おもちゃ業界は2021年に販売額の記録を更新すると予測(2021/12/11)
ユーロニュースTVチャンネルによると、オンラインゲームやテレビゲームの発展に普及にも関わらず、伝統的なおもちゃの人気はこのところ、上り調子だという。
昨年2020年、世界でのおもちゃ業界の売り上げは950億ドル(=約10.5兆円)を達成し、2019年よりも2.6%増加している。今年も年末の祝祭日の多い季節が近づいており、現在の調達システムの障害が解消されるとすれば2021年のおもちゃの売り上げは、昨年の記録を更新するものと予想されている。
米国の市場調査会社、NPDグループによると、2021年上半期のおもちゃの売れ上げは、15%増加したという。...
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昨年2020年、世界でのおもちゃ業界の売り上げは950億ドル(=約10.5兆円)を達成し、2019年よりも2.6%増加している。今年も年末の祝祭日の多い季節が近づいており、現在の調達システムの障害が解消されるとすれば2021年のおもちゃの売り上げは、昨年の記録を更新するものと予想されている。
米国の市場調査会社、NPDグループによると、2021年上半期のおもちゃの売れ上げは、15%増加したという。売上高の1/4以上は、購買力のある子供と大人間の19-29才の年令層によるという。
このヤングアダルトが伝統的なおもちゃ、すなわち、1970年代の汽車のモデルや1980年代のトランスフォーマーのモデルなどの流行の火付け役になっているという。
ロンドンの260年の歴史を持つおもちゃ屋、ハムリーズの購買責任者ジョー・トンブ(30才代の女性)によると、今年のクリスマスプレゼントのトップ10には昔流行したアイテム、例えば、レゴ、バービー人形、ポケモンなどが選ばれているという。これらは人気のあるアイテムで、年々、人気が高まっているという。
ジョー・トンプによれば、コビッド19感染の流行で人々が自宅にいる機会が増えておもちゃと接することが増えてノスタルジーを誘った感があり、これが販売増加に貢献したと分析している。
バービー人形やヘーマン人形を手がける米国おもちゃ会社、マテル社は最近の調達システムの渋滞遅延にも関わらず、今年は記録的な収益となると予想している。
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コロナ禍のクリスマス(2020/10/27)
コロナ禍にあっても年末商戦に向け、玩具メーカーは世界的に堅調な売上を期待。教会等各地で行われる集いは、ソーシャルディスタンスを保つ等、以前とは違う形となるが、今年も行われるようである。
10月26日付英国
『BBC』は「玩具メーカーはコロナ禍でもクリスマス商戦に期待」との見出しで以下のように報道している。
年末商戦に向け、玩具メーカーは世界的に堅調な売上を期待をしている。コロナ禍によるバービー人形やボードゲームの需要増を受け、モノポリーやジェンガのメーカー「ハスブロ」は、休暇シーズンに向け投資家に明るい見通しを示した。今年9月まで、ハスブロの売上は昨年比で13%上昇。
ライバル会社「マテル」も先週、数十年で一番の売上を記録した。...
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10月26日付英国
『BBC』は「玩具メーカーはコロナ禍でもクリスマス商戦に期待」との見出しで以下のように報道している。
年末商戦に向け、玩具メーカーは世界的に堅調な売上を期待をしている。コロナ禍によるバービー人形やボードゲームの需要増を受け、モノポリーやジェンガのメーカー「ハスブロ」は、休暇シーズンに向け投資家に明るい見通しを示した。今年9月まで、ハスブロの売上は昨年比で13%上昇。
ライバル会社「マテル」も先週、数十年で一番の売上を記録した。同社のバービー人形で、2003年以来四半期売上最高に達した。家族がコロナ禍によるロックダウンで、子どもの退屈しのぎに、玩具やゲームを購入した背景がある。同社の最高責任者は、経済の危機的状態にありながら、玩具業界全体が力強く回復し続けているとしている。同社の売上は昨年比2%ダウンしたが、バービーなどの商品は数年来の売上となった。2020年最初の9か月で人形の全体売上は15%アップしたという。
アナリストは今後数ヶ月に、出費がかさんだ人々の買い渋りがおきるとみているが、一方で玩具メーカーは好調な増収益が続くと見られている。過去の例をみても、経済悪化のときでさえ、親は子供のニーズを優先するという。特に今年の様なストレスの多い年にはなおさらである。
同日付ドイツ『The Local de』は「2020年ドイツのクリスマスはどうなる?」との見出しで以下のように報道している。
クリスマスといえば、サンタクロース、プレゼント、教会のミサ。だが今年は、コロナ禍により、状況が異なっている。厳しいソーシャルディスタンスが敷かれ、いくつかのクリスマス市は中止される予定である。
それでも、1人で祝う人はいないので祝祭は行われることとなるだろう。カトリック大司教区は、以前とは違う形となるが、教会のミサは今年も行われると期待している。今年は長く続いた伝統を見直し、創造的に新たな形をつくっていくことになる。祖父母が訪問できないなら、スカイプでつなぎ一緒にプレゼントを開ける等、旅行出来ない点は、テクノロジーを活用すればよい。
サンタクロース役者派遣団体のPetra Henkert会長は、衛生管理や距離確保の規制はあるが、今年もサンタクロースを派遣できるという。通常は各地に40~50人の男性を派遣しており、今年も既に申込が入っているという。時には1日に10~12軒回るので、衛生管理が必須だ。
現在では、多くの集まりが屋外で開催となっている。多くの教会ミサも屋外や、市内最大級の施設スタジアム、ドライブインシネマなどで行われている。ライブ配信や中継ミサも検討されている。
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