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田中将大、日本球界復帰会見で見せた強い矜持(1月31日)
「7年前、メジャーリーグ挑戦するときに快く送り出してくれて、温かく楽天ゴールデンイーグルスに迎え入れてくださった三木谷オーナーには本当に感謝しかない」8年ぶりに東北の地帰ってくる田中将大が、都内で入団会見を行った。さばさばとした表情と、内に秘めた並々ならぬ意思の強さは野球ファンの心を強く打った。
今回の会見の模様を球団側はRakutenTVなどで生配信。田中はFAからヤンキース残留への思いや、他のメジャー球団との交渉について語った。...
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「7年前、メジャーリーグ挑戦するときに快く送り出してくれて、温かく楽天ゴールデンイーグルスに迎え入れてくださった三木谷オーナーには本当に感謝しかない」8年ぶりに東北の地帰ってくる田中将大が、都内で入団会見を行った。さばさばとした表情と、内に秘めた並々ならぬ意思の強さは野球ファンの心を強く打った。
今回の会見の模様を球団側はRakutenTVなどで生配信。田中はFAからヤンキース残留への思いや、他のメジャー球団との交渉について語った。その結果、「イーグルスでプレーをしてまた日本の方々の前で投げるということを上回るものというのは最後までなかったので決断に至った」と復帰に至った思いを明かした。そのなかで印象的だったのは内に秘めた「キャリアの晩年ではなくてどこかいいタイミングで日本でバリバリと投げたい」という願望だった。
今回イーグルスとは2年契約ではあるが、会見では今季オフに再びメジャーとの契約交渉の余地も窺わせている。だが、「決して腰かけなどとかではなく、本気で日本一取りにいきたい。イーグルスでプレーしたいと心から思っての決断なので、そこは生半可な気持ちでは結局どこの世界でも成功することはできないと思うのでしっかりと、まずは今シーズン全力で戦いたい」とし、この決断が軽いものではないことを訴えた。会見の随所で日本球界復帰にかける決意の強さをにじませた田中。8年ぶりのNPBのマウンドでどこまでブランクを感じさせないピッチングを披露できるかという心配は杞憂かも知れない。今シーズン5連覇を狙うホークスやペナント奪還を狙う他の球団にとっても最重要の警戒が必要な存在になるのは間違いない。
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震災から10年…“神の子”が日本球界に復帰(1月29日)
杜の都にマー君が帰ってくる。28日、プロ野球・楽天イーグルスはNYヤンキースからフリーエージェントとなっていた田中将大投手と入団の基本合意に至ったことを発表。復興への希望の光をともしたエースが震災から10年目という節目の年に再び東北のマウンドに上がる。
昨シーズン田中はヤンキースとの7年契約が終了し所属先を探っていたが、コロナ禍でメジャー球団の移籍市場が停滞。大物選手の移籍先も決まらないなか去就が定まらないでいた。...
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杜の都にマー君が帰ってくる。28日、プロ野球・楽天イーグルスはNYヤンキースからフリーエージェントとなっていた田中将大投手と入団の基本合意に至ったことを発表。復興への希望の光をともしたエースが震災から10年目という節目の年に再び東北のマウンドに上がる。
昨シーズン田中はヤンキースとの7年契約が終了し所属先を探っていたが、コロナ禍でメジャー球団の移籍市場が停滞。大物選手の移籍先も決まらないなか去就が定まらないでいた。そこで手を挙げたのが古巣イーグルスの石井一久GM兼監督だった。直前までヤンキース残留の可能性もあったが、結局2年契約で楽天との合意に至った。年俸は9億円プラス出来高払い。先日日本球界最高年俸となったジャイアンツ・菅野の8億円を上回る超大型契約での日本球界復帰を果たす。背番号は「18」になる見込みだ。
駒澤苫小牧の甲子園制覇の立役者として注目を圧得た田中は2006年のドラフト1位で楽天に入団。1年目から11勝をあげ新人王に輝き、押しも押されもせぬ大エースとして成長を遂げた。2013年にプロ野球新記録の開幕から24連勝、防御率1.27という驚異的なピッチングでチームを初の日本一へと導いたのは記憶に新しい。MLB移籍後も日本人初の6年連続2桁勝利を達成して通算78勝をあげ、これまで日米球界で合計177勝を記録してきた。
この日早速田中は自身のSNSで「今シーズン、日本でプレーする決断に至った経緯や思いは、後日、入団会見を行う予定ですので、その席でお伝えできればと思います」と入団を報告した。現在32歳。昨季はコロナ禍で試合数が少なかったため3勝にとどまっているが、その力は全く衰えていない。これまであまり例のないバリバリのメジャーリーガーのNPB復帰となる。日本で8年ぶりにプレーするマー君が果たしてどれだけの成績をあげるのか注目が集まる。
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東京五輪開催に新発言・政府内では新たな案も(1月28日)
27日(日本時間28日午前1時半過ぎ)、IOC理事会後の記者会見でバッハ会長は、東京オリンピック・パラリンピックについて予定通りの開催を強調した。
IOCは27日理事会を開き、東京大会の安全な開催実現に向け全力を尽くすことを確認した。バッハ会長は「東京オリンピックの中止や延期などの憶測が選手たちを傷つけている」としたうえで「我々は開催するかどうかを思索しているのではなく、どう開催するのかについて精力的に取り組んでいる」と述べ、予定通りの開催を改めて強調。...
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27日(日本時間28日午前1時半過ぎ)、IOC理事会後の記者会見でバッハ会長は、東京オリンピック・パラリンピックについて予定通りの開催を強調した。
IOCは27日理事会を開き、東京大会の安全な開催実現に向け全力を尽くすことを確認した。バッハ会長は「東京オリンピックの中止や延期などの憶測が選手たちを傷つけている」としたうえで「我々は開催するかどうかを思索しているのではなく、どう開催するのかについて精力的に取り組んでいる」と述べ、予定通りの開催を改めて強調。さらに一部で報じられている2032年へ再延期する案や別都市での開催などのプランBは、現実的ではなく全くの憶測だと否定した。また、来月初旬にコロナ禍での具体的な感染対策をまとめた指針を各国の委員や大会関係者に提示し、状況に合わせて見直していくことを明らかにした。その一方で、観客を入れるかどうかについては明言を避けた形だ。
国内の世論調査では新型コロナの感染拡大で五輪・パラの開催に「中止すべき」「再延期すべき」という意見が大勢を占め、今年夏の開幕への機運が削がれつつある。そんななか政府内では、海外客の受け入れを見送り国内在住者に限定する案が浮上しているとスポーツ紙が報じた。海外からは選手だけ受け入れて予定通り全競技実施するというものだ。実際に国内では緊急事態宣言下のいまもプロスポーツなどの試合が人数制限と感染症対策を行ったうえで行われている。仮に東京大会を無観客開催とすると約900億円のチケット収入がゼロになってしまう。一つの方向性としては理解できるが果たしてどれどけ国民に受け入れられるのかが課題だろう。
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冬の国体が開幕・新型コロナ感染対策への反応(1月27日)
27日から愛知県と岐阜県で冬季の国民体育大会が開幕する。開会式は名古屋市の愛知芸術文化センター。31日までの日程でフィギュアスケート、ショートトラック、アイスホッケーが愛知県内で「夢!きらリンク愛知国体」の名称で行われ、岐阜県開催分は恵那市で「ぎふクリスタル国体2021」としてスピードスケートの各種目が実施されることになっている。(スキー競技は秋田県内で「美の国あきた鹿角国体」として2月18日から開幕の予定)
ところが、愛知、岐阜両県では現在国の緊急事態宣言が再発令されているさなか。...
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27日から愛知県と岐阜県で冬季の国民体育大会が開幕する。開会式は名古屋市の愛知芸術文化センター。31日までの日程でフィギュアスケート、ショートトラック、アイスホッケーが愛知県内で「夢!きらリンク愛知国体」の名称で行われ、岐阜県開催分は恵那市で「ぎふクリスタル国体2021」としてスピードスケートの各種目が実施されることになっている。(スキー競技は秋田県内で「美の国あきた鹿角国体」として2月18日から開幕の予定)
ところが、愛知、岐阜両県では現在国の緊急事態宣言が再発令されているさなか。その影響で既にアイスホッケーでは滋賀や福井など複数の県の不参加が決まった。その背景には激しい接触が多い競技のため感染リスクが高いことがあると言われている。棄権を決断した県のスポーツ協会には、選手の所属企業から不安の声が多く寄せられたようだ。新聞報道によれば、これまで11自治体が棄権の意向を示しているという。一方、大会関係者は棄権団体が増えても「中止になることはない」と明言している。
運営側では万全のコロナ対策で開催に臨む。日本スポーツ協会が策定した「国民体育大会開催における新型コロナウイルス感染拡大防止に関する基本方針」に沿った「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」を導入する。入場の際には検温や行動帰路のの提出のほか県実行委員会が発行する資格認証カード(ADカード)の携帯が必要となる。昨年10月に熊本で行われる予定だった2020年の夏季国体は次年度への延期が決まったが、緊急事態制限下での冬季大会開催が如何に安全に行われるかは五輪開催に向けても一つの試金石になるだろう。
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石川祐希と渡邊雄太・バレー・セリエAとNBAで日本人選手が躍動(1月26日)
冬季期間に入り新型コロナウイルスの感染者数の増加はとどまることを知らず、いまや全世界で1億人に達しようとしている状況だ。そんななかインドアスポーツはいまがシーズン中。現在国内外で各国とも万全の感染対策を施しながらリーグ戦が佳境を迎えている。2大室内競技のバレーボールとバスケットボールで海外から日本人選手の活躍のニュースが入ってきた。
イタリア・セリエAの名門ミラノに所属する日本のエース・石川祐希が24日パドヴァ戦に途中出場。...
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冬季期間に入り新型コロナウイルスの感染者数の増加はとどまることを知らず、いまや全世界で1億人に達しようとしている状況だ。そんななかインドアスポーツはいまがシーズン中。現在国内外で各国とも万全の感染対策を施しながらリーグ戦が佳境を迎えている。2大室内競技のバレーボールとバスケットボールで海外から日本人選手の活躍のニュースが入ってきた。
イタリア・セリエAの名門ミラノに所属する日本のエース・石川祐希が24日パドヴァ戦に途中出場。リードされた第2セット途中から出場した石川は古巣相手に流れを変える活躍を見せた。強烈なスパイクでチームに勢いを与え、守備でも1枚ブロックスパイクをシャットアウト。この試合でセリエA通算100ブロックを記録。中央大学在学中の2014年シーズンから足かけ8シーズン目で大台の記録に乗せた。3―1で逆転勝利を収めた試合後、「残りの試合も最大限の力を発揮しうまく戦っていきたい」と流ちょうなイタリア語で答えた。
石川は12月8日に新型コロナのPCR検査で陽性が確認され、軽症のため自宅療養を続けていたが昨年末に復帰。新年に入ってからもオポジットとして変わらぬ活躍を見せている。
アメリカNBAではラプターズの渡邊雄太が25日、ペイサーズ戦に出場。今シーズン最長の21分間プレーし、3得点6リバウンド2アシスト2ブロックをマーク。「ディフェンスに関しては良い仕事が出来た」と振り返ったようにチームの勝利に大きく貢献した。今シーズン渡邊はラプターズと傘下のチーム両方でプレーする「2WAY契約」を交わしているが、与えられたチャンスにしっかりとした結果を出してみせた。なお、ウィザーズの八村塁はチーム内にコロナ感染者が複数出たため試合が延期に。復帰が待たれる。
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