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横綱・鶴竜が5場所連続休場へ…その背景は(3月12日)
今年初となる桜の開花宣言が出されるなか、14日に両国国技館で初日を迎える大相撲春場所。だがこの人は“サクラチル“となってしまうのだろうか。11日、横綱・鶴竜が休場する意向であることを師匠の陸奥親方が明らかにした。
報道によると9日の稽古に負った左足首の怪我が悪化、太ももを負傷し肉離れの症状が見られるという。本人は現役続行に意欲を示しているが、昨年11月には「休場があまりにも多い」として横綱審議委員会から「引退勧告」に次ぐ「注意」の決議を受けている。...
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今年初となる桜の開花宣言が出されるなか、14日に両国国技館で初日を迎える大相撲春場所。だがこの人は“サクラチル“となってしまうのだろうか。11日、横綱・鶴竜が休場する意向であることを師匠の陸奥親方が明らかにした。
報道によると9日の稽古に負った左足首の怪我が悪化、太ももを負傷し肉離れの症状が見られるという。本人は現役続行に意欲を示しているが、昨年11月には「休場があまりにも多い」として横綱審議委員会から「引退勧告」に次ぐ「注意」の決議を受けている。このまま休場ということになると5場所連続となる鶴竜。場所後に横綱審議委員会から引退勧告が出される可能性は高い。
力士が現役続行に執着する背景には年寄名跡(年寄株・親方株)の取得の有無があるとも言われる。名跡を取得している場合、年寄として引退後も協会に残ることができるからだ。その譲渡は表向きには当人同士の合意のみとされているが実際には多額の金銭の授受があり、かつてはその金額が数億円まで高騰したため大きな問題となったこともある。横綱・大関クラスの力士でも取得には苦労すると言われているが、鶴竜ら外国出身力士の場合はほかに国籍の問題もある。日本相撲協会では年寄名跡の取得は日本国籍を有している者のみと定めているからだ。
もう一人の横綱・白鵬は既に一昨年に日本国籍を取得済みで、11日のスポーツ紙の報道によれば年寄株「間垣」を取得する方向で調整が進んでいるという。鶴竜は昨年12月に日本への帰化申請が認められたばかり。年寄株の取得さえ出来れば現役引退後の心配もなくなる。土俵に集中して賢明な判断を下してほしいところだ。
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3.11から10年・アスリートからのエール(3月11日)
東日本を襲った未曾有の大震災から早くも10年の節目の日を迎えた。スポーツ界からも東北地方に縁のあるアスリートたちからの多くのメッセージが届いている。その一部を紹介したい。
10日に行われたサッカーJリーグ第3節。岩手・釜石市で震災に遭遇したヴィッセル神戸の菊池流帆はスタメンで出場。震災直後、釜石を慰問で訪れた横浜FCの三浦和良との交流で勇気をもらったという菊池は今季J1での初ゴールも記録した。...
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東日本を襲った未曾有の大震災から早くも10年の節目の日を迎えた。スポーツ界からも東北地方に縁のあるアスリートたちからの多くのメッセージが届いている。その一部を紹介したい。
10日に行われたサッカーJリーグ第3節。岩手・釜石市で震災に遭遇したヴィッセル神戸の菊池流帆はスタメンで出場。震災直後、釜石を慰問で訪れた横浜FCの三浦和良との交流で勇気をもらったという菊池は今季J1での初ゴールも記録した。この日は気迫のこもった守備を見せた。決勝ゴールをあげたチームメイトの郷家友太も津波の被害を受けた宮城県多賀城市出身。85分にポストで跳ね返ったところを流し込み勝利をもたらした。自身も被災して特別な思いを持って臨んだという試合後、「良いニュースを届けられるのでホッとしている」と述べた。
震災当時16歳だったフィギュアスケートの羽生結弦は、仙台のリンクで練習している最中に被災した。この間ずっと被災地に寄り添ってきた彼は10年に当たり1084文字を超える長文を寄せた「僕はこの言葉に一番支えられてきた人間だと思う」として「頑張ってください。僕も、頑張ります」と熱いエールを送った。
卓球の張本智和は仙台市出身。震災当時7歳だった彼のウェアには「WASURENAI3.11」との文字が記されている。「自分がそのユニフォームを着ることによって日本や世界の方々に発信していけたら」と語る。このほか福島県富岡高校1年生だったバドミントンの桃田賢斗もTV局の取材に応じ被災地へのメッセージを発信している。彼らの思いはスポーツを通じ被災地の多くの人々の心に響いたことだろう。
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聖火リレー出発式典は無観客・著名人ランナー辞退者も(3月10日)
今月25日に福島県のJヴィレッジで開催される東京オリンピックの聖火出発式典が、入場を大会関係者などに限定して一般の観客を入れない方向で調整中であることがわかった。大会組織委員会は9日、新型コロナウイルス感染防止のため無観客での開催を決めたという。
当初の計画では式典は一般開放し、福島県内の児童や生徒による合唱や伝統文化のパフォーマンスを行う予定だったが、プログラムは大幅な縮小となる見込み。具体的な式典の内容や出席者の人数については、感染状況を見極めながら福島県実行委員会と協議して決めることになるとみられる。...
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今月25日に福島県のJヴィレッジで開催される東京オリンピックの聖火出発式典が、入場を大会関係者などに限定して一般の観客を入れない方向で調整中であることがわかった。大会組織委員会は9日、新型コロナウイルス感染防止のため無観客での開催を決めたという。
当初の計画では式典は一般開放し、福島県内の児童や生徒による合唱や伝統文化のパフォーマンスを行う予定だったが、プログラムは大幅な縮小となる見込み。具体的な式典の内容や出席者の人数については、感染状況を見極めながら福島県実行委員会と協議して決めることになるとみられる。また近隣住民の沿道での観覧は可能だが、組織委員会では都道府県境を越えての来訪は自粛するよう求めており、地元で観覧する場合もマスク着用を徹底し、声を出さず拍手での応援スタイルが呼びかけられている。
各都道府県での聖火ランナーの動向についても動きが出ている。組織委員会は愛知、岐阜、奈良、大阪などでは予定通りに走者が公道を走ると発表。その一方、先月25日に走行日時などが案内されていた約500人の著名人のうち7人から辞退の連絡があったことが公表された。いずれも日程の都合が合わないことが理由だという。組織委員会では個人名は明らかにしていないが、すでに人気アイドルグループのTOKIOや将棋の藤井聡太二冠二冠らの辞退が報道で伝わっている。組織委では100人を超える著名人ランナーに走る場所や日時を通知できていないことも発表している。東京都など都市部では密を回避できる場所の選定が難しかったということだが、コミュニケーション不足で大会開催の機運に水を差すことになったのは残念である。
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大型スポーツイベントでのコロナウイルス検査(3月9日)
NPB・日本野球機構とJリーグは8日、第27回新型コロナウイルス対策連絡会議を開催。会議では試合会場で新型コロナウイルス検査の導入を検討していることが明らかになった。
JリーグではJ1とJ2が2月27日開幕。J3も今月14日に開幕を迎える。また、プロ野球は26日に開幕戦が行われる予定だ。検査についてNPB・斉藤惇コミッショナーは「費用の問題があったり、確実性の問題があったり色々と問題がある。...
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NPB・日本野球機構とJリーグは8日、第27回新型コロナウイルス対策連絡会議を開催。会議では試合会場で新型コロナウイルス検査の導入を検討していることが明らかになった。
JリーグではJ1とJ2が2月27日開幕。J3も今月14日に開幕を迎える。また、プロ野球は26日に開幕戦が行われる予定だ。検査についてNPB・斉藤惇コミッショナーは「費用の問題があったり、確実性の問題があったり色々と問題がある。しかし、やらないよりはやった方が良いかもしれないと、疑問やアイデアが出た」ことを明かした。Jリーグでは先週試合当日にガンバ大阪の4選手らに検査での陽性判定が出て、鹿島アントラーズとの試合がキックオフの直前に試合の中止が発表された。すでに2試合の中止が決定している。Jリーグ・村井満チェアマンは「より安全性の高い判断をどうするか」が議論されたと語る。現地での鑑定となると結果判明まで時間のかかるPCR検査は現実的ではないため、抗原検査やスマートアンプ法などが想定されているようだ。
また、会議の関係者への取材で東京五輪開催についても観客への抗原検査が水面下で検討されているとスポーツ紙が報道した。五輪ではすでに海外からの一般観客の受け入れを見送る方向で各方面と調整が進んでいるとされるが、観客を国内限定にして抗原検査を導入したらどうかという議論が出ているとみられている。
抗原検査は短時間で結果が出るメリットがあるが精度は低いため効果にどこまで有効性があるかはわからない。また検査のための人員や検査キットの確保などの課題もある。まだまだ検討の必要があるだろう。
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女子ゴルフ国内開幕戦・小祝さくらが初優勝(3月8日)
女子ゴルフ国内ツアーの2021年初戦となったダイキンオーキッドレディス。約1年3か月ぶりに観客を動員して行われた今季の開幕戦は最終日、大接戦の末の劇的な決着となった。
3日まで首位を走ったのは19歳の西郷真央。優勝について「そこは意識せずに、やるべきことをしっかりやっていきたいと平常心で最終日に臨んだが、17・18番で連続ボギーを叩き―11の4位タイでフィニッシュ。初の優勝はならなかったが「1戦目で優勝争いができたことはすごく良かった」と前向きに捉えていた。...
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女子ゴルフ国内ツアーの2021年初戦となったダイキンオーキッドレディス。約1年3か月ぶりに観客を動員して行われた今季の開幕戦は最終日、大接戦の末の劇的な決着となった。
3日まで首位を走ったのは19歳の西郷真央。優勝について「そこは意識せずに、やるべきことをしっかりやっていきたいと平常心で最終日に臨んだが、17・18番で連続ボギーを叩き―11の4位タイでフィニッシュ。初の優勝はならなかったが「1戦目で優勝争いができたことはすごく良かった」と前向きに捉えていた。代わりに最後まで優勝争いを演じたのはツアー2勝目を狙う森田遥。そして同じく3勝目を狙う1998年生まれの22歳、小祝さくらだった。
最終日は風雨が吹き荒れる悪天候。グリーン周りは霧が立ち込め、コースやバンカーにまで水たまりが出現する劣悪なコンディションのなか選手たちはスコアメイクに苦しめられた。3位スタートの小祝は着実にスコアを伸ばし、14番ホールではおよそ10mの超ロングパットを沈めてトップに躍り出た。森田も17Hでバーディーを奪い、2人が並んで最終ホールに臨む。ここで第3打をピン側1mにつけた小祝はこのバーディーパットを落ち着いて沈め、勝利を手中に収めた。「まさか優勝できるとは思っていなかったので、本当にびっくりしています。声援が力になりました」と喜びをあらわにする小祝。大会を通じてメディアの取材が渋谷日向子に集中する中、同じ黄金世代の小祝が開幕戦を制した。国内の賞金女王争いは大会数の減少に伴い昨年と合算したランキングとなるが、小祝は3位まで急上昇。渋野らも含めた黄金世代誰が初の賞金女王となるか注目である。
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