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大相撲秋場所直前に部屋内クラスター感染発生(9月11日)
13日から両国国技館で初日を迎える大相撲秋場所。直前になって心配なニュースが入ってきた。日本相撲協会は10日、玉ノ井部屋に所属する力士18人が新型コロナウイルスに感染したことを新たに発表。今月5日に1人の感染を確認しており、部屋の関係者32人がPCR検査を受けていたが、合計19人のクラスター感染となっていたことが判明した。
感染者のなかには元幕内力士の富士東(現在十両14枚目)も含まれている。...
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13日から両国国技館で初日を迎える大相撲秋場所。直前になって心配なニュースが入ってきた。日本相撲協会は10日、玉ノ井部屋に所属する力士18人が新型コロナウイルスに感染したことを新たに発表。今月5日に1人の感染を確認しており、部屋の関係者32人がPCR検査を受けていたが、合計19人のクラスター感染となっていたことが判明した。
感染者のなかには元幕内力士の富士東(現在十両14枚目)も含まれている。このうち現在12人が入院しているがいずれも軽症。ほかの7人については無症状のため部屋内に隔離されており、今後入院治療を行う予定だという。これを受けて、玉ノ井親方(元大関・栃東)と所属力士全員の九月場所全休が決まった。
芝田山広報部長は「国技館内も各相撲部屋でも感染防止、衛生対策をしっかりやっている。開催には全然問題ない」ことを強調。協会では秋場所は予定どおり開催するとしている。
すでに報じられている通り、政府はイベントの人数制限について緩和の方向だ。プロ野球やサッカーなどの大規模スポーツイベントでの5000人の上限は撤廃するとしているが、これまで大相撲では協会独自により厳しい2500人の制限を設けてきた。少し気が早いが11月に予定される一年納めの九州場所の開催はどうなるのだろうか。例年通り福岡国際センターで行うか、それとも両国国技館となるのか。いずれにせよ升席や土俵下の砂被りなどでは、従来の方式で土俵の熱戦を楽しむことは難しくなると思われる。Withコロナ時代ではスポーツ観戦の光景も長期間にわたり変容させそうだ。
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Jリーグ第15節・興梠慎三が通算150得点(9月10日)
コロナによる中断期間のあったJリーグもそろそろリーグ戦の折り返しを迎えようとしている。J1は第15節まで消化。9日の埼玉スタジアムの試合では浦和の興梠慎三が、史上6人目となるJ1通算150得点を達成した。
興梠はプロ16年目の34歳。2005年に鹿島に入団し、アントラーズのJ1三連覇に貢献した。2013シーズンから浦和に移籍。Jリーグ一筋でプレーしてきた男が出場420試合目で金字塔を打ち立てた。...
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コロナによる中断期間のあったJリーグもそろそろリーグ戦の折り返しを迎えようとしている。J1は第15節まで消化。9日の埼玉スタジアムの試合では浦和の興梠慎三が、史上6人目となるJ1通算150得点を達成した。
興梠はプロ16年目の34歳。2005年に鹿島に入団し、アントラーズのJ1三連覇に貢献した。2013シーズンから浦和に移籍。Jリーグ一筋でプレーしてきた男が出場420試合目で金字塔を打ち立てた。今年7月8日には浦和での通算100ゴールを達成したチーム初の選手となっている。ちなみに今季で鹿島・浦和とも8シーズンずつプレーしたことになるが、ゴール数は浦和に来てからの方が圧倒的に多い(鹿島49・浦和101)
この日はセレッソ大阪でもメモリアルゴールが誕生。奥埜博亮が決めた先制ゴールがクラブのJ1通算1000ゴール目となった。
なお、上位5チームはそろって勝利。首位の川崎フロンターレは二十歳のルーキー宮代大聖が後半40分過ぎにJ1初ゴール。これが決勝弾となり3-2で神戸を下した。3連勝で勝ち点を「41」とし、首位を独走している。
3年ぶりの4連勝で6位に浮上してきたのが鹿島だ。開幕戦では札幌に0―3で完敗。リーグ再開直後の7月第4節まで4連敗とチームワースト記録を更新してしまったが、そこから持ち直してきたのは流石の底力か。先月は黄金期を支えてきたDF内田篤人の引退表明もあった。「勝つことが一番重要(ザーゴ監督)」ようやく上昇気流に乗ってきた常勝軍団の逆襲が始まる。
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プロ野球&Jリーグの観客上限緩和へ・課題は(9月9日)
スポーツ界がさらに一歩日常への回帰の歩みを進める。8日、日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ・Jリーグは共同で、現在新型コロナウイルス対策のため5000人までとしている観客数の上限を見直すよう求める要望書を政府に提出した。
これはこの日オンラインで開かれた、プロ野球・Jリーグ合同の15回目となる「新型コロナウイルス対策連絡会議」で決定されたもの。会議後の会見でNPB・斉藤惇コミッショナーは、感染状況が落ち着きあるという認識を示し、「状況の変化に対応し、来年に向けて入場者数の見直しをお願いしたい」と語った。...
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スポーツ界がさらに一歩日常への回帰の歩みを進める。8日、日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ・Jリーグは共同で、現在新型コロナウイルス対策のため5000人までとしている観客数の上限を見直すよう求める要望書を政府に提出した。
これはこの日オンラインで開かれた、プロ野球・Jリーグ合同の15回目となる「新型コロナウイルス対策連絡会議」で決定されたもの。会議後の会見でNPB・斉藤惇コミッショナーは、感染状況が落ち着きあるという認識を示し、「状況の変化に対応し、来年に向けて入場者数の見直しをお願いしたい」と語った。要望書では観客数の上限を、最大2万人か試合会場の収容人数の50%のどちらか少ない方を目安とするよう求めるとしている。Jリーグ・村井満チェアマンは「安全に観戦してもらえるという手応えを感じている」とのコメントを発表した。
スポーツ以外でもすでに同様の動きは始まっている。政府内ではクラシックコンサートや能など観客が声を出さないイベントについては収容人数を70%や80%まで緩和することが検討されているという。早ければシルバーウイークがスタートする19日からの緩和が考えられるが、11日に行われる政府の分科会で最終的に判断される見込みだ。
ここまでのリーグ戦を見ると、プロ野球は殆どの試合で5000人の上限に近い観客数が続いている。一方、J1ではこれまでホームで1万人から2万人程度の動員を誇っていたクラブでも2000~3000人台の観客数にとどまっているところも散見される。熱心なサポーターはともかく、ライトな客層はまだまだ感染の危険性をおそれて、人の多く集まる場所を避ける傾向が続いているのではないかと思われる。サッカーの場合、上限2万人となるとほぼフルスペックの動員となるクラブも多い。このWithコロナ時代、いかにファンの不安を払拭するかは大きな課題だ。万全の対策を施しながら、安心してスタジアムに足を運んでもらうための取り組みや営業努力が一層強く求められる。
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東京オリンピック開催にIOC委員が注目発言(9月8日)
1年間の延期となっている東京オリンピック。7日、IOC・国際オリンピック委員会の調整委員長を務めるコーツ副会長が、仏AFP通信のインタビューで「再延期や中止はない」との考えを示したという。東京五輪の準備状況を監督する要職にある人物の発言として注目される。
コーツ氏の発言は「東京五輪は間違いなく新型コロナウイルスを克服したことを象徴する大会になる。その時に新型コロナウイルスがあろうとなかろうと大会は予定どおり来年7月23日に開幕する」というものだ。...
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1年間の延期となっている東京オリンピック。7日、IOC・国際オリンピック委員会の調整委員長を務めるコーツ副会長が、仏AFP通信のインタビューで「再延期や中止はない」との考えを示したという。東京五輪の準備状況を監督する要職にある人物の発言として注目される。
コーツ氏の発言は「東京五輪は間違いなく新型コロナウイルスを克服したことを象徴する大会になる。その時に新型コロナウイルスがあろうとなかろうと大会は予定どおり来年7月23日に開幕する」というものだ。さらに日本政府に対して、「延期による膨大な作業が発生したにもかかわらず、全てを諦めていない」と、着実に準備を進める姿勢を讃える一方、「様々な対策を講じなければならず、やるべきことは山ほどある」と述べ、日本側に更なる感染対策を求めた。
東京五輪には206もの選手団が来日する予定だ。現在世界の新型コロナウイルス感染者数は2720万人に達し、なかにはインドのように新感染者数が世界最多を更新し続けている国もある。こういった感染拡大している国々が代表選手の選考を行い、10か月後に選手団を送り込むことができるのだろうか?
一方、受け入れ側となる日本の事情もある。現在日本では海外からの渡航制限を行っているが、大量の選手団や観光客を受け入れるとなるとマスギャザリングが発生し、感染症の大流行の懸念も高まる。感染流行国からの入国の可否をどのように判断するのかは極めて難しい課題だ。
鈴木俊一前五輪相はBSの番組で、「仮に感染症によって十数カ国が参加できなくても、数の上から言えば五輪として成立する」と述べ、新型コロナウイルスの影響で一部の国・地域が不参加でも大会は開催できるとの認識を示した。果たしてどれだけの国・地域が参加することになるのだろう。東京オリンピック開会式まではあと318日。残された時間は多くはない。
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パ首位攻防戦・マリーンズがホークスを3タテ(9月7日)
ペナントレースも後半戦。セントラルリーグはジャイアンツが圧倒的な強さで独走中だが、パシフィックリーグでは首位争いが白熱している。
3.5ゲーム差で迎えたホークスvsマリーンズの首位攻防3連戦。初戦はマリーンズがエースの石川が7回2失点に抑え、自身6連勝を決めた。続く第2戦は初戦に続きマリーンズが2点を追う展開となるが、7回に集中打で逆転し2夜連続の1点差勝利。6日はホークス先発ハーマンに4回までノーヒットで抑えられながら、またしても5回に集中打。...
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ペナントレースも後半戦。セントラルリーグはジャイアンツが圧倒的な強さで独走中だが、パシフィックリーグでは首位争いが白熱している。
3.5ゲーム差で迎えたホークスvsマリーンズの首位攻防3連戦。初戦はマリーンズがエースの石川が7回2失点に抑え、自身6連勝を決めた。続く第2戦は初戦に続きマリーンズが2点を追う展開となるが、7回に集中打で逆転し2夜連続の1点差勝利。6日はホークス先発ハーマンに4回までノーヒットで抑えられながら、またしても5回に集中打。この回のみの3安打で4得点という効率の良い攻めで逃げ切り。敵地で3タテし、ゲーム差を0.5まで縮めた。
これで対戦成績はマリーンズの8勝3敗1分け。ホークスはどうにもマリーンズとの相性が良くない。両チームを比較するとチーム防御率ではマリーンズがリーグ5位の4.34で、トップのホークスとは1点以上も開きがある。打率こそマリーンズがわずかに上回るが、本塁打数では20本近い差がついている。それなのに何故、直接対決ではここまで分が悪いのだろうか?
今季のマリーンズの強さは勝負強さ。38勝中21勝が逆転勝利で、これは12球団中トップだ。いまのチーム内にはリードされていても終盤でひっくり返せるという自信がある。一方でホークスは現在抑えの森につなぐまでの中継ぎ陣が不調。リードを保てず終盤に逆転されるケースが増えてきている。マリーンズは決して先発の駒が揃っている訳ではないが中盤以降の投手に抜群の安定感があるのとは対照的だ。この辺りが両者の相性に表れているのかもしれない。
とはいえマリーンズはイーグルス、ライオンズには大きく負け越し中。上位3チームはまさに3すくみのような関係にある。ペナントの行方はまだまだもつれそうな雰囲気だ。
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