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バレー日本女子代表・中国から2年ぶりの勝利(5月27日)
東京五輪の前哨戦となる国際大会で日本代表が金星をあげた。イタリアで開幕したバレーボールのネーションズリーグに出場中の日本女子代表・火の鳥NIPPONは第2戦で世界ランク1位の中国と対戦。3-0のストレートで破り、中国からおよそ2年ぶりの白星を挙げた。
バレーボールネーションズリーグは2018年から始まった国際大会で、それまで男子はワールドリーグ、女子はワールドグランプリという名称で夏に行われていた両大会を統合したものだ。...
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東京五輪の前哨戦となる国際大会で日本代表が金星をあげた。イタリアで開幕したバレーボールのネーションズリーグに出場中の日本女子代表・火の鳥NIPPONは第2戦で世界ランク1位の中国と対戦。3-0のストレートで破り、中国からおよそ2年ぶりの白星を挙げた。
バレーボールネーションズリーグは2018年から始まった国際大会で、それまで男子はワールドリーグ、女子はワールドグランプリという名称で夏に行われていた両大会を統合したものだ。ちなみに昨年は新型コロナの感染拡大で中止となっており、今回が3回目の開催となる。世界16か国のトップチームが総当たりで戦うリーグ戦で、例年秋に行われる4大大会(五輪・世界バレー・グラチャン・W杯)に向けて各国が若手選手などを試す機会となっている。
日本女子は初日にベテラン選手をそろえたタイにストレートで快勝。続いて先月の東京チャレンジで対戦した中国に挑んだ。中国は絶対的エースのシュテイら主力組を温存しつつも、平均身長では日本を10cm以上上回る相手だ。東京での闘いではその高さに圧倒され、最終セット以外は一方的に打ちのめされる結果となった。しかし、この日の日本のプレーヤーの動きは全く違っていた。エース黒後愛、石川真佑らが中国チームを翻弄。高いブロックを抜け、相手コートへスパイクを叩き込んでいく。さらに古賀紗理那、ベテラン・荒木絵里香らも好調で、中国に自分たちのバレーをさせなかった。終始リードを保ち、ほぼ選手交代も使わずに打ち破ったのは大きな自信となったことだろう。五輪本番前の最後の大会で、圧倒的な苦手意識をなくすためにも大きな勝利だったと言える。
日本は27日はアジアのライバル・韓国と対戦。3試合戦い休息を挟んで全15か国と連戦することとなる。一方男子も28日のイラン戦を皮切りにリーグ戦が開幕する。
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大相撲・出場停止処分の阿炎が再び十両に復帰(5月26日)
照ノ富士の二場所連続優勝で幕を閉じた大相撲夏場所。その熱気も冷めやらぬ両国国技館で25日、日本相撲協会は番付編成会議を開催。七月場所の新番付を協議した。注目なのは幕下から十両への昇進。こちらもまた二場所連続で幕下優勝を果たした東幕下七枚目の阿炎が十両に復帰することが決まった。
阿炎は一年前、新型コロナウイルスの感染が拡大しているなか協会のガイドラインに違反して、七月場所前から場所中にかけて複数回にわたってキャバクラに出入りしていたことが発覚。...
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照ノ富士の二場所連続優勝で幕を閉じた大相撲夏場所。その熱気も冷めやらぬ両国国技館で25日、日本相撲協会は番付編成会議を開催。七月場所の新番付を協議した。注目なのは幕下から十両への昇進。こちらもまた二場所連続で幕下優勝を果たした東幕下七枚目の阿炎が十両に復帰することが決まった。
阿炎は一年前、新型コロナウイルスの感染が拡大しているなか協会のガイドラインに違反して、七月場所前から場所中にかけて複数回にわたってキャバクラに出入りしていたことが発覚。さらに聞き取り調査での虚偽報告をしたことで三場所の出場停止処分を受けていた。番付は幕下56枚目まで下げられた。流石に三役まで上がった力の差は歴然で、復帰場所となった3月場所から14連勝して全勝優勝を決めて関取への復帰となった。年内の幕内返り咲きも十分可能だろう。
阿炎のケースからみてその処分がかなり重いものになりそうなのは大関の朝乃山だ。番付編成会議の前日行われた横綱審議委員会では厳しい処分を求める声が上がった。阿炎同様の処分を受けた場合、朝乃山も幕下からの出直しとなる訳だが…。一方で、地元の富山県では講演会の役員や地元有志が協会に対して寛大な措置を求める嘆願書の署名を集めているという。果たしてどのような判断が下されるのだろうか。
明るい話題では二場所ぶりに新十両力士も誕生する。荒汐部屋の荒篤山は東幕下筆頭で五勝二敗と勝ち越し。部屋を興した荒汐親方(元前頭・蒼国来)に取って初の関取の誕生となる。フィリピン生まれで中学時に来日。初土俵から一二年かけて念願の十両入りとなった。「ようやくスタート地点に立てた。嬉しいがこれからがもっと大変」と気を引き締める。活躍に期待したい。
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セパ交流戦25日から開幕・タイガースに注目(5月25日)
2年ぶりとなるプロ野球のセ・パ交流戦が25日から開幕する。6月13日まで全108試合が行われる予定だ。勝率第1位球団には冠スポンサーの日本生命保険から賞金3000万円が贈られる。
昨年はコロナ禍の影響で行われなかったが、これまで交流戦は過去15回開催されている。通算成績はパ・リーグの1098勝、セ・リーグの966勝。パが14回勝ち越ししており、セが勝ち越したのは2009年のみとパ・リーグが圧倒する形となっている。...
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2年ぶりとなるプロ野球のセ・パ交流戦が25日から開幕する。6月13日まで全108試合が行われる予定だ。勝率第1位球団には冠スポンサーの日本生命保険から賞金3000万円が贈られる。
昨年はコロナ禍の影響で行われなかったが、これまで交流戦は過去15回開催されている。通算成績はパ・リーグの1098勝、セ・リーグの966勝。パが14回勝ち越ししており、セが勝ち越したのは2009年のみとパ・リーグが圧倒する形となっている。また優勝回数(2015年以降は最高勝率チーム)も最多はソフトバンクホークスの8回を含むパ12回に対し、セは3度しかない。その影響で2015年には一時的にセ6球団の成績がすべて負け越しになるという珍事も発生した。
セ・リーグとしては何とかパ圧倒的優位の状況に一矢報いたいところだが、その一番手に挙げられるのがここまで勝率7割を超える首位阪神タイガースだろう。注目の最初の対戦相手は千葉ロッテマリーンズ。過去の交流戦成績は12球団中3位という交流戦キラーだ。一方のタイガースは交流戦成績は8位とやや苦手にしているが、初戦の先発予想の西勇輝はオリックス時代から通じてロッテを得意としている。幸先よく勝利をもぎ取って波に乗ることが出来るだろうか。また2戦目にはマリーンズの先発に佐々木朗希が予定されており、こちらも楽しみだ。
虎のゴールデンルーキー・佐藤輝明とパの投手陣との初顔合わせも大きな見どころ。同じくイーグルスで12球団トップの6勝を挙げている早川隆久との対戦も実現するか期待したい。
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ラグビー日本選手権決勝・福岡堅樹が有終の美(5月24日)
ラグビーの日本選手権を兼ねたトップリーグプレーオフトーナメント決勝戦。ともに今シーズン無敗のパナソニックとサントリーの対戦という頂上決戦に相応しい顔合わせとなった。
5回目の優勝を狙うパナソニックはリーグ最少失点の堅守速攻が武器。この試合を限りに引退するウイングの福岡堅樹の驚異的なスピードのカウンター攻撃などを持ち味とする。一方の世界最優秀選手に輝いたオールブラックスのボーデン・バレットを擁するサントリー。...
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ラグビーの日本選手権を兼ねたトップリーグプレーオフトーナメント決勝戦。ともに今シーズン無敗のパナソニックとサントリーの対戦という頂上決戦に相応しい顔合わせとなった。
5回目の優勝を狙うパナソニックはリーグ最少失点の堅守速攻が武器。この試合を限りに引退するウイングの福岡堅樹の驚異的なスピードのカウンター攻撃などを持ち味とする。一方の世界最優秀選手に輝いたオールブラックスのボーデン・バレットを擁するサントリー。パナソニックとは対照的なレギュラーシーズンでリーグトップの420得点と圧倒的な攻撃力で、史上最多6回目の優勝を目指す。
決勝戦は緊急事態宣言のため観客の上限を5000人にして行われた。試合は序盤、パナソニックが連続得点でリード。サントリーの攻撃を激しいタックルで阻止して試合の主導権を握る。前半30分には福岡が左サイドに目の覚めるような鋭いトライを決め、リードを広げていく。
後半に入るとサントリーが反撃。12人の日本代表をそろえる分厚い戦力で追いすがる。終盤の39分にはハイスピードの連続攻撃からトライを奪うとバレットがゴールキックを決め、5点差まで迫った。しかし最後はパナソニックが逃げ切り、4季ぶりの栄冠をつかんだ。
現役最後の試合で自身初のトップリーグ制覇と日本一奪取を成し遂げた福岡。「本当にすばらしい試合を、自分の人生最後のラグビーの試合に持ってきていただいたこと、本当に感謝しています」と惜別の挨拶。最高のノーサイドを経て、今後は憧れの医師の道へと進むこととなる。
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照ノ富士、優勝決定戦を制して四度目の賜杯(5月24日)
「一生懸命頑張って、最後まで自分の力を絞りましたって言って胸張って歩きたいです」その言葉にはやり遂げた充実感が漂っていた。大相撲五月場所、千秋楽で大関・照ノ富士が2場所連続4度目優勝を決めた。照ノ富士にとって大関としての賜杯は初めてのこと。さらに大関復帰場所での優勝は昭和以降で初のこととなる。
星の差二つで優勝争いの先頭を走ってきた照ノ富士。十四日目、勝てば優勝が決まる遠藤との一番は土俵際の投げの打ち合いで一時は軍配が上がったが、協議の結果行司差し違えで二敗目。...
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「一生懸命頑張って、最後まで自分の力を絞りましたって言って胸張って歩きたいです」その言葉にはやり遂げた充実感が漂っていた。大相撲五月場所、千秋楽で大関・照ノ富士が2場所連続4度目優勝を決めた。照ノ富士にとって大関としての賜杯は初めてのこと。さらに大関復帰場所での優勝は昭和以降で初のこととなる。
星の差二つで優勝争いの先頭を走ってきた照ノ富士。十四日目、勝てば優勝が決まる遠藤との一番は土俵際の投げの打ち合いで一時は軍配が上がったが、協議の結果行司差し違えで二敗目。さらに千秋楽の貴景勝との取組でははたき込みで黒星を喫した。賜杯の行方は優勝決定戦にもつれ込む結果に。過去三度の決定戦では全て敗れている照ノ富士だったが、今回は冷静に相手の動きをみる慎重な取り口を見せ、タイミング良くはたき込み。見事雪辱を果たした。
二場所連続、かつこの一年で三度目の優勝と押しも押されもせぬ第一人者になった照ノ富士。師匠でもある伊勢ヶ濱審判部長は「来場所が横綱昇進綱とりに挑む場所になる」との見解を示した。照ノ富士も「今まで通りにやってもダメだと思うのでこれ以上に努力していきたい」と決意を述べた。
決定戦で敗れはしたが、貴景勝も大関同士の本割で意地を見せた。また、千秋楽まで優勝争いに加わった遠藤も場所終盤を盛り上げた。照ノ富士を破った一番は新境地を見せてくれた気がする。遠藤とともに技能賞を受賞した若隆景も二大関を撃破するなど軽量ながら存在感を発揮した。勝ち越しはならなかったが豊昇龍も初の上位対戦で検討を見せた。十両優勝の宇良も幕内復帰してくる来場所の土俵が楽しみだ。
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