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Bリーグ・千葉ジェッツが初の年間王座を獲得(6月2日)
プロバスケットボールBリーグの2020/201シーズン王者を決定するチャンピオンシップファイナルは宇都宮ブレックスと千葉ジェッツの1勝1敗のタイで第3戦までもつれこんだ。
初戦はエドワーズや富樫勇樹の活躍により20点差で千葉が快勝。第2戦では1試合平均最小失点のディフェンスで宇都宮が千葉の攻撃をシャットアウト。星を五分に戻した。3日後、横浜アリーナで行われた第3戦。前半千葉が3ポイントシュートを中心に得点を重ねていく。...
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プロバスケットボールBリーグの2020/201シーズン王者を決定するチャンピオンシップファイナルは宇都宮ブレックスと千葉ジェッツの1勝1敗のタイで第3戦までもつれこんだ。
初戦はエドワーズや富樫勇樹の活躍により20点差で千葉が快勝。第2戦では1試合平均最小失点のディフェンスで宇都宮が千葉の攻撃をシャットアウト。星を五分に戻した。3日後、横浜アリーナで行われた第3戦。前半千葉が3ポイントシュートを中心に得点を重ねていく。4年ぶりの王子座奪還を目指す宇都宮も必死に食らいつき、試合は白熱した展開に。第3クウォーター終了時点まで50-50のイーブンだったが、宇都宮は五輪代表の比江島慎らがファールで退場。ラスト2分で千葉が連続得点で点差を広げ、追いすがる宇都宮を振り切った。千葉は3度目のファイナルで悲願の初優勝を決めた。キャプテンの富樫は「ようやく優勝できてうれしい思いでいっぱい」と喜びを爆発させた。
この日の横浜アリーナは上限いっぱいに迫る4800人もの観客で満員。発足5年目を迎え、国内のインドアプロスポーツとしては他に類を見ない成功を収めていると言える。そんななかBリーグでは2026年構造改革案を発表。現在最高峰となっているB1の上に新たなリーグを設立する構想を発表した。その参加条件は「1試合平均4000人以上の観客動員」「1万人規模のアリーナ保持」など非常に高い水準を目指すものだ。しかし、現在のコロナ禍の収束の見通しは立たず、各クラブとも厳しい財政状況にある。アリーナのキャパなどは現状の施設では到底確保できず、ホームタウンの移転を余儀なくされる可能性もある。事実、これまで長年にわたって草の根の活動を続けてきた地域での活動を諦めて、移転せざるを得なかったクラブも存在する。このような事態が増えると折角日本各都市に根ざし始めたバスケ人気の広がりの勢いを削ぐことにもなりかねない。貪欲に拡大路線を示し続けるリーグ機構と各クラブとの交渉の行方がやや気がかりだ。
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速報・大坂なおみ、全仏オープンの棄権を表明(6月1日)
大坂なおみが、現在出場中の全仏オープンの2回戦を棄権することが明らかとなった。大坂は31日、自身のツイッターを通じて「誰もが大会に再び集中できるようにするため大会や他の選手そして私自身にとって私が撤退することがベストだと思った」とのコメントを発表した。
全米・全豪を連覇して挑んだ赤土のコート。1回戦は相手にリズムを崩されても、ボールに追いつきストレートで勝利。しかし、その後の選手に義務付けられている記者会見を拒否したため、罰金1万5000ドルが科せられていた。...
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大坂なおみが、現在出場中の全仏オープンの2回戦を棄権することが明らかとなった。大坂は31日、自身のツイッターを通じて「誰もが大会に再び集中できるようにするため大会や他の選手そして私自身にとって私が撤退することがベストだと思った」とのコメントを発表した。
全米・全豪を連覇して挑んだ赤土のコート。1回戦は相手にリズムを崩されても、ボールに追いつきストレートで勝利。しかし、その後の選手に義務付けられている記者会見を拒否したため、罰金1万5000ドルが科せられていた。大坂は今大会の前から「アスリートの心の健康状態が無視されていると、記者会見を見たり参加したりする度に感じていた」(自身のツイッターより)として、全仏オープンの期間中に記者会見に応じない意向を表明していた。罰金処分の発表に対しても有名ラッパーの「さよなら。これでせいせいする」とのジャケット写真をSNS上に残している。この大坂の行動に対してトッププレイヤーらもコメントを表明。一定の理解を示しつつも、複数のプレイヤーは「メディアもテニスの重要な一部」(ナダル)と会見拒否には否定的な態度を示している。一方の批判されたメディア側からは「最悪な駄々っ子による馬鹿げたメディア拒否」(イギリス紙・デイリーテレグラフ)など辛らつな論調も見られる。
辞退の表明に当たって大坂は「2018年の全米オープン以来、長い間気分が落ち込むことがあって対処するのに本当に苦労した」と長い間うつ病に悩まされてきたことを告白した。強い発信力を持つ彼女だが、時に発言内容を批判され、思わぬバッシングに晒されることもあった。その度に心の内面は大きく傷ついてきたのだろう。メッセージの最後に「元気に安全で過ごすことを願っている。また会いましょう」という言葉で締めくくっている。屈託のないあの笑顔と、率直な言動が大阪の魅力だ。再び元気な姿でコートに戻ってくる日を待ちたい。
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第88回日本ダービー、東京競馬場で有観客開催(5月31日)
日本競馬界で最も格式の高い「G1」レース。その頂点である三冠レースの一つ東京優駿、第88回日本ダービーが30日東京競馬場で開催。2年ぶりに観客を入れた競馬の祭典で三歳馬7398頭の頂点が決定した。
レースには無敗での二冠が期待されたエフフォーリアや、7年ぶりの牝馬の挑戦となるサトノレイナス、皐月賞2着のタイトルホルダー、同3着のステラヴェローチェなどが出走。現在緊急事態宣言が延長されている東京での開催ということで、入場者は事前に指定席に当選した約4400人に限定する感染症対策が取られた。...
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日本競馬界で最も格式の高い「G1」レース。その頂点である三冠レースの一つ東京優駿、第88回日本ダービーが30日東京競馬場で開催。2年ぶりに観客を入れた競馬の祭典で三歳馬7398頭の頂点が決定した。
レースには無敗での二冠が期待されたエフフォーリアや、7年ぶりの牝馬の挑戦となるサトノレイナス、皐月賞2着のタイトルホルダー、同3着のステラヴェローチェなどが出走。現在緊急事態宣言が延長されている東京での開催ということで、入場者は事前に指定席に当選した約4400人に限定する感染症対策が取られた。
皐月賞馬のエフフォーリア(横山武騎手)が 単勝オッズ1.7倍の1番人気。2番人気はルメールが騎乗したサトノレイナス。ウォッカ以来14年ぶりとなる牝馬優勝を狙った。序盤、中団でレースを伺うエフフォーリアに対し、爆発的な末脚を武器とするサトノレイナスは積極的に先頭集団につける。最後の直線に入って抜け出したエフフォーリアを4番人気のシャフリヤールが追い上げた。最後は内から鼻差でかわしたシャフリヤールが2分22秒5のレースレコードで優勝。初めてのG1での勝利を挙げた。3着は9番人気のステラヴェローチェ。サトノレイナスは5着に終わった。
シャフリヤールに騎乗した福永祐一は「決してスムーズな騎乗ではなかったんですけども、馬の力に助けられた勝利だなと思います」とコメント。コンビを組む相棒を「バネの塊のような本当に素晴らしい馬」と評した。福永は昨年騎乗したコントレイルに続くダービー制覇。史上3人目の連覇達成となった。
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エンゼルス・大谷翔平、好投するも今季初黒星(5月30日)
先発予定だった試合への移動が事故渋滞に巻き込まれ、スライド登板となったエンゼルスの大谷翔平。今回は打者・大谷は封印し、投手に専念。およそ1か月ぶりの2勝目を目指した。
前回登板では球速が10キロ近く落ち、コンディションが心配された大谷だが、この日は初回から150キロ台をマーク。2回までに3つの三振を奪う好調な立ち上がりを見せる。
3イニング目に入ると、無死一塁の場面で場内が騒然とする場面があった。...
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先発予定だった試合への移動が事故渋滞に巻き込まれ、スライド登板となったエンゼルスの大谷翔平。今回は打者・大谷は封印し、投手に専念。およそ1か月ぶりの2勝目を目指した。
前回登板では球速が10キロ近く落ち、コンディションが心配された大谷だが、この日は初回から150キロ台をマーク。2回までに3つの三振を奪う好調な立ち上がりを見せる。
3イニング目に入ると、無死一塁の場面で場内が騒然とする場面があった。マーク・キャンハに投じた内角高めの150キロのボールが顔の近くに抜け、キャンハが激昂。これにキャッチャーのカート・スズキが応戦したため口論となり、両軍ベンチから選手が飛び出す事態に発展した。しかし大谷は動じることなく微笑みを浮かべる余裕を見せる。その直後、最速の158キロで三振ゲッツーに切って取ると、この回も無失点で抑えた。
好投を続ける大谷だったが、味方打線がアスレチックス先発のマナイアに完全に封じ込まれて援護がない。すると6回、前の打席で一悶着あったキャンハの肩の速球を当ててしまう。アウェーの球場内からは大谷への大ブーイングが炸裂するが、マウンドでがっくりと膝をついた後、詫びる仕草を見せた大谷にキャンハも笑顔で応えた。結局大谷は3安打3失点で7回途中降板。今季初黒星を喫した。豪速球も戻り、まずまずの内容だったが、試合後自身の投球について、「良いバッターは特に厳しいところに行かないとなかなか抑えられない」と振り返った。
一方で、1得点に抑えられた貧打のエンゼルス打線に加え守備でも、勝ち越された7回のバックホームへの送球時には野手がファンブルするなど若干味方に足を引っ張られた感は否めない。投手・大谷にとって一番必要なのは打者・大谷だという皮肉なゲームとなったようだ。
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令和の怪物・佐々木朗希、甲子園でプロ初勝利(5月28日)
マリーンズの佐々木朗希が甲子園球場でプロ一軍2度目のマウンドを踏んだ。佐々木は大船渡高3年時に岩手県大会決勝まで進んだが甲子園出場は果たせなかった。2年越しの憧れの聖地、そしてアウェー球場では初のピッチングだ。
初回のマリーンズの攻撃は先頭打者の荻野貴司が先制アーチ。初登板の時と同じく、1回からホームランで援護をもらう形となった。味方の援護を受け、三振1つを奪う三者凡退という上々の立ち上がりを見せる。...
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マリーンズの佐々木朗希が甲子園球場でプロ一軍2度目のマウンドを踏んだ。佐々木は大船渡高3年時に岩手県大会決勝まで進んだが甲子園出場は果たせなかった。2年越しの憧れの聖地、そしてアウェー球場では初のピッチングだ。
初回のマリーンズの攻撃は先頭打者の荻野貴司が先制アーチ。初登板の時と同じく、1回からホームランで援護をもらう形となった。味方の援護を受け、三振1つを奪う三者凡退という上々の立ち上がりを見せる。
しかし2回、好調タイガース打線がルーキーを捉える。大山、サンズの連続安打で得点圏にランナーをためると、6番・佐藤輝明と初対戦。佐藤に152㎞のストレートをレフト前にクリーンヒットされ失点。注目のゴールデンルーキー対決は佐藤に軍配が上がった。さらにこの回ピッチャーのアルカンタラにもライト前に運ばれ、ホームクロスプレーは際どいタイミングに。セーフの判定に井口監督はリクエストを要求したがジャッジは覆らなかった。
佐々木は5回まで登板し84球を投げ初先発の時と同じ4失点。しかし、マリーンズ2点ビハインドの6回表、2死から角中の2点タイムリーで同点に追いつくと、藤岡の内野安打に悪送球が絡んで勝ち越し。マリーンズは8回にも追加点をあげ、6-4で勝利した。前回の初先発際は勝ち投手の権利を持って交代したがセットアッパーの唐川が2失点して勝ち星が消えている。今回は後続が4イニングをきちんと無失点に抑えて佐々木にプロ初勝利をもたらした。佐々木の登板時は2試合とも先制弾があり、リードされても味方が逆転してくれるという援護があった。これが俗に言う“勝ち運”というものだろう。好投していても負け投手となるピッチャーがいる一方で、不思議と勝ち星が巡ってくる投手もいる。これまでのところ佐々木は後者だが、これもまたスター選手の一つの資質と言えるのかもしれない。次回の登板も注目したい。
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