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2024年05月03日(金)
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【Globali】
 

トランプ大統領のスウェーデン発言の波紋(2017/02/22)

トランプ米大統領は2月18日フロリダ州で支持者を集めた集会を行ったが、その中で自分の特定国からの入国を禁止した移民政策の正当性を訴えるために中東からの難民を受け入れているスウェーデンですら問題が起こっていると発言し、これが様々な波紋を起こしている。大統領はあたかも前日の夜スウェーデンでテロが起こったような発言をしたため、そのような事実はないとしてスウェーデン政府までが米国政府に発言の確認を求めることになった。その後大統領が明らかにしたところでは、前日の夜テレビで放送されたフォックスニュースの番組でスウェーデンの難民が犯罪等の問題を起こしている事実が紹介されたことを指しているものであった。米大統領の発言としては正確性を欠き混乱を招くものと言わざるを得ない。この発言を大統領がスウェーデンでテロが発生したと発言したと報じた日本の新聞、テレビに対しては、大統領はテロが起きたとは一言も言っておらず、誤報だという批判も出ているようであるが、大統領は真にお騒がせマンである。

2月20日付『ニューヨークタイムズ』は、「テレビ司会者の発言、トランプ大統領の耳へ、その後スウェーデンの不信へ」という見出しでこの騒動とその波紋を伝えている。

金曜日の夜フォックスニュースは、最近のイスラム教徒の移民により発生、エスカレートするスウェーデンの暴力問題についてのドキュメンタリー制作者へのインタビューを放送し、製作者ホロビッツ氏は「スウェーデン政府はこの問題を隠蔽しようと努めている」と発言、司会者のカールソン氏は「それはひどい」と応じた。...
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イタリアの銀行に公的資金注入へ(2016/12/28)

1472年創業で世界最古の銀行と言われる、イタリア第三位のモンテパスキ銀行は2008年の金融危機により生じた不良債権の処理が遅れており、今年行われた欧州中央銀行(ECB)の資産査定で資本不足を指摘されたため自力による50億ユーロの増資を検討したが、十分な資本を集めることが出来なかった。このためイタリア政府は公的資金の注入による救済に乗り出したが、12月27日のECB発表によると12月に入って預金の流出が加速しており資本不足額は80億ユーロにのぼる模様である。また金融危機後EU加盟国間で定めたルールによると、今後政府が銀行を救済する場合は、その銀行への投資家も一定の損失負担を負うことになっているが、ドイツ連銀の総裁は今回のイタリア政府の救済がこのルールに則っているか疑問を呈しており、最終的に欧州委員会の承認が取れるのか見通せない状況にある。金融危機とギリシャ危機で大きく傷ついた欧州の銀行には未だ未だ問題が残っているようである。

12月27日付『メールオンライン』(ロイター通信引用)は、「イタリア、モンテパスキ銀行救済のため65億ユーロ注入へ」という見出しで、火曜日消息筋が語ったところによると、イタリア政府は同国第3位のモンテパスキ銀行救済のため、当初予想を上回る約65億ユーロの公的資金を注入する見込みであると報じた。注入額が増加した理由は、ECBが同行の資本不足額を50億ユーロから88億ユーロに改定したためである。同行は先週50億ユーロの自力増資が不首尾に終わったため政府の支援を要請していた。...
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