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ワクチン・ロシア・自国製で攻勢・EUは足並み乱れ警戒(3月27日)
これまで3種類のワクチンを開発しているロシアはプーチン大統領も今月23日に自ら接種し安全性を強調した。
ロシア・プーチン大統領は「私たちは自信をもってロシアのワクチンは絶対的に信頼でき安全だと言えるし実際にそれは証明されている」と話した。
ロシアの政府系ファンドが先頭に立って外国に売り込んでいるのが「スプートニクV」で最終段階の臨床試験で91.6%の有効性があったとする中間報告が英国の医学雑誌に掲載されこれまで中東やアジアなど50以上の国・地域で承認されているとのことである。...
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これまで3種類のワクチンを開発しているロシアはプーチン大統領も今月23日に自ら接種し安全性を強調した。
ロシア・プーチン大統領は「私たちは自信をもってロシアのワクチンは絶対的に信頼でき安全だと言えるし実際にそれは証明されている」と話した。
ロシアの政府系ファンドが先頭に立って外国に売り込んでいるのが「スプートニクV」で最終段階の臨床試験で91.6%の有効性があったとする中間報告が英国の医学雑誌に掲載されこれまで中東やアジアなど50以上の国・地域で承認されているとのことである。
今ロシアはワクチンの供給が遅れているEUに攻勢をかけておりEUの医薬品規制当局に対し「スプートニクV」の販売許可に向けた申請を行った。
プーチン大統領は新型コロナウイルス対策でロシアが欠かせない役割を担っているとアピールする狙いもある。
こうした中、ハンガリーはいち早く独自の基準でスプートニクVを承認し接種を開始している。ハンガリー・シーヤールト外相は「我々は国民の命を守るための決断を余儀なくされている」と話した。
変異ウイルスが拡大し医療がひっ迫する中、イタリアもスプートニクVを独自に購入する可能性を示唆している。イタリア・ドラギ首相は「ヨーロッパの連携がうまくいかなければ健康の問題は単独で行動する覚悟が必要だ」と話した。
EU・フォンデアライエン委員長は「ロシアでは自国民への接種が十分に進んでいないにも関わらずなぜ何百万ものワクチンを提供しているのか疑問だ」と話し不信感をあらわにした。
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アストラゼネカ製ワクチン・治験で最新データ不使用か(3月24日)
アストラゼネカ製ワクチンをめぐりまたもや問題が浮上している。
アストラゼネカは米国で行った治験の結果、新型コロナウイルスのワクチンについて発症を79%減らし重症化を100%防いだと発表したばかりである。
しかし米国の保健当局がこの治験について最新のデータを使用してないのではないかと疑問視している。
アストラゼネカ社は中間分析報告は2月7日までの結果に基づくものでより新しいデータを48時間以内に発表する。...
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アストラゼネカ製ワクチンをめぐりまたもや問題が浮上している。
アストラゼネカは米国で行った治験の結果、新型コロナウイルスのワクチンについて発症を79%減らし重症化を100%防いだと発表したばかりである。
しかし米国の保健当局がこの治験について最新のデータを使用してないのではないかと疑問視している。
アストラゼネカ社は中間分析報告は2月7日までの結果に基づくものでより新しいデータを48時間以内に発表する。
その内容はすでに発表した内容と一致すると述べている。問題は治験は医学の基盤に当たるもので、研究者も一般市民もその結果を信頼できることが重要だと言っている。
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アストラゼネカ・“試験で79%の有効性”(3月23日)
英国・アストラゼネカは、新型コロナウイルスのワクチンについて、米国、チリ、ペルーで行っている臨床試験で、79%の有効性があったとする暫定的な結果を発表した。
重症化例はなかったという。臨床試験の参加者のおよそ20%が65歳以上で、この年代では発症を防ぐ有効性は80%だったとしている。
接種後に血栓が確認された例があるなどとしてヨーロッパなどの一部の国で予防的な措置として一時、接種を見合わせる動きが相次いだが、少なくとも一回接種したあとは血栓症などのリスクが高まる状況は確認されなかったとしている。...
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英国・アストラゼネカは、新型コロナウイルスのワクチンについて、米国、チリ、ペルーで行っている臨床試験で、79%の有効性があったとする暫定的な結果を発表した。
重症化例はなかったという。臨床試験の参加者のおよそ20%が65歳以上で、この年代では発症を防ぐ有効性は80%だったとしている。
接種後に血栓が確認された例があるなどとしてヨーロッパなどの一部の国で予防的な措置として一時、接種を見合わせる動きが相次いだが、少なくとも一回接種したあとは血栓症などのリスクが高まる状況は確認されなかったとしている。
アストラゼネカは近くアメリカのFDAに対して緊急使用の許可を申請するとしている。
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アストラゼネカ製ワクチン・接種一時見合わせる国も(3月17日)
接種した後に血栓が報告されたとして、アストラゼネカなどが開発したワクチンの接種を見合わせる国が相次いでいる。
アストラゼネカは、科学的な根拠に基づいてワクチンを安心して使用できるとする声明を発表した。
WHOは・スワミナサン主任科学者は「新型コロナのワクチンと関連があると確認された死亡例はない」とコメントした。
EU医薬品規制当局がイヤンセンのワクチンにゴーサイン(3月12日)
EU医薬品規制当局は米国のジョンソン&ジョンソンの開発部門、イヤンセンが製造するワクチンにゴーサインを出した。
フランスでは高等保健局が12日、あるいは13日も調査を行い接種対象を明らかにする見通しである。
このワクチンの利点は接種が1度で済むこと。また冷蔵庫などでも保管が可能なことから薬局などでも接種が容易となる。
有効性4万人以上を対象に行われた治験結果をみると接種から28日後の全体的な有効性は66%だが、重症化については85%の有効性を示していて、集中治療が必要になるような重症化を防げるかどうかだがこのワクチンの有効性はほぼ完ぺきという。...
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EU医薬品規制当局は米国のジョンソン&ジョンソンの開発部門、イヤンセンが製造するワクチンにゴーサインを出した。
フランスでは高等保健局が12日、あるいは13日も調査を行い接種対象を明らかにする見通しである。
このワクチンの利点は接種が1度で済むこと。また冷蔵庫などでも保管が可能なことから薬局などでも接種が容易となる。
有効性4万人以上を対象に行われた治験結果をみると接種から28日後の全体的な有効性は66%だが、重症化については85%の有効性を示していて、集中治療が必要になるような重症化を防げるかどうかだがこのワクチンの有効性はほぼ完ぺきという。
フランスはEUを通じてこのワクチンを300万回分発注しているが4月には供給上の問題があり100万回分のみになる。
サノフィは夏の終わりまでにライバルであるイヤンセンのワクチン製造を自社で行うことを約束している。
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