トランプ米大統領、民主党との対立状態打開のため国境の壁を鋼鉄製にする考えを示す(2019/01/07)
トランプ米大統領は6日、メキシコとの国境に壁を建設する方針を崩さない姿勢を見せた一方で、建設費用の予算化をめぐり深まる民主党との対立を解消するため、壁をコンクリート製ではなく、鋼鉄製にする案を受け入れる考えを示した。
『AP通信』『ロイター通信』などのメディアが、トランプ大統領の発言について報じている。国境の壁建設をめぐる民主党との対立は収束せず、政府機関の一部閉鎖は3週目に入った。トランプ氏は、今後数日間の協議の結果次第では、壁建設の手段として国家の非常事態を宣言することもあり得ると改めて警告した。
トランプ氏の2016年大統領選時の公約である不法移民の阻止のために、56億ドル(約6,100億円)の壁建設費を予算案に盛り込むことを民主党は拒否している。...
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『AP通信』『ロイター通信』などのメディアが、トランプ大統領の発言について報じている。国境の壁建設をめぐる民主党との対立は収束せず、政府機関の一部閉鎖は3週目に入った。トランプ氏は、今後数日間の協議の結果次第では、壁建設の手段として国家の非常事態を宣言することもあり得ると改めて警告した。
トランプ氏の2016年大統領選時の公約である不法移民の阻止のために、56億ドル(約6,100億円)の壁建設費を予算案に盛り込むことを民主党は拒否している。下院議長となったナンシー・ペロシ前院内総務が主導し、民主党は先週、政府機関再開のため、壁建設費用を含まない予算案を下院で可決した。ペロシ氏は国境の壁は不道徳と非難している。
トランプ大統領は、ホワイトハウスで記者団に対し、「これは先ず安全の観点から、また米国を、我々が誰であるかを明確にするために、勝利すべき非常に重要な戦いだ。」と述べた上で、「人々の助けになるのであれば、壁はコンクリート製ではなく、鋼鉄製とすることも可能だ。その方が良いかも知れない。」と妥協案について言及した。
ミック・マルバニー大統領首席補佐官代行は、NBCの日曜朝の報道番組「ミート・ザ・プレス」で、鉄製のフェンスで合意すれば、民主党は壁建設費用の予算化に反対する立場を堅持することが可能と説明したが、民主党のステニー・ホイヤー下院院内総務は、鋼鉄製フェンスが妥協となるか問われ、「協議する。」とだけ語り、腹の内を見せなかった。
ペンス副大統領は6日、議員らと再度協議を行ったが結論には至らず、トランプ氏は、自身とペロシ氏、チャック・シューマー民主党上院院内総務の3人で問題を早期に解決できる可能性があるとして、両氏が歩み寄れば20分で解決してみせると述べたが、それが不成功に終わった場合には、最終解決には長い時間がかかるとの見解を示した。
この問題の解決まで政府機関の一部閉鎖の継続にトランプ氏が固執していることに対し、共和党議員の全員が賛成という訳ではなく、先ずは政府を再開した上で、国境問題を別途協議すべきと考えている議員もいる。現在、約80万人の政府職員が、休暇中か報酬無しで働いている状態であり、迅速な解決に向けて両党の歩み寄りが期待されている。
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元大統領補佐官、解雇通告された際の録音テープを公開(2018/08/14)
マニゴールト氏はドナルド・トランプ大統領のもとで補佐官をしていたが今年1月に辞任した。同氏は近く出版予定の暴露本に関連して、先日NBCの番組「ミート・ザ・プレス」に出演し、これまで報道機関が述べてきた彼女に対する不公平な人物描写について異議を唱えた。
番組の中で同氏は昨年ジョン・ケリー首席補佐官から解雇を言い渡された際、シチュエーション・ルーム(緊急対応室)の中で極秘に録音されたテープを公開した。...
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マニゴールト氏はドナルド・トランプ大統領のもとで補佐官をしていたが今年1月に辞任した。同氏は近く出版予定の暴露本に関連して、先日NBCの番組「ミート・ザ・プレス」に出演し、これまで報道機関が述べてきた彼女に対する不公平な人物描写について異議を唱えた。
番組の中で同氏は昨年ジョン・ケリー首席補佐官から解雇を言い渡された際、シチュエーション・ルーム(緊急対応室)の中で極秘に録音されたテープを公開した。シチュエーション・ルームは秘密保護の観点から本来、外部から電子機器などを持ち込むことを禁止されている。マニゴールト氏はこれについて「自分を守るため、録音したことを後悔はしていない」と述べた。
録音されたテープ内で、ケリー氏とされる人物の声がマニゴールト氏の「深刻な倫理違反」について話しており、ホワイトハウスは「友好的な船出」として同氏を送り出し、「将来評判に左右されることなく新たな職を見つけることができるだろう」と述べた。マニゴールト氏自身はこれを非常に明白な脅迫だと主張しており、「彼らは私に逃げることはできないと言って脅し、無理強いした」と話した。そのほかに同氏は番組内で、トランプ大統領や政権を誹謗中傷したり脅かしたりしないよう、秘密の合意として複数の職員がお金を受け取っていたと暴露している。
アナリストらはマニゴールト氏が録音機器をシチュエーション・ルーム内に持ち込んだことによるホワイトハウスのセキュリティー状況を問題視しているが、その一方で、なぜケリー氏が解雇通告にわざわざシチュエーション・ルームを使用したのか、極秘にする必要があったのかが疑問視されている。
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