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スケート・小平故郷への思い・進化し続ける高木(10月25日)
スピードスケートの今年度初戦・全日本距離別選手権が長野市(エムウェーブ)で開幕した。茅野市出身の女子短距離女王・小平奈緒にとっては地元開催となった開幕戦。ちょうど1年前の台風19号災害で、今回の会場の長野市をはじめとする県内は甚大な被害を受けた。この時、小平は災害ボランティアとしていち早く活動。リンゴ農家などでの復旧作業を手伝った。
女子500mレースに出場し彼女のユニフォームにはそんな地元への思いが込められたものだった。...
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スピードスケートの今年度初戦・全日本距離別選手権が長野市(エムウェーブ)で開幕した。茅野市出身の女子短距離女王・小平奈緒にとっては地元開催となった開幕戦。ちょうど1年前の台風19号災害で、今回の会場の長野市をはじめとする県内は甚大な被害を受けた。この時、小平は災害ボランティアとしていち早く活動。リンゴ農家などでの復旧作業を手伝った。
女子500mレースに出場し彼女のユニフォームにはそんな地元への思いが込められたものだった。「まさか赤のユニフォームで来るとは皆さん思っていなかったと思いますけど、元気づけたいという一心でリンゴというキーワードで多くの人が心温まるといいなと思いました」リンゴのイラストも添えられた鮮やかな赤のウェアで疾走た小平は中盤から一気に加速し、37秒73のタイムでフィニッシュ。6年連続11度目の優勝を飾った。生まれ故郷を元気づけたいという思いで挑む今シーズン。「しっかりとした自分の時間軸の中で実力を積み上げていくだけと思っている」と抱負を語った
翌日の女子1000mでは今季初戦となる高木美帆が登場。小平との金メダリスト対決が実現した。「高い集中をもってレースに挑めた」という高木は、後半からの猛烈な加速で大会新記録の1分14秒21で4連覇を達成。小平は高木にわずかに及ばず2位となった。
「次はもうひとつ高いレベルで走れるようにすみ挙げていきたい」と意気込みを見せた高木。世界記録を持つ1500mだけでなくこの1000mのほか3000mでも成長を見せ続けている。更なる進化を高木がどこまで見せてくれるか。円熟味を増した小平とともに注目したい。
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大野雄大、今季6度目の完封で二桁勝利に到達(10月23日)
今シーズンのプロ野球ではジャイアンツ・菅野智之の開幕試合からの13連勝という驚異的な記録が生まれ、最多勝のタイトルに最も近い存在となっている。菅野は勝率、防御率と合わせた三冠の獲得も視野に入ってきており、投手部門シーズン最高の栄誉である「沢村賞」の最有力候補には間違いないが、今季はもう一人特筆すべき記録を達成している投手がいる。中日ドラゴンズの左腕エース大野雄大である。
22日のベイスターズ戦に先発した大野はこの時点で、36イニング連続無失点を継続中。...
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今シーズンのプロ野球ではジャイアンツ・菅野智之の開幕試合からの13連勝という驚異的な記録が生まれ、最多勝のタイトルに最も近い存在となっている。菅野は勝率、防御率と合わせた三冠の獲得も視野に入ってきており、投手部門シーズン最高の栄誉である「沢村賞」の最有力候補には間違いないが、今季はもう一人特筆すべき記録を達成している投手がいる。中日ドラゴンズの左腕エース大野雄大である。
22日のベイスターズ戦に先発した大野はこの時点で、36イニング連続無失点を継続中。この日もセリーグ最高のチーム打率を誇る横浜打線を寄せ付けず4回まで2塁を踏ませない安定のピッチングを披露。球団記録更新となる40イニング無失点がかかった5回には先頭B打者を出したものの併殺に切って取り、64年ぶりに記録を塗り替えた。
試合は1点を争う投手戦となったが、8回二死2・3塁の場面も代打・楠本を空振り三振に切って取り窮地を脱すると、最終回も上位打線を抑えシーズン6度目の完封で今季10勝目。5シーズンぶりとなる二桁勝利に到達するとともに、連続イニング無失点記録をセリーグ歴代5位となる45回にまで伸ばした。
大野の防御率は1.79とリーグ唯一の1点台。完投数では菅野の3倍以上の10試合に達している。沢村賞の選考基準は勝利数、防御率のほかにイニング数も重要視される。本来は特に先発完投型のピッチャーに与えられてきた賞であった。近年は分業化が進み完投数は大きく減少傾向にあるなか、この点がどう評価されるか。ハイレベルな賞争いの行方が見ものである。
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ホークスにマジックが点灯・日シリの行方は?(10月22日)
10月に入り猛スパートをかけている福岡ソフトバンクホークス。このところキーマンとなっているのが昨季ブレイクした周東佑京だ。ファイターズに先制を許した5回にタイムリースリーベースを放ち同点に追いつくと、浅目のライトフライながら俊足を生かしタッチアップで本塁に生還し、逆転に成功した。
先発のエース・千賀滉大も7回を投げ、2回に失った1点のみの好投。ホークスが9-1と大勝し、9年ぶりとなる10連勝を決めた。...
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10月に入り猛スパートをかけている福岡ソフトバンクホークス。このところキーマンとなっているのが昨季ブレイクした周東佑京だ。ファイターズに先制を許した5回にタイムリースリーベースを放ち同点に追いつくと、浅目のライトフライながら俊足を生かしタッチアップで本塁に生還し、逆転に成功した。
先発のエース・千賀滉大も7回を投げ、2回に失った1点のみの好投。ホークスが9-1と大勝し、9年ぶりとなる10連勝を決めた。一方、マジック対象チームのマリーンズは苦手のライオンズに2夜連続のサヨナラ負け。これにより、遂に優勝マジックナンバー「8」が点灯した。
ホークスのM点灯によって最短胴上げはセ・パともに今月25日。仮に同日V決定となるとこれは62年ぶりという非常にレアケースとなる(ちなみに過去3回あり)。
すでに15日の時点でセ・リーグ優勝Mが出ていたジャイアンツは対照的に今月に入ってからの勝率が今一つだ。坂本勇人が先制アーチを放ち、チームでは長嶋・王以来となる13年連続100安打達成を達成したが、スワローズの若き主砲・村上に逆転2ランを浴び、2-1で敗れた。マジックは「7」のまま変わらず。10月の成績は7勝9敗2分けとなっており、ややチームに勢いがない。先述のホークスは14勝3敗1分け。パはセとは異なり2位チームとのCSがあるが、相性の悪い2位マリーンズはコロナ関連で主力が離脱し、失速している状況にある。ホークスにとってはこのままの勢いでCS突破を決め、ジャイアンツとの2年連続の決戦に臨みたいところだが、果たしてどうなるだろうか。CSの有無の影響も気になるところだ。
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中止が相次ぐフィギュアスケートGPシリーズ(10月21日)
国際スケート連盟(ISU)は11月13日からフランス・グルノーブルで開催予定だったフィギュアスケートのグランプリシリーズ第4戦・フランス大会を、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止すると発表した。現在フランス国内では新型コロナの感染再拡大が深刻化しており、パリなど9つの都市圏で今月17日から夜間の外出禁止措置が始まっている。
今シーズンのGPシリーズは今月24日のアメリカ大会から開幕するが、第2戦のカナダ大会は先週中止が決定。...
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国際スケート連盟(ISU)は11月13日からフランス・グルノーブルで開催予定だったフィギュアスケートのグランプリシリーズ第4戦・フランス大会を、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止すると発表した。現在フランス国内では新型コロナの感染再拡大が深刻化しており、パリなど9つの都市圏で今月17日から夜間の外出禁止措置が始まっている。
今シーズンのGPシリーズは今月24日のアメリカ大会から開幕するが、第2戦のカナダ大会は先週中止が決定。これで早くも2大会目の中止となった。カナダ大会はカナダ国内の選手だけを対象としているものだったが、フランス大会には宇野昌麿や紀平梨花らが出場予定だった。中止の報を受け、宇野は「たとえ次の目標が変わっても日々やることに変わりはないので、次回皆様の前で演技できる時に向けてコツコツと毎日を大切にして頑張っていきます」と前向きに捉えている。紀平も「大変残念ですが皆様のご健康のため、またさらなるコロナウイルスの拡大を防ぐためには仕方のないこと」とのコメントを発表した。日本勢が出場するのは11月27日開幕の第6戦・日本大会(NHK杯)からになりそうだ。
なお、ISUではすでに来年2月にオーストラリアで開催予定だったフィギュアスケート四大陸選手権の中止も決定している。四大陸選手権はフィギュア以外のショートトラック(アメリカ開催)とスピードスケート(カナダ開催)も中止が発表されている。未だ収束の糸口が見えない新型コロナ。特に今月以降のヨーロッパでの急激な感染再拡大は、今季のウインタースポーツ開催に大きな影響を及ぼすかもしれない。
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さらば岩隈久志・今季限りでの現役引退を発表(10月20日)
日米通算170勝を挙げた現ジャイアンツ所属の岩隈久志投手が今季限りでの引退を発表した。昨年8年ぶりにメジャーから日本球界に復帰していたが、手術した右肩の影響などでここまで1軍での登板はなかった。今週23日に引退会見を行う予定だという。
岩隈は1999年に堀越高校から近鉄バファローズにドラフト5位指名で入団。3年目には早くもローテーションの柱となり、04年に2年連続の15勝で最多勝を獲得した。...
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日米通算170勝を挙げた現ジャイアンツ所属の岩隈久志投手が今季限りでの引退を発表した。昨年8年ぶりにメジャーから日本球界に復帰していたが、手術した右肩の影響などでここまで1軍での登板はなかった。今週23日に引退会見を行う予定だという。
岩隈は1999年に堀越高校から近鉄バファローズにドラフト5位指名で入団。3年目には早くもローテーションの柱となり、04年に2年連続の15勝で最多勝を獲得した。だがそのオフの球団再編で彼の野球人生は大きく左右される。オリックスとの合併に伴う分配ドラフトで、オリ側からエースとして指名されたが、岩隈はこれを拒絶。新設球団・楽天イーグルへのトレードという形で移籍を果たした。球団初の開幕投手も務めて球団初の勝利投手となっている。
当初他球団と大きな戦力差のあったイーグルスでなかなか勝利を重ねることはできなかったが、2008年にキャリアハイの21勝を挙げ復活。NPBでの活躍は最多勝2回のほかMVP1回、沢村賞1回に輝くなど枚挙にいとまがない。
2011年オフには海外FA権を行使してMLBに移籍。マリナーズに6年間所属し、2015年には野茂秀雄以来となるノーヒットノーランを達成した。メジャー通算63勝は日本人歴代5位の記録である。また第2回WBCではキューバ戦をはじめ3試合に登板し、日本の2連覇に大きく貢献している。
ちなみに岩隈は楽天イーグルス球団創立時の最後の現役選手。また、近鉄に在籍経験のある選手はこれでヤクルトの坂口智隆と近藤一樹の2名を残すのみになった。記憶に記録にも鮮やかな足跡を残した大投手が静かにマウンドを去る。
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