18歳から25歳に見られるものと同等の抗体反応をもたらすことが確認された。
仏『レゼコー』紙は、今回の承認により、フランスでは十代へのワクチン接種が促進される可能性があると伝えている。フランス国立衛生局によると、12歳から17歳までの若者のうち、少なくとも1回目のワクチン接種を受けたのは全体の28%、約135万人にとどまっている。フランスの専門家たちの間では、思春期の子どもたちへのワクチン接種は、国全体で集団免疫を獲得するための重要なステップだと考えられている。9月末以降、十代の若者も、飲食店、スポーツや娯楽施設、映画館など特定の公共の場所に行く際には、ワクチンパスの提示が必要となる。
モデルナのワクチンは、ファイザー製のワクチンとは異なり、薬局で購入することができるようになる。
仏『レクスプレス』誌によると、感染力の高いデルタ型が流行しているポルトガルでも、アントニオ・コスタ首相が、9月の新学期開始までに12歳から17歳までの子供たちにワクチン接種キャンペーンを進めることを発表した。
欧州医薬品庁(EMA)は、「成人で確認されたワクチンの安全性は、青年期の人の臨床試験においても確認された。したがって、12歳から17歳の子どもに対するワクチン接種の有益性がリスクを上回ると考えている」と声明で述べた。
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