パリ五輪;政府閣僚がセーヌ川遊泳で水質問題なしとアピール【欧米メディア】(2024/07/15)
オリンピック・パリ大会が7月26日に幕を開ける。しかし、開会式及びトライアスロン・スイム競技が予定されているセーヌ川の水質が問題視されてきた。そうした中、フランス政府スポーツ相がこの程、水質問題改善をアピールすべく自ら同川で遊泳のデモンストレーションを行っている。
7月13日付米
『AP通信』、フランス
『AFP通信』は、スポーツ相がセーヌ川で遊泳デモンストレーションを行い、水質問題改善をアピールしたと報じている。
セーヌ川で遊泳デモンストレーションを行ったのは、スポーツ及びオリンピック・パラリンピック担当のアメリー・ウデア=カステラ大臣(46歳、2022年就任)である。
同大臣はパラリンピックのフランス代表団旗手のアレクシス・ハンカンカント選手(38歳、パラ・トライアスロン競技選手)とともに7月13日、トライアスロン競技が行われるアレクサンドル3世橋(1900年、パリ万博に合わせて建設)付近で泳いで、セーヌ川の水質問題は改善していることを自らアピールした。...
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7月13日付米
『AP通信』、フランス
『AFP通信』は、スポーツ相がセーヌ川で遊泳デモンストレーションを行い、水質問題改善をアピールしたと報じている。
セーヌ川で遊泳デモンストレーションを行ったのは、スポーツ及びオリンピック・パラリンピック担当のアメリー・ウデア=カステラ大臣(46歳、2022年就任)である。
同大臣はパラリンピックのフランス代表団旗手のアレクシス・ハンカンカント選手(38歳、パラ・トライアスロン競技選手)とともに7月13日、トライアスロン競技が行われるアレクサンドル3世橋(1900年、パリ万博に合わせて建設)付近で泳いで、セーヌ川の水質問題は改善していることを自らアピールした。
同大臣はニュース専門局『BFMTV』のインタビューに答えて、“約束通り(オリンピック開会までに)水質問題を解決した”と強調している。
同川は長い間大腸菌で汚染されていて、1923年以降遊泳禁止措置が取られてきていた。
なお、パリのアンヌ・イダルゴ市長(65歳、2014年初当選)も今週(7月15日の週)にセーヌ川で遊泳デモンストレーションを行う予定である。
また、エマニュエル・マクロン大統領(46歳、2017年初当選)も今年2月、自身もセーヌ川で泳ぐと表明しているが、“セキュリティ上の問題もあり、具体的日時は明かさない”としている。
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豪州、ロシア系豪州人夫婦をスパイ容疑で逮捕【欧米メディア】(2024/07/14)
ロシア生まれの豪州人夫妻が、豪州軍の防衛関連情報にアクセスした容疑で逮捕された。在豪ロシア大使館は即刻、反ロシア運動を煽るものと抗議の声を上げたが、豪州首相はこれを一蹴している。
7月12日付米
『CNNニュース』、英国
『ジ・インディペンデント』紙、7月13日付豪州
『ABCニュース』等は、豪州当局がロシア系豪州人夫婦をスパイ容疑で逮捕するとともに、でっち上げとクレームする在豪州ロシア大使館の抗議を豪州首相が一蹴したと報じている。
豪州防諜機関の豪州保安情報機構(ASIO、1949年創設)によって7月11日に逮捕されたのは、ロシア生まれの豪州人のキラ・コロレフ容疑者(40歳、2016年豪州市民権取得)及び夫のイーゴル・コロレフ容疑者(62歳、2020年市民権取得)である。...
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7月12日付米
『CNNニュース』、英国
『ジ・インディペンデント』紙、7月13日付豪州
『ABCニュース』等は、豪州当局がロシア系豪州人夫婦をスパイ容疑で逮捕するとともに、でっち上げとクレームする在豪州ロシア大使館の抗議を豪州首相が一蹴したと報じている。
豪州防諜機関の豪州保安情報機構(ASIO、1949年創設)によって7月11日に逮捕されたのは、ロシア生まれの豪州人のキラ・コロレフ容疑者(40歳、2016年豪州市民権取得)及び夫のイーゴル・コロレフ容疑者(62歳、2020年市民権取得)である。
共同捜査に当たっていた豪州連邦警察(AFP、1979年設立)によると、前者は2015年に豪州国防省に情報システム・エンジニアとして採用されていたが、2023年に長期休暇を取得してロシアに帰国していた際、ロシア諜報部員らに密かに会っていたという。
また、後者は、前者がロシア滞在中に、前者の国防省内で使用しているPCアカウントに前者の指示で侵入して、防衛関連機密情報を盗み出して前者に送信していたとする。
2018年に制定された「外国の干渉及びスパイ行為防止法」に基づき、容疑者夫婦による機密情報アクセス容疑が認定されれば、最長15年の懲役刑が下される。
更に、当該情報がロシア側に渡っていることが証明されれば、当該夫婦は最長25年の懲役刑に処される可能性もある。
一方、今回の事件を受けて、在豪州ロシア大使館は早速、“豪州市民を疑心暗鬼にさせて、反ロシア運動を煽ろうとしている”とする抗議文をSNSに投稿した。
これに対して、アンソニー・アルバニージー首相(61歳、2022年就任)は7月13日、“ロシアは豪州のみならず世界中でスパイ活動を行っているので、ロシア側の言い分は全く信用できない”とした上で、“本件に干渉するべきではない”と一蹴している。
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