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競泳日本選手権・元エースの復活と新星の台頭(12月4日)
来年の東京オリンピック競泳会場となる東京アクアティクスセンター。そのこけら落としとして8ケ月遅れで開幕した競泳日本選手権で、あのゴールドメダリストが復活の狼煙を上げた。
男子400m個人メドレーではリオ五輪金・スト・萩野公介が2年ぶりの出場。決勝では2月のタイムから7秒以上縮めて4分13秒32と五輪派遣標準記録を突破。2大会ぶりの優勝を果たした。萩野はレース後「しっかり勝てたので次につながると思います」と手応えを語った。...
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来年の東京オリンピック競泳会場となる東京アクアティクスセンター。そのこけら落としとして8ケ月遅れで開幕した競泳日本選手権で、あのゴールドメダリストが復活の狼煙を上げた。
男子400m個人メドレーではリオ五輪金・スト・萩野公介が2年ぶりの出場。決勝では2月のタイムから7秒以上縮めて4分13秒32と五輪派遣標準記録を突破。2大会ぶりの優勝を果たした。萩野はレース後「しっかり勝てたので次につながると思います」と手応えを語った。
リオで頂点に立った後の萩野はプロスイマーに転向し、順風満帆に思われたが2018年以降はタイムが伸び悩み、昨年は極度のスランプに陥ってしまう。4月の日本選手権を欠場し、一時休養に入るまでの状態になっていた。
復活の兆しは先月参加したハンガリーでの国際リーグだ。短水路のレースを5試合行うハードな日程だったが、萩野は全試合で1着を獲得。帰国後はコロナ対策のため2週間追待機となり、実戦練習ができなかったが、そのハンデも感じさせない力強い泳ぎで、見事日本一に復帰した。「1年前は自分の内面ばかり考えて辛さばかりが先に立ってしまったが、今はすごく前を向いて泳げている(萩野)」ライバルの瀬戸大也がプライベート問題での謹慎処分を受けて不在のなか、帰ってきた元エースが代表入りに向け、大きく浮上してきた印象を与えた大会となった。
また、男子100m平泳ぎでは6連覇中の小関也朱篤や、全世界記録ホルダーの渡辺一平らを抑えて19歳の新星・佐藤翔馬が初優勝。この“北島康介2世”と呼ばれる期待のホープに一気に注目が集まりそうだ。
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NBA変則日程で2か月遅れ開幕・八村塁の抱負(12月3日)
現地時間の12月22日に開幕するアメリカプロバスケットボールリーグNBA。例年開幕は10月だが、今シーズンは新型コロナ感染拡大の影響でおよそ2か月遅れの変則的日程に。試合数も削減されることとなっている。
それでもワシントン・ウィザーズの八村塁の表情は明るい。「こういう状況の中でバスケができることに感謝している」と、2年目のシーズンを迎える心境を語る。変則日程についても「すごく不規則的なシーズンになると思うが、その中で僕らのチームとしても良い選手が集まってプレーオフに向けて頑張っていけるようなチームなので。...
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現地時間の12月22日に開幕するアメリカプロバスケットボールリーグNBA。例年開幕は10月だが、今シーズンは新型コロナ感染拡大の影響でおよそ2か月遅れの変則的日程に。試合数も削減されることとなっている。
それでもワシントン・ウィザーズの八村塁の表情は明るい。「こういう状況の中でバスケができることに感謝している」と、2年目のシーズンを迎える心境を語る。変則日程についても「すごく不規則的なシーズンになると思うが、その中で僕らのチームとしても良い選手が集まってプレーオフに向けて頑張っていけるようなチームなので。その中で自分の持ち味を出してどれだけチームに貢献できるかってこと。そこはすごく楽しみ(八村)」と前向きだ。
八村はNBAドラフトで1巡目指名。シーズン開幕戦ではスターターとしてデビューし、シーズン合計48試合に出場。1試合平均13.5得点をあげる活躍をした。NBAオールルーキーチームの2ndチームに選出されるなど日本人選手として初の偉業を達成し続けた1年だったが、ウィザーズはプレーオフ進出を逃している。それだけ今季にかける思いは一層強い。
NBAで苦しんできたのが日本のルールよりも距離がある3ポイントシュート。その弱点強化のためオフシーズンにはポイントシュートを中心にボールハンドリングをしてきたという。「今シーズンは3ポイントシュートも積極的に打っていくので、どんどん決めていけたらいい」と意欲を見せた。
12月2日からはキャンプがスタート。14日からのプレシーズンマッチに突入する。
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ACLで横浜がクラブ史上初の決勝T進出決定(12月2日)
コロナウイルスの影響で2月から中断していたサッカーのACL(アジアチャンピオンズリーグ)は11月に再開。中東カタールでの集中開催となり、日本から参戦中の3チームが決勝トーナメント進出に向けて好位置につけている。
グループH・横浜Fマリノスは韓国王者の全北現代と対戦。前半17分にティラートンの強烈なシュートで先制すると、後半も51分にマルコス・ジュニオールが2点目を決める。このままマリノス優勢のまま試合が進むかと思われたが、直後にハンドでPKを与え、全北に一点差に詰め寄られた。...
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コロナウイルスの影響で2月から中断していたサッカーのACL(アジアチャンピオンズリーグ)は11月に再開。中東カタールでの集中開催となり、日本から参戦中の3チームが決勝トーナメント進出に向けて好位置につけている。
グループH・横浜Fマリノスは韓国王者の全北現代と対戦。前半17分にティラートンの強烈なシュートで先制すると、後半も51分にマルコス・ジュニオールが2点目を決める。このままマリノス優勢のまま試合が進むかと思われたが、直後にハンドでPKを与え、全北に一点差に詰め寄られた。しかし71分、クロスに飛び込んだ仲川が押し込んで3点目を奪いと、83分には途中交代のオナイウのボレーが相手DFのオウンゴールを誘い勝負あり。4-1の大勝で横浜Fマリノスはクラブ史上初ACL決勝トーナメント進出を決定した。アンジェ監督は選手たちを誇りに思うとコメント。「まだまだ試合はあるので、このパフォーマンスを続けていきたい」と抱負を述べた。
グループGではヴィッセル神戸が28日の試合で広州に敗れたものの依然首位をキープ(残り2試合)。グループFのFC東京も2位をキープしており、上位2までのグループ突破に向けて3日にPGFと戦う。Jリーグ勢3チームが決勝トーナメント進出の可能性も見えてきた。
そのFC東京出身で、現在欧州リーグで活躍中の武藤嘉紀が快挙を達成。イングランドのニューカッスルから期限付きでスペインのエイバルに移籍しての8試合目で初ゴールを挙げ勝利に貢献した。これにより武藤はドイツ、イングランド、スペインのトップリーグ全てで得点を決めた日本人初の選手となった
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プロ野球FA動向・澤村拓一がMLB移籍宣言へ(12月1日)
プロ野球ストーブリーグが開始のなか、投手部門でFA市場での目玉の一人となりそうなのがマリーンズの澤村拓一だ。今年9月の突然のトレードは驚きをもって伝えられたが、移籍後8試合連続無失点。貴重なセットアッパーとして22試合に登板し、防御率1.71という活躍で、チームの13年ぶりの2位に貢献した。ホークスとのCSでは第1戦に登板。だが、自身が勝ち越し打を許し、日本シリーズ進出を逃した。熱望していた古巣との対決は実現しなかったが、最多セーブも獲得した本来のピッチングが復活し、評価を高めていた。...
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プロ野球ストーブリーグが開始のなか、投手部門でFA市場での目玉の一人となりそうなのがマリーンズの澤村拓一だ。今年9月の突然のトレードは驚きをもって伝えられたが、移籍後8試合連続無失点。貴重なセットアッパーとして22試合に登板し、防御率1.71という活躍で、チームの13年ぶりの2位に貢献した。ホークスとのCSでは第1戦に登板。だが、自身が勝ち越し打を許し、日本シリーズ進出を逃した。熱望していた古巣との対決は実現しなかったが、最多セーブも獲得した本来のピッチングが復活し、評価を高めていた。
このオフの動向が注目されていたが30日、メジャー挑戦を視野に海外を含めたFA(フリーエージェント)の権利を行使すると表明。メジャー各球団も、その潜在能力の高さに興味を示しているようだ。澤村自身も国内でのFA移籍や残留にも含みを持たせているが、MLB移籍の可能性は濃厚だろう。マリーンズ球団側も快諾しているという。なお、澤村の代理人はかつてイチローを担当したジョンボッグスが務めることとなっている。
ジャイアンツ・ドラフト1位の剛速球右腕もここ数年不振が続き、今シーズンは3軍まで降格していたが、見事な復活劇を果たした。移籍先について澤村は「自分を必要としてくれる球団で腕を振るっていきたい」とコメントしている。来季、海の向こうから彼の活躍するシーンが見られることを期待したい。
なお、野手はカープ・田中広輔が国内FA権を行使せず生涯カープを明言。海外FA権を持つファイターズ杉谷拳士も残留を表明している。
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ジャパンカップ・三冠馬3頭による世紀の決戦(11月30日)
1着賞金3億円の国内競馬の最大G1レース「ジャパンカップ」。節目の第40回大会は歴史に名を刻んだ三冠馬3頭の揃い踏みとなり、超豪華なドリームレースとなった。
今年日本競馬史上初の偉業を果たした不敗の三冠牝馬・デアリングタクト。そして父・ディープインパクト以来となる無敗の三冠馬に輝いたコントレイル。この両者の直接対決だけでも夢の顔合わせだが、さらに芝GI史上最多8勝を誇るアーモンドアイが参戦。...
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1着賞金3億円の国内競馬の最大G1レース「ジャパンカップ」。節目の第40回大会は歴史に名を刻んだ三冠馬3頭の揃い踏みとなり、超豪華なドリームレースとなった。
今年日本競馬史上初の偉業を果たした不敗の三冠牝馬・デアリングタクト。そして父・ディープインパクト以来となる無敗の三冠馬に輝いたコントレイル。この両者の直接対決だけでも夢の顔合わせだが、さらに芝GI史上最多8勝を誇るアーモンドアイが参戦。このレースを現役最後の戦いの場に選んだ。
3頭が同一レースで雌雄を決するのは最初で最後。この世紀の一戦、1番人気はアーモンドアイ(2.2倍)。2番人気はコントレイル(2.8倍)。デアリングタクトが3番人気(3.7倍)に入った。
東京競馬場で始まった三冠馬同士の三つ巴決戦は序盤アーモンドアイが好スタート。コントレイル、デアリングタクトは中盤の中に入って追走する。伏兵のキセキが大逃げを狙い独走状態となるが、3頭は直線まで足をためる作戦を採った。最後の直線、真っ先に抜け出したのはアーモンドアイ。続いてコントレイル、デアリングタクトが追い上げたが、1馬身1/4差でアーモンドアイが若き2頭の三冠馬を抑えて優勝。有終の美のラストランで、G1の勝利数を「9」とし、歴代の総獲得賞金でも1位となった。
騎乗したクリストフ・ルメール騎手は「絶対日本で一番強い馬です」と絶賛。最後まで圧倒的な走りをファンの胸に刻んだ最強牝馬は故郷の北海道に戻り、第2の人生を過ごすこととなる。
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