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久保・上田・岩渕…男女のファンタジスタたち(6月14日)
東京オリンピックでのメダル獲得を目指す男女サッカー代表が、正式メンバー発表前最後の試合に臨んだ。男子のU-24日本代表は豊田スタジアムでジャマイカのフル代表と対戦。給水タイム明けの前半32分、スローインのボールを受けた久保建英(ヘタフェCF)が度肝を抜くプレーを披露する。右サイドに攻め込んだ久保は、インサイドに蹴り込むと見せかけ、DFが足を伸ばしたところを股の間を通す強烈なシュート。...
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東京オリンピックでのメダル獲得を目指す男女サッカー代表が、正式メンバー発表前最後の試合に臨んだ。男子のU-24日本代表は豊田スタジアムでジャマイカのフル代表と対戦。給水タイム明けの前半32分、スローインのボールを受けた久保建英(ヘタフェCF)が度肝を抜くプレーを披露する。右サイドに攻め込んだ久保は、インサイドに蹴り込むと見せかけ、DFが足を伸ばしたところを股の間を通す強烈なシュート。何とDF3人とGKの股を抜く“技あり”の先制ゴールを決めてみせた。
2点目を決めたのはオーバーエイジ枠の遠藤航(シュツットガルト)。ゴール右隅に見事なドライブシュートをたたき込んだ。後半に入ってもジャマイカに反撃の暇を与えず、Jリーグで絶好調の三笘薫(川崎)がドリブル突破し、交代出場のFW上田綺世(鹿島)に足の長いスルーパス。これを惚れ惚れするような華麗なループシュートで流し込み3点目を挙げた。男子は今月末、現在の代表候補25人が本大会に臨む最終メンバー18人に絞り込まれる。
一方の女子・なでしこジャパンは栃木でメキシコとの国際親善試合。エースの岩渕真奈が2戦連続となるゴールを決めて先制すると、後半直後にはその岩渕のアシストから田中美南(バイエルン)が追加点。その直後に再び岩渕のラストパスから得点を重ね、なでしこが5-1で完勝した。岩渕はことし世界最高峰のイングランドリーグへ移籍し所属チームの1部残留に貢献した。9月からは名門・アーセナルへ加入予定だ。五輪に向け「金メダルを取ってなでしこをもっと応援してもらえるようになったら良い」と抱負を語る彼女の活躍が楽しみだ。
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相撲協会が大関朝乃山に一年間の出場停止処分(6月13日)
12日の日本相撲協会の臨時理事会により「6場所出場停止と50%の減給6か月」の懲戒処分が下された大関・朝乃山。処分の決定前に本人からは「引退届」が提出されていたが、協会側は未受理を決定。引退届は預かりとし、代わりに今後協会に迷惑をかける行為を行った場合にはこれを受理することを了承する誓約書を提出することとなった。スポーツ紙の報道によると、関係者には朝乃山から「厳粛に受け止めて出直します。再起を目指して頑張ります」との連絡があったという。...
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12日の日本相撲協会の臨時理事会により「6場所出場停止と50%の減給6か月」の懲戒処分が下された大関・朝乃山。処分の決定前に本人からは「引退届」が提出されていたが、協会側は未受理を決定。引退届は預かりとし、代わりに今後協会に迷惑をかける行為を行った場合にはこれを受理することを了承する誓約書を提出することとなった。スポーツ紙の報道によると、関係者には朝乃山から「厳粛に受け止めて出直します。再起を目指して頑張ります」との連絡があったという。
今回の処分により番付は三段目まで陥落する見通しで、仮に大関まで復帰するとすれば最短でも3年もの日数が必要な計算となる。今回の処分内容に関しては、関係者やファンの間から様々な意見が出ており、一部には「重過ぎる」という声も上がっている。昨年同様のケースで処分を受けた平幕の阿炎は、3場所出場停止などの処分だったが、朝乃山は大関という地位で度重なる違反を犯したこと、協会の聞き取り調査に対して虚偽報告を行ったことがより重く受け止められたと思われる。ちなみに朝乃山の飲食に同行していたスポーツ紙記者は、隠ぺい工作を提案したなどとして、10日付で会社側から諭旨解雇処分という非常に重い処分を受けている。
一方、朝乃山を指導してきた前高砂親方の錦島親方(元大関・朝潮)は退職届を提出し、引退することとなった。問題の責任をとる格好だが、親方自身が外出禁止期間に外食をしており、監督意識の欠如という誹りは免れないだろう。師匠の認識の甘さが才能ある力士の前途に暗い影を落としてしまったことがつくづく悔やまれる。
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女子バスケ&女子サッカー・五輪直前強化試合(6月11日)
東京オリンピック開幕まであと40日余り。女子の球技種目では本番を見据えて各地で強化試合が行われている。バスケットボール女子日本代表は横浜市でポルトガルとおよそ1年4か月ぶりの国際強化試合に臨んだ。
チームを牽引し続けてきたエースの渡嘉敷来夢が昨年右膝前十字靭帯を断裂し代表を離脱。大黒柱を欠くなか、日本は身長190cm超の選手をそろえるポルトガルの高さに苦しめられる。チームを引っ張ったのは身長167cmの三好南穂だった。...
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東京オリンピック開幕まであと40日余り。女子の球技種目では本番を見据えて各地で強化試合が行われている。バスケットボール女子日本代表は横浜市でポルトガルとおよそ1年4か月ぶりの国際強化試合に臨んだ。
チームを牽引し続けてきたエースの渡嘉敷来夢が昨年右膝前十字靭帯を断裂し代表を離脱。大黒柱を欠くなか、日本は身長190cm超の選手をそろえるポルトガルの高さに苦しめられる。チームを引っ張ったのは身長167cmの三好南穂だった。三好は得意の3Pシュートで得点を重ね、第4クオーターだけでスリーポイント4本、チーム最多の14得点の活躍。ポルトガルを69―47の大差で破った。試合後、三好は「自分の仕事は打ち続ける事なので少しでもチャンスがあったら打とうと思って臨んだ」と声を弾ませた。
一方、サッカー・なでしこジャパンは広島でウクライナとの国際親善試合。代表初選出の塩越柚歩はこの日初スタメンに抜擢された。前半5分に先制のゴールを挙げると、前半41分にもこぼれ球に落ち着いて反応して2ゴール目を決め、高倉麻子監督の起用に応えた。試合後、「チャレンジャーの気持ちで、失うものは何もないと思って試合に入った。結果を残せてよかった(三好)」と、代表選出への強い意欲を示した。
格下のウクライナ相手に0―8で完勝したなでしこ。実戦は13日のメキシコ戦がラストとなる。代表選考について高倉監督は「みんなが良いチャレンジをしているのは正直感じているので非常に頭が痛い」と悩ましい様子。サバイバルレースは佳境を迎えようとしている。
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体操・内村航平、オリンピックに向けての思い(6月10日)
6日、自身4度目となるオリンピック出場を決めた体操の内村航平。9日には所属先のジョイカルジャパンで全国の支店をリモートでつないだ祝勝会が行われ、関係者から大きな祝福を受けた。2017年からスポンサー契約を結んだジョイカルとは今年3月に3年間の所属契約を締結している。
その後、休む間もなくスタジオでスチール写真撮影。午後には寝具メーカーのエアウィーヴとの契約締結調印式に出席と分刻みのスケジュールをこなした。...
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6日、自身4度目となるオリンピック出場を決めた体操の内村航平。9日には所属先のジョイカルジャパンで全国の支店をリモートでつないだ祝勝会が行われ、関係者から大きな祝福を受けた。2017年からスポンサー契約を結んだジョイカルとは今年3月に3年間の所属契約を締結している。
その後、休む間もなくスタジオでスチール写真撮影。午後には寝具メーカーのエアウィーヴとの契約締結調印式に出席と分刻みのスケジュールをこなした。多くのマスコミの取材に「オリンピック代表に決まるってこういうことなんですね」と感想を漏らした。
今回、初めて鉄棒一種目に絞り個人枠での出場を目指した内村。全日本種目別選手権では予選で本人も「出来過ぎ」と評した完璧な演技を披露し、世界最高得点となる15.766をマークした。だが、決勝では回転不足になる『らしくない』ミスが出てしまい15.100と点数が伸びず2位になった。代表選考ポイントで跳馬の米倉英信に並ばれてしまう。この大会では個人種目別の選手枠は一名しか選ばれないが、タイブレーク方式により内村の4大会連続オリンピック出場が決定した。この結果に「もうねダメです。ポイントで競っていた米倉選手にすごく申し訳ない。きょうの鉄棒ではレジェンドとかキングと言えない」と反省の言葉が出た。
正式に代表の座を射止め、今は完全に気持ちは五輪の金メダル獲得へと向いているようだ。五輪への思いを問われ、「後輩たちに伝えていかなきゃいけないというのと、自分の満足する演技で見ている人たちに何かを伝える」と語った内村。彼が目指す美しい体操の集大成に挑む。
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MLB・日本人投手が区切りの日米通算勝利数(6月9日)
先日10奪三振で2勝目を挙げた大谷翔平。8日(日本時間9日)のロイヤルズ戦では2番DHで出場し、1打席目でバックスクリーンに特大の2ランホームランを放った。これでトップに1本差に迫る本塁打数は17本に到達。ア・リーグの指名打者では断トツの本塁打数となっており、オールスター戦への出場にも注目が集まる。
今シーズンロッテからレッドソックスへ移籍した澤村拓一はセットアッパーで起用され、好調をキープしている。...
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先日10奪三振で2勝目を挙げた大谷翔平。8日(日本時間9日)のロイヤルズ戦では2番DHで出場し、1打席目でバックスクリーンに特大の2ランホームランを放った。これでトップに1本差に迫る本塁打数は17本に到達。ア・リーグの指名打者では断トツの本塁打数となっており、オールスター戦への出場にも注目が集まる。
今シーズンロッテからレッドソックスへ移籍した澤村拓一はセットアッパーで起用され、好調をキープしている。今シーズン22試合目の登板となった7日のマーリンズ戦では6回に登場。満塁のピンチを伝家の宝刀・スプリットで三振に切って取り無失点に抑えた。2勝目をあげ自身日米通算50勝のメモリアルゲームとなった。
パドレスのダルビッシュ有は4日のメッツ戦で先発。6回途中まで投げ被安打4の2失点。今シーズンの6勝目をマークしこれが日米通算170勝目となった。松坂大輔、岩隈久志と並ぶ記録達成にダルビッシュは「感慨深いものがある」と感想を述べた。DH制の無いナ・リーグでホームランも放つなどバッティングも得意としているが、この日も2安打を放ち、節目の勝利に花を添えた。
一方、大谷との花巻東同門対決が注目されたマリナーズの菊池雄星だが、ライナー性の打球を右ひざに受けて退場。負傷が心配されるが「予想していたよりかなりいい。動くこともOK」とコメントを発表。現地メディアの報道によれば故障者リスト入りは回避できそうで、長期離脱には至らない見込みとのことだ。復帰を待ちたい。
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