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プロ野球パシフィックリーグ個人成績(打者編)(11月11日)
続いて野手部門でのタイトル争いの結果を振り返る。首位打者はバファローズの吉田正尚が初の栄冠(.350)。チーム打率5位のなかで120試合フル出場し、一人気を吐いた。
最多打点はファイターズの中田翔(108打点)。3度目の打点王獲得となるが、ゲーム数が例年より20試合も少ないなかでその時のキャリアハイの数字(2016年・110打点)に匹敵する成績を残したのは素晴らしい。打点王を最終盤まで競い合ったイーグルスの浅村栄斗とはホームラン王争いの行方も最終戦までもつれたが、あと1本及ばず二冠達成は逃した。...
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続いて野手部門でのタイトル争いの結果を振り返る。首位打者はバファローズの吉田正尚が初の栄冠(.350)。チーム打率5位のなかで120試合フル出場し、一人気を吐いた。
最多打点はファイターズの中田翔(108打点)。3度目の打点王獲得となるが、ゲーム数が例年より20試合も少ないなかでその時のキャリアハイの数字(2016年・110打点)に匹敵する成績を残したのは素晴らしい。打点王を最終盤まで競い合ったイーグルスの浅村栄斗とはホームラン王争いの行方も最終戦までもつれたが、あと1本及ばず二冠達成は逃した。
その最多本塁打の浅村は初めての獲得(32本)。こちらも23試合も少ない試合数で昨年の33本とほぼ同数のアーチを量産した。イーグルスは浅村に加え、今季加入の鈴木大地が大ブレイク。新人王が期待される小深田大翔も加え、打線に破壊力が増した。リーグトップのチーム打率.258は中盤戦までの快進撃の源といえる。
また、打撃3部門こそトップを取れなかったが、ホークス・柳田悠岐のOPS(長打率+出塁率)は驚異の1.071と全選手中ダントツ1位。今季を代表した最強の打者の一人であることは異論の余地はないだろう
そしてもう一人特筆すべき存在なのが13試合連続盗塁を成功したホークスの核弾頭・周東右京だ。育成出身では初の50盗塁を達成し盗塁王に輝いた。ここ13年ほど最多盗塁数はパの選手がセの選手を大きく上回る傾向が続いているが、この機動力の差は交流戦や日本シリーズでのセパ戦績に影響している一因かもしれない。
プロ野球パシフィックリーグ個人成績(投手編)(11月11日)
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プロ野球パシフィックリーグ個人成績(投手編)(11月11日)
プロ野球はパ・リーグが一足早くレギュラーシーズンを終えた。最終戦までもつれた確定した個人タイトルをおさらいしてみよう。
先ずは投手部門ではホークスの千賀滉大が最多勝に最優秀防御率、最多奪三振と初の三冠に輝いた。最多勝は最終戦で11勝目を挙げたチームメイトの石川柊太と、自身3度目となるイーグルスの涌井秀章の2人も同数で並んだ(最多勝が3人になるのは1998年以来22年ぶり)。涌井は所属した3球団すべてで最多勝獲得という史上初の快挙である。...
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プロ野球はパ・リーグが一足早くレギュラーシーズンを終えた。最終戦までもつれた確定した個人タイトルをおさらいしてみよう。
先ずは投手部門ではホークスの千賀滉大が最多勝に最優秀防御率、最多奪三振と初の三冠に輝いた。最多勝は最終戦で11勝目を挙げたチームメイトの石川柊太と、自身3度目となるイーグルスの涌井秀章の2人も同数で並んだ(最多勝が3人になるのは1998年以来22年ぶり)。涌井は所属した3球団すべてで最多勝獲得という史上初の快挙である。ちなみに11勝というのは2リーグ分立以降最少でのタイトル獲得となる。もっとも二桁勝利を挙げたのがこの3人以外にはマリーンズの美馬学(10勝)のみ。昨季のパ・リーグも二桁に届いた投手は4人しかいなかったが、「打高投低」の傾向は年々顕著になっているといえる。奪三振も千賀と並びバファローズの山本由伸が同数の149となっている。山本は防御率のタイトルでもトップを争っていたが、千賀にわずか0.04及ばなかった。なお、今シーズンは試合数の減少のほか延長戦が10回で打ち切りとなったため、投手の総登板イニング数が減少しているのも特徴の一つと言える。
なお、セーブ王はライオンズの増田達至の33。最多ホールドはホークスのモイネロの38となっている。こうしてみても投手部門では圧倒的な大差でペナントを制したホークス勢が突出しているのが良くわかる。12球団唯一のチーム防御率2点台(2.92)は伊達ではないということだろう。これでホークスは2位通過したマリーンズとCSを戦うこととなるが、唯一負け越しているこの苦手な相手が12球団ワーストのチーム打率.235というのも野球の妙というものだろうか。14日からの戦いが見ものだ。
プロ野球パシフィックリーグ個人成績(打者編)(11月11日)
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一年納めの11月場所・横綱不在の中本命は?(11月9日)
史上初めて両国国技館で行われる一年納めの11月場所。相撲協会では九月場所まで定員の四分の一程度としていた観客数を緩和し、上限の半分の5000人の観客を受け入れている。
新大関・正代の誕生など見どころも多いなか、初日は定員いっぱいの観客が館内から拍手を送った。一方で両横綱はまたしても休場。白鵬は3場所連続、鶴竜も先場所続く初日からの休場である。特に白鵬は10月の合同稽古には参加しており、正代相手に胸を貸して圧倒していただけに何とか出場して欲しかったところだ。...
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史上初めて両国国技館で行われる一年納めの11月場所。相撲協会では九月場所まで定員の四分の一程度としていた観客数を緩和し、上限の半分の5000人の観客を受け入れている。
新大関・正代の誕生など見どころも多いなか、初日は定員いっぱいの観客が館内から拍手を送った。一方で両横綱はまたしても休場。白鵬は3場所連続、鶴竜も先場所続く初日からの休場である。特に白鵬は10月の合同稽古には参加しており、正代相手に胸を貸して圧倒していただけに何とか出場して欲しかったところだ。
優勝争いは本命不在となったことで先場所に続き混戦が予想される。連覇を目指す新大関・正代は成長著しい“大波三兄弟”の若隆景と対戦。初顔合わせだが、ともに学生相撲出身で学生横綱に輝いた実績のある同士の対決でもある。注目の一番は立ち合いで若隆景がもろ差しの体勢となり、正代は持ち前の圧力を封じられて前に出ることが出来ない。防戦一方となり土俵下に真っ逆さまに倒されたが、土壇場の引き落としで軍配は正代に。物言いがつく際どい一番だったが軍配通り正代が初日をものにした。土俵際で俵に足がかかった状態での突き落としは彼の持ち味の一つだが、かなり冷や汗をかかされた大関デビュー戦となった。
残る二大関、朝乃山は元気者の霧馬山に何もさせず完勝。先場所とは異なり落ち着いた相撲で白星発進。結びを務めた貴景勝も大関経験者の高安を一方的に押し出して危なげない内容だった。御嶽海、照ノ富士ら優勝経験者も初日を飾ったが、また今場所も平幕からダークホースが出現するのか、幕内中盤からも目が離せない。
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坂本勇人、厳しい条件下での2000本安打達成(11月9日)
「きょうは朝起きてから食欲もなくて本当に一日緊張していた」史上53人目の2000本安打達成を果たしたジャイアンツ・坂本勇人は満ち足りた表情で心境を語った。7日のスワローズとの最終戦、初回の第1打席でレフト戦を破るツーベースヒット。「1打席目にヒットが出たのでそこからは力が抜けていいバッティングができた」とこの日は1本塁打を含む3安打の猛打賞。偉業達成に花を添えた。
ホーム東京ドームに残り2本の状態で戻ってきた前日には、第2打席でスワローズ・小川から今季初ヒット。...
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「きょうは朝起きてから食欲もなくて本当に一日緊張していた」史上53人目の2000本安打達成を果たしたジャイアンツ・坂本勇人は満ち足りた表情で心境を語った。7日のスワローズとの最終戦、初回の第1打席でレフト戦を破るツーベースヒット。「1打席目にヒットが出たのでそこからは力が抜けていいバッティングができた」とこの日は1本塁打を含む3安打の猛打賞。偉業達成に花を添えた。
ホーム東京ドームに残り2本の状態で戻ってきた前日には、第2打席でスワローズ・小川から今季初ヒット。王手をかけた状態で試合に臨んだ。おりしも東京ドームではこのカードでは新型コロナの感染対策を実証するための実証実験として、1万9000人の上限を緩和。前日の2万6649人をさらに上回る今季最多3万1735人の観客が詰めかけ、記録達成の瞬間を見届けた。なお、ジャイアンツの生え抜き選手では6人目の2000本安打到達者だが、本拠地での記録達成は坂本が初めてだ。
2000本まで残り116本で迎えた2020シーズン。昨季の実績から(173安打)大台到達は確実視されていたが、新型コロナ感染拡大による影響で開幕は5月まで遅延。試合数は120試合と20試合以上短縮されることとなった。さらに6月には坂本本人がPCR検査で陽性反応が出たため、一時離脱を余儀なくされる事態に。7月にはスランプに陥り打率.219に低迷するなど苦しい時期が続いた。優勝決定後の11月以降は残り試合数との戦いになっていたが、2試合を残しての達成であった。31歳10ヵ月での達成は史上2番目、右打者としては最速。球史に永遠にその名を刻んだ。
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スキージャンプ・北京五輪に向けて本格始動へ(11月6日)
北京冬季五輪まであと1年3か月となった5日。全日本スキー連盟はプレシーズンが本格的に始まるのを前にスキージャンプ代表「SNOW JAPAN」の記者会見を都内で開催した。
会見には男子ジャンプの小林陵侑や、ノルディック複合・渡部暁斗らが登場。選手らは新たな赤の日本代表のウェアを着用して会見に臨んだ。小林は今シーズン、W杯勝利数で葛西紀明の持つ日本選手最多記録の17勝目に挑む。18/19シーズンは、日本人初となるW杯個人優勝を達成。...
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北京冬季五輪まであと1年3か月となった5日。全日本スキー連盟はプレシーズンが本格的に始まるのを前にスキージャンプ代表「SNOW JAPAN」の記者会見を都内で開催した。
会見には男子ジャンプの小林陵侑や、ノルディック複合・渡部暁斗らが登場。選手らは新たな赤の日本代表のウェアを着用して会見に臨んだ。小林は今シーズン、W杯勝利数で葛西紀明の持つ日本選手最多記録の17勝目に挑む。18/19シーズンは、日本人初となるW杯個人優勝を達成。しかし先季途中から新型コロナウイルスの影響で大会が中止。今年のサマージャンプも3か月遅れて行われ、この10月29日から11月3日までの6日間、札幌市で5つの大会を開催する異例の日程となっていた。小林は長期間実戦から遠ざかっていたなかでモチベーション維持の難しさを感じていたというが、「やっと冬が始まるんだなとワクワクしている」とシーズン開幕に喜びを噛み締めていた。「世界選手権では金、W杯では1勝を目指して頑張りたい」と記録達成に向け意欲は十分だ。シーズンにかける思いの強さは五輪2大会連続銀メダルのノルディック複合の渡部も同じ。リモートで会見に参加し「明日五輪が来てもいいと思って毎日準備しているので、いいレースをたくさん見せられるよう頑張りたい」と抱負を語った。
なお、スキージャンプ女子W杯の蔵王大会は感染症対策が困難として中止が決定したが、実行委員会と国際スキー連盟、全日本スキー連盟は5日夜非公開で協議。来年1月開催の札幌大会で個人戦の代替試合を行う方向で検討することとなった。札幌大会は元々予定されていた試合に加え、全3試合を開催することとなる模様だ。
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