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白鵬が新型コロナで休場へ・問われる綱の重み(1月6日)
全国で4914人の感染が判明し過去最多となった5日、スポーツ界からもまた新たな新型コロナ感染のニュースが入ってきた。
日本相撲協会は横綱・白鵬が新型コロナウイルスに感染したことを発表。3日に嗅覚異常があったという白鵬は4日PCR検査を受け、翌朝陽性が判明、現在は入院中だという。
白鵬は右膝手術の影響などで、昨年開催された5場所のうち4場所で休場。先場所まで2場所連続で全休を含む自己ワーストの23場所連続の休場が続いており、初場所で去年の7月場所以来の復帰を目指していた。...
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全国で4914人の感染が判明し過去最多となった5日、スポーツ界からもまた新たな新型コロナ感染のニュースが入ってきた。
日本相撲協会は横綱・白鵬が新型コロナウイルスに感染したことを発表。3日に嗅覚異常があったという白鵬は4日PCR検査を受け、翌朝陽性が判明、現在は入院中だという。
白鵬は右膝手術の影響などで、昨年開催された5場所のうち4場所で休場。先場所まで2場所連続で全休を含む自己ワーストの23場所連続の休場が続いており、初場所で去年の7月場所以来の復帰を目指していた。場所前の合同稽古では大関・朝乃山との申し合いで17勝3敗と圧倒。「組んでよし、離れてよし。良かったんじゃないかな」と手応えを語っていた。
昨年末、横綱審議委員会からは引退勧告の次に重い「注意」が決議され、初場所へ覚悟を決めて備えるように迫られていただけに非常に残念な結果だ。なお、所属する宮城野部屋の力士ら関係者も5日、PCR検査を受けており現在結果待ちだという。既に荒汐部屋の力士らの集団確認が確認されているが相撲協会では予定通り本場所は開催するとしている。
一方、白鵬とともに休場が続くのがもう一人の横綱・鶴竜。年明け以降稽古に参加しておらず、初場所への出場可否について7日に決断する意向を示している。持病の腰椎のすべり症は回復が思わしくないようで、すでに1年半近く優勝からは遠ざかっている。白鵬以上に追い詰められた状況であると言えるだろう。仮に今場所も休場ということになれば進退が問われてくるのは避けられそうもない。どのような結論を出すのか注目が集まる。
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Jリーグ最終戦ルヴァン杯・異例の日程で終了(1月5日)
JリーグYBCルヴァンカップが4日、国立競技場で行われ、FC東京と柏レイソルが2020年の三大タイトルの掉尾を飾る闘いでしのぎを削った。当初は11月7日に開催予定だったルヴァン杯だが、レイソルのネルシーニョ監督ほか選手複数名に新型コロナウイルスの陽性反応が出たため日程が変更されていた。そのため元日決戦の天皇杯よりも後に王者が決まるという異例の日程となった。観客は大規模イベントの入場者数制限が強化される前の購入者のみに限定された。...
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JリーグYBCルヴァンカップが4日、国立競技場で行われ、FC東京と柏レイソルが2020年の三大タイトルの掉尾を飾る闘いでしのぎを削った。当初は11月7日に開催予定だったルヴァン杯だが、レイソルのネルシーニョ監督ほか選手複数名に新型コロナウイルスの陽性反応が出たため日程が変更されていた。そのため元日決戦の天皇杯よりも後に王者が決まるという異例の日程となった。観客は大規模イベントの入場者数制限が強化される前の購入者のみに限定された。
試合は前半16分にFC東京のレアンドロがゴール隅にシュートを決め先制。対するレイソルは前半終了間際にコーナーキックからキーパーが弾いたこぼれ球を瀬川祐輔が流し込み同点に追いつく。後半も14分に再びレイソルがCKからダイレクトボレーを放つが、惜しくもバーを掠め得点とはならず。するとFC東京は22分、一気に2人の交代カードを切る。その7分後にその交代要員・アダイウトンが起用に応え、つま先で押し込む決勝ゴール。FC東京は11年ぶり3度目のタイトル獲得を果たした。FC東京・長谷川健太監督は「交代メンバーを含めしっかりチームの勝利のために仕事をしてくれたと思う」と選手を讃えた。一方の7年ぶりのタイトル奪取とはならなかったレイソルは、昨季MVPと得点王に輝いたオルンガが中東のクラブへの移籍が濃厚となっている。
シーズン最終戦を終えたJリーグ。川崎フロンターレが天皇杯との2冠を達成したため、リーグ戦4位のセレッソ大阪のACLへの繰り上げ出場が確定している。来月のゼロックススーパーカップから新たなシーズンが幕を開ける。
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年明け後も続く新型コロナウイルスの脅威…(1月4日)
2021年を迎えスポーツ界も動き始めた。元日のサッカー天皇杯では川崎フロンターレが番場大阪を下して初制覇。Jリーグ優勝と合わせて二冠を達成し、出場機会こそなかったもののこの試合で引退する中村憲剛の花道を飾った。
一方で一年を通じてスポーツ界にも多大な影響を及ぼした新型コロナは、31日の大晦日にも東京で初めて1日の感染者確認が1000人を超える事態となるなど一層予断を許さない厳しい局面にある。...
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2021年を迎えスポーツ界も動き始めた。元日のサッカー天皇杯では川崎フロンターレが番場大阪を下して初制覇。Jリーグ優勝と合わせて二冠を達成し、出場機会こそなかったもののこの試合で引退する中村憲剛の花道を飾った。
一方で一年を通じてスポーツ界にも多大な影響を及ぼした新型コロナは、31日の大晦日にも東京で初めて1日の感染者確認が1000人を超える事態となるなど一層予断を許さない厳しい局面にある。その影は元日恒例の天皇杯にも及び、一時的に観客上限を5000人とすることとなったのに伴い、24日からの新規チケット販売を取り止める措置が取られた。
2日からの箱根駅伝での沿道での声援自粛の呼びかけがなされ、観戦者数は複路と合わせ約18万人にとどまり、去年の121万人から約85%減少する異例の大会となった。
一方でスポーツ関係者への感染の拡大も再び懸念されている。10日からの大相撲初場所を前に日本相撲協会は、荒汐部屋でのクラスター感染の発生を発表。荒汐親方のほか西前頭2枚目の若隆景をはじめとする力士・床山ら11名の新型コロナ陽性反応が明らかになった。本場所は予定通り開催の予定だが、昨年末の立浪部屋に続く集団感染に協会は危機感を募らせている。
さらに12月の日本選手権で復活優勝を果たしたバドミントンの桃田賢斗もPCR検査で陽性が確認された。今回タイへの遠征が海外ツアーの復帰戦となる予定だったが、思わぬ事態となってしまった。なお、バドミントン協会では選手団の派遣も中止を決定している。
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異例尽くめの箱根駅伝・ラスト2㎞の大逆転劇(1月4日)
新年恒例の箱根駅伝。第97回大会の今年は異例のレース展開となった。大手町を出発した第1区は1キロ通貨時点で去年より45秒も遅いスローペース。終盤まで集団がばらけずに伴走していったが、19キロ地点手前で法政大学の鎌田が飛び出し、21年ぶりにトップでタスキを渡した。
一方、優勝候補の青山学院大学は主将の神林勇太が年末に右足の疲労骨折が判明し欠場という緊急事態。序盤から大きく出遅れる結果となった。...
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新年恒例の箱根駅伝。第97回大会の今年は異例のレース展開となった。大手町を出発した第1区は1キロ通貨時点で去年より45秒も遅いスローペース。終盤まで集団がばらけずに伴走していったが、19キロ地点手前で法政大学の鎌田が飛び出し、21年ぶりにトップでタスキを渡した。
一方、優勝候補の青山学院大学は主将の神林勇太が年末に右足の疲労骨折が判明し欠場という緊急事態。序盤から大きく出遅れる結果となった。2区ではケニアからの留学生のT・ヴィンセントが区間新記録の走りで東京国際大学が制した(ヴィンセントは大会MVPの金栗四三杯を獲得)
その後、4区で嶋津雄大がトップとなった創価大学が箱根の山も独走し往路初優勝。一気に主役に躍り出て、2日目を迎える。
復路も創価大の独壇場。2分14秒差でスタートすると、9区では4年生の石津佳晃が区間賞の走りで更に後続に差をつけた。だが、最終10区で3分19秒差の2位でタスキを受けた駒澤大学のアンカー・石川拓慎が驚異的なペースで創価大学との差を詰めていく。そして残り約2km地点でついに創価大を捉え、首位を奪取。大逆転劇で駒澤大学が13年ぶり7度目の総合優勝。全日本大学駅伝に続いて2冠を達成した。
10区で激しい青山学院との順位争いを演じた東洋大が3位。また、ヴィンセントが異次元のスピードで牽引した東京国際大学は追い上げる明治大学を26秒差で振り切りシード権の10位入りを果たしている。
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オールラウンダー高木美帆・圧巻の滑りで2冠(12月29日)
第88回全日本スピードスケート選手権大会(北海道・帯広)が28日開催され、女子500mで高木美帆と小平奈緒が対決。参加選手中唯一の37秒台をマークした高木がレースを制した。更にその2時間後、得意の3000mにも出場。4分3秒97のコースレコードで自身の国内最高記録を更新。さらにリンクでの世界記録を更新して今大会2冠に輝いた。オールラウンダーとして更なる進化を見せる高木は残り3種目にもエントリーしており、4大会ぶりの総合優勝に向け好スタートを切った。...
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第88回全日本スピードスケート選手権大会(北海道・帯広)が28日開催され、女子500mで高木美帆と小平奈緒が対決。参加選手中唯一の37秒台をマークした高木がレースを制した。更にその2時間後、得意の3000mにも出場。4分3秒97のコースレコードで自身の国内最高記録を更新。さらにリンクでの世界記録を更新して今大会2冠に輝いた。オールラウンダーとして更なる進化を見せる高木は残り3種目にもエントリーしており、4大会ぶりの総合優勝に向け好スタートを切った。
「レースができる機会が少ない。できる時にやりたい気持ちがある(高木)」今年の夏に膝を痛め、入念なリハビリと調整を行ってきた高木。新型コロナウイルスの影響で出場予定だった今月上旬の大会が中止。試合数が限られているなかで挑んだ選手権で見事結果を示した形だ。
一方、無敗を誇ってきた500mで高木に敗れた小平。先月の全日本選抜競技会では郷亜里砂に優勝をさらわれ、国内では5年ぶりにこの種目での優勝を逃した。調整途中という今大会でも後半に伸びを欠き、本来のタイムにはまだ及ばないが、「着実に伸びてきている途上にこのタイムがある」と前向きに捉えているようだ。
来年2月には世界選手権が開催されるが、日本スケート連盟は代表選手を派遣しない方針。その代わり同時期に長野市で全日本選抜競技会が開催される。小平は地元での凱旋試合でどこまで復調を見せられるか。はたまた高木が更なる圧巻の滑りを発揮するのか。来年は2022年の北京五輪に向けそれぞれの選手にとって勝負の年となる。
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