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2024年05月05日(日)
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【Globali】
 

鴻海精密工業、東芝半導体事業に入札へ(2017/03/02)

シャープ救済のための出資を行った台湾の鴻海精密工業の郭董事長は3月1日中国広州の工場起工式で東芝が債務超過を回避するために分社化を計画している半導体事業に応札する意向を表明した。若し出資が実現すれば、鴻海は日本の大手電機メーカー2社を傘下に持つことになる。

3月2日付台湾『タイペイタイムズ』は、「鴻海、東芝半導体事業に視線」という見出しで、鴻海は昨日東芝の半導体事業買収の意向を認めたと報じた。
鴻海の郭董事長は中国の工場起工式で「我々はシャープの経験があり、真剣に出資を考えており自信もある」と語った。郭氏が東芝半導体事業買収について公式に認めたのは初めてである。昨日の「ブルームバーグ」の報道によると東芝は1.5兆円で半導体事業を売却するための入札を開始する予定であるが、鴻海以外に韓国のSKハイニックス、米マイクロン・テクノロジー、ウェスタン・デジタルなどが応札する予定である。...
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鴻海精密工業によるシャープ買収は成るか?(2016/02/26)

シャープは25日臨時取締役会を開催し台湾の鴻海精密工業(鴻海)からの買収提案を受け入れることを決定した。シャープはここ数ヶ月に亘って、鴻海からの提案と産業革新機構(INCJ)からの提案のどちらを選択するか慎重に検討を続けて来たが、最終的には総額6,600億円規模の支援を受ける金額的に優位な鴻海案に決定した。鴻海の案の方が銀行から多額の債権放棄を求めるINCJ案よりも銀行の負担が少ないため、銀行の意向も反映されたものと見られている。
しかし、肝心の鴻海からは25日、24日にシャープより送られて来た最大3,500億円に上る偶発債務についての資料を精査する必要があり、契約締結は数日延期すると発表された。鴻海の説明によれば、24日に資料精査の必要性をシャープには説明済みだということで、それでもシャープは25日取締役会を強行して決定したということになる。シャープから見れば最後の最後にまた癖玉が鴻海から投げられて来たということになるのであろう。というのも2012年3月鴻海から10%の出資を仰ぐことで合意が出来ていたにも拘わらず、その後シャープの株価が下がったことを理由に鴻海が出資を取りやめたという苦い経験がある。今回の買収案も最終的な契約に至るまでには未だ一波乱ありそうな雲行きである。
日本のメディアはシャープの鴻海買収案受け入れ決定を前面に大々的に報じており、鴻海の契約延期の話は比較的小さく扱われている。一方海外のメディアでは、鴻海の契約延期を大きく報じ、買収の成り行きについて慎重な見方をしている。

2月25日付『ニューヨークタイムズ』は、「鴻海、55億ドルのシャープ買収案に躊躇」という見出しで、25日の数時間の間はシャープが鴻海の55億ドルの買収提案を手に入れたと思われたが、その後急展開し鴻海は突然契約締結に躊躇し出したと報じた。「鴻海は、大きな家屋の大改造を沢山の住人が住み続ける中で、それも外国語で行なわなければならないようなものだ」というアナリストのコメントを伝えている。

2月25日付『ロイター通信』は、「鴻海、非開示債務を理由にシャープ買収を延期:関係筋」という見出しで、関係者よりの情報によれば鴻海がシャープ買収を延期したようだと報じた。...
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