スペースXの元社員が社内のセクハラを告白(2021/12/15)
イーロン・マスク氏の宇宙開発会社「スペースX」でのセクハラや女性差別を元エンジニアの女性が告白。同社は昨年にも元社員から同様の内容で提訴されている他、先月から今月にかけ、マスク氏の電気自動車会社「テスラ」でも、工場の職員複数名がセクハラを無視されたとして同社を提訴している。
12月14日付米国
『CNBC』:「スペースX元社員が性差別的社風を手記で訴える」:
元スペースX従業員の女性が14日公開の手記で、同社では差別が横行し、人事部はセクハラ被害者を保護していないと訴えているという。アシュリー・コサックさんは4年のインターンを経てエンジニアとして勤務、ブログで社風は絶望的で機能しておらず、解決するには会社を辞めるしかなかった等と告白。今年11月に退職した後はアップル社で勤務しているという。...
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12月14日付米国
『CNBC』:「スペースX元社員が性差別的社風を手記で訴える」:
元スペースX従業員の女性が14日公開の手記で、同社では差別が横行し、人事部はセクハラ被害者を保護していないと訴えているという。アシュリー・コサックさんは4年のインターンを経てエンジニアとして勤務、ブログで社風は絶望的で機能しておらず、解決するには会社を辞めるしかなかった等と告白。今年11月に退職した後はアップル社で勤務しているという。
コサックさんは2017年インターンを開始し、2019年にはフルタイムとなった。インターン時、社員寮にいるとき皿を洗っている時に男性インターンにお尻をつかまれたという。上司を含む2人に報告したが、人事には報告が上がらず状況も改善されなかった。その後2年のインターン時代で、多くの男性職員からのセクハラ行為があった。コロナ禍でリモートワークをしている間も、会社の男性から誘いを受けたりしたが、個人的なことで公に話す内容ではないと言われたという。
スペースXは全米で約1万人の従業員がおり、コサックさんの周りはロスの本社やフロリダの打ち上げ施設に配属されていた。中にはグウィン・ショットウェルにように社長兼COOになった女性もいるが、女性エンジニアは往々にして、オンラインで視聴可能なウェブキャストを担当するという。
13日発売のタイム誌のインタビューでマスク氏は、テキサス州のスターシップ開発施設は「技術修道院のようなもの」で、男性主体の職場だと表現。女性は少数で殆どいないと述べている。
社風を内部批判されているのは他社も同様で、今年ジェフ・ベソス氏のブルーオリジン社についても元社員が同様の告発文を公表している。
同日付米国『ビジネスインサイダー』:「イーロン・マスクのロケット企業での“女性蔑視横行”を元エンジニアが告白」:
元エンジニアがスペースXで性差別が横行していると批判する文書を公表した。
ミッションインテグレーション部門で働いていた元エンジニアの女性は、同社でセクハラにあったが上司や人事が適切な対処をしなかったと訴える。14日にはVergeで、更に4人から、同社勤務中にセクハラ被害や目撃をしたという告白が報じられた。
元エンジニアの女性は寮のキッチンで、同僚男性に後ろから捕まれ、チーム交流会では、同僚が服の上から体を触られたという。男性社員の中には、同意なしに女性社員にハグをしたり、仕事中視線を送ってきたり、会社関係のイベントをデートと勘違いしている男性社員もいるという。上司に訴え人事に報告したが、殆どフォローがなく誰も頼りにならないと感じたという。
女性COOや人事部長と面会したが彼らは苦情が上がっていることすら知らず、解決方法のリストを提出するよう求められたという。結果、精神科医からパニック発作や動機を理由に退職を勧められ転職した。現在COOは同社のハラスメント改善を強調し人事部へ第三者による聞き取りを行う姿勢をみせている。
同社の職場環境への不安を訴える例は他にもあり、昨年には元インターンがセクハラを人事に報告したことでフルタイム職を解かれたとして同社を提訴したが、双方の和解で終わった。また過去1か月、マスク氏の電気自動車会社テスラの工場の職員8人が、セクハラを無視されたとして同社を提訴している。
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中国、日本が台湾を軍事的に守るのであれば核爆弾使用の可能性を示唆(2021/07/16)
中国の地方政府委員会が、日本への核爆弾投下を呼びかける動画をソーシャルメディアで公開した。
米ニュースサイト
『ビジネスインサイダー』によると、中国の地方自治体の公式ソーシャルメディアアカウントが、日本が台湾を軍事的に支持した場合に日本への核攻撃を行うよう呼びかける動画を再投稿した。
陝西省の主要都市である宝鶏市の市委員会が11日に投稿した動画は、「もし日本が中国の台湾統一に対して軍事介入するなら、日本への例外的な核攻撃を行うことを推奨する」と訴えている。
中国は、非核保有国に対して核攻撃は行わず、核兵器は自衛のためだけに使用することを宣言しているが、台湾を支援した場合の日本には例外的に使用できるというのである。...
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米ニュースサイト
『ビジネスインサイダー』によると、中国の地方自治体の公式ソーシャルメディアアカウントが、日本が台湾を軍事的に支持した場合に日本への核攻撃を行うよう呼びかける動画を再投稿した。
陝西省の主要都市である宝鶏市の市委員会が11日に投稿した動画は、「もし日本が中国の台湾統一に対して軍事介入するなら、日本への例外的な核攻撃を行うことを推奨する」と訴えている。
中国は、非核保有国に対して核攻撃は行わず、核兵器は自衛のためだけに使用することを宣言しているが、台湾を支援した場合の日本には例外的に使用できるというのである。
この動画は、中国版ユーチューブである動画投稿サイト「西瓜視頻」に投稿されたもので、元々は、200万人以上のフォロワーを持つ軍事解説チャンネル「六軍韜略」が作成したもの。しかし六軍韜略は、この投稿を削除している。
動画では、麻生副総理が今月初めに、台湾が侵略された場合、日本は台湾の防衛に協力する必要があると発言したことに対して、動画のナレーターは、日本が「歴史から教訓を学んでいない」とコメントし、「日本が二度目の無条件降伏を表明するまで、核爆弾を使用し続ける」ことを提唱している。
また動画は、中国が日本に対して「新旧の憎しみを結びつけるべきだ」と提案し、中国の視聴者に、第二次世界大戦中の日本の中国侵略に対する憤慨と、麻生副総理の最近の台湾発言への憤りを結びつけるよう促している。そして、「我が国は、前世紀にはなかったような大きな変化の中にある。我が国の平和的台頭を確保するためには、対策を講じる必要がある」とし、日本への核攻撃の推奨を繰り返している。
宝鶏政府が再投稿したこの動画には、15日までに、6,673件の「いいね!」と15万回の再生回数があり、中国のソーシャルメディアのユーザーは、コメント欄でこの動画を賞賛している。「このビデオは、我が国の多くの人々が考えていることを表している」というコメントや、「いいね! 私はこれを全面的に支持する!復讐の日が来た!」などのコメントを残している。 また、中国がミサイルを撃ち込めば、あとは日本の原子炉が日本を破壊してくれるというような内容を書いている人もいた。
米ニュースサイト『ブライトバート』によると、動画が公開された動画投稿サイト「西瓜視頻」は、「ティックトック」を運営する中国のBytedance社が所有しているという。六軍韜略は当初7月11日に投稿し、同日、地方自治体の公式アカウントで投稿された後、六軍韜略のアカウントでは削除された。削除されるまでの間に200万回以上の再生回数を記録した。
米ニュースサイト『ネーション・アンド・ステート』は、中国は独自の核戦力の開発に力を入れているようだと報じている。6月に公開された衛星画像には、ゴビ砂漠に100基の核ミサイルサイロが建設されている様子が写っている。6月には、中国が昨年1年間で核ミサイルを30基増やしたという報告もされている。
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