欧州医薬品庁、デルタ型には2回のワクチン接種が必須と発表(2021/07/15)
欧州医薬品庁(EMA)が14日に発表したところによると、新型コロナウイルス感染症のデルタ型を予防するためには、2回のワクチン投与が必要であるとの見解を発表した。EMAは、デルタ型の出現に対抗するため、2回目の投与を早めるようEU諸国に呼びかけている。
仏
『BFMTV』によると、EU規制当局は、感染力の高いデルタ型が世界中で大流行していることから、EU加盟国に対し、ワクチン接種プログラムの迅速化を求めている。
EMAは声明の中で、「予備的なデータによると、デルタ型に対する十分な予防効果を発揮するためには、ワクチンを2回接種する必要がある」と述べている。また、「最高レベルの予防効果を得るためには、推奨される接種スケジュールを遵守することが不可欠である」と付け加え、ファイザー/バイオンテック社、モデルナ社、アストラゼネカ社のワクチンについては、2回接種を推奨している。...
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仏
『BFMTV』によると、EU規制当局は、感染力の高いデルタ型が世界中で大流行していることから、EU加盟国に対し、ワクチン接種プログラムの迅速化を求めている。
EMAは声明の中で、「予備的なデータによると、デルタ型に対する十分な予防効果を発揮するためには、ワクチンを2回接種する必要がある」と述べている。また、「最高レベルの予防効果を得るためには、推奨される接種スケジュールを遵守することが不可欠である」と付け加え、ファイザー/バイオンテック社、モデルナ社、アストラゼネカ社のワクチンについては、2回接種を推奨している。
欧州疾病予防管理センター(ECDC)は声明で、新型コロナウイルスのデルタ型が8月末までに感染者の90%を占めるようになると推定している。しかし、ECDCによると、EUの10以上の国では80歳以上の人の約30%以上がワクチン接種をまだ完了していないという。
EMAは、「各国は、2回目の接種を含めて、ワクチン接種プログラムを加速させ、未接種率を下げることで、変異株の出現の機会を可能な限り抑制することが不可欠である」と述べている。
仏『レクスプレス』は、このデルタ型により、すでに英国ではここ数週間で流行が再燃しており、早期に対策を講じなければ、早ければ今年の夏にも世界で再びパンデミックを引き起こす可能性があると専門家は警告していると報じている。
インドネシア、ポルトガル、ロシア、イスラエルなどのいくつかの国では、デルタ型により感染者が急増しており、他の多くの国でも追随する可能性が懸念されている。国連によると、デルタ型は少なくとも96カ国で確認されているという。
英国公衆衛生庁が6月25日に発表したデータによると、英国ではすでにデルタ型は95%占めているという。ECDCは、8月初旬にはEUにおける新規感染者の70%、8月末には90%がこの変異株に置き換わると予測している。
デルタ型の感染力について、オーストラリアでは、保健当局が監視カメラを使った調査を行ったところ、シドニーのショッピングセンターで、隣り合った人の間で10秒以内にウイルス感染が起こったケースが少なくとも2回あったと考えられている。ただし、当時のシドニーではマスクが義務づけられておらず、関係者はおそらくワクチンを接種していなかった可能性が高いとされている。
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ヨーロッパ各国、新型コロナ制限を段階的に解除(2021/05/11)
新型コロナウイルス感染症に対する制限解除がヨーロッパで本格的に動き出した。フランス、ドイツ、スペインなど感染者数の多い主要国も制限解除に踏み出しており、他の欧州各国も段階的な規制緩和を進めている。
仏
『レクスプレス』によると、ヨーロッパで最も被害が大きく、12万7,000人以上の死者を出した英国では、保健当局が10日、パンデミックの警戒レベルを5段階評価の4から3に引き下げた。また、6人を上限とした室内での集まりや、パブやレストランの屋内での接客が認められる。12月初旬に予防接種キャンペーンを開始して以来、英国の人口6,800万人のうち3,500万人以上が1回目の接種を受けた。
フランスでは、カフェ、バー、レストランが19日からテラスでの営業を再開する。...
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仏
『レクスプレス』によると、ヨーロッパで最も被害が大きく、12万7,000人以上の死者を出した英国では、保健当局が10日、パンデミックの警戒レベルを5段階評価の4から3に引き下げた。また、6人を上限とした室内での集まりや、パブやレストランの屋内での接客が認められる。12月初旬に予防接種キャンペーンを開始して以来、英国の人口6,800万人のうち3,500万人以上が1回目の接種を受けた。
フランスでは、カフェ、バー、レストランが19日からテラスでの営業を再開する。ただし、1つのテーブルにつき6人の上限が設けられる。6月9日には室内での定員を50%に制限して営業を再開することができる。カステックス首相は、「私たちはようやく、この危機から永続的な形で抜け出すことができるようになった」と語っている。
スペインでは9日に、半年ぶりとなる非常事態の解除を宣言し、住民たちは、自由に移動が出来るようになった。
ドイツでは9日から、700万人以上のワクチン接種者に対する規制が緩和された。仏ニュースサイト『LCI』によると、ワクチンを2回接種した人は、スーパーや薬局などの「必要不可欠」な店舗を除くあらゆる店舗に、陰性証明書を提示することなく入る特権が与えられる。また、夜10時以降の外出禁止令が免除され、プライベートで制限なく集まることが認められる。海外からの帰国時の検疫も免除となる。
イタリアでは、数週間前から飲食店や劇場などの営業が再開しており、9日夜は、有名なスカラ座が数ヵ月ぶりに再開した。
仏紙『ジュルナール・ド・ディマンシュ』によると、アイルランドも、年明けに新型コロナウイルスが再流行したことを受けてロックダウン措置を継続して取ってきたが、9日にようやく一部の制限を緩和した。5月中まではテレワークの継続が推奨されているものの、国内での旅行が可能になり、美術館や図書館も再開した。必要不可欠ではないお店も、17日から完全に再開する。
なお南ヨーロッパでは、キプロス島が9日に、65ヵ国からのワクチン接種を受けた観光客に国境を再開した。5月15日からの観光シーズン開始を待ちわびるギリシャでは、半年間の休校を経て学校も再開された。ただし、生徒と学校職員は週2回、薬局で入手することができる無料の簡易テストによる陰性証明の提示が求められる。次の段階としては、14日に美術館、21日に野外映画館、5月28日に劇場が再開される。
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