投票日まで1週間足らずの今、バラク・オバマ氏はトランプ大統領を厳しく批判(2020/10/29)
10月27日火曜日、選挙の要となるフロリダ州のオルランドでの集会で、バラク・オバマ氏はトランプ大統領のコビッド19感染に対する取り組みを痛烈に非難した。
コビッド19感染流行下で、ドライブインで行われた集会で、バラク・オバマ氏の支持者たちは、氏がトランプ大統領と感染対応を攻撃するたびに、クラクションを鳴らして喝采した。
バラク・オバマ氏は、さらに「トランプ大統領は、人々が、コビッド19
に余りにも関心を払うので嫉妬心にかられた模様だ。...
全部読む
10月27日火曜日、選挙の要となるフロリダ州のオルランドでの集会で、バラク・オバマ氏はトランプ大統領のコビッド19感染に対する取り組みを痛烈に非難した。
コビッド19感染流行下で、ドライブインで行われた集会で、バラク・オバマ氏の支持者たちは、氏がトランプ大統領と感染対応を攻撃するたびに、クラクションを鳴らして喝采した。
バラク・オバマ氏は、さらに「トランプ大統領は、人々が、コビッド19
に余りにも関心を払うので嫉妬心にかられた模様だ。 そのうちにホワイトハウス自体が、コビッド19感染流行のクラスターになってしまった。」と皮肉を交えて語った。
バラク・オバマ氏は、米国での「前大統領は、後継大統領を批判しない」という慣習を敢えて打ち破ったことになった。
約4年間、トランプ大統領の攻撃に沈黙を保ってきた末、バラク・オバマ氏は、大統領選挙運動の残された日々に、これまでの慣習を打ち破って、現大統領への批判に転じたこととなる。
この集会は、トランプ大統領に近いフォックス・ニュースを含んだ全てのTVネットワークで中継された。トランプ大統領自身も中継を視聴し、ツイッターで激しく反発した。
この集会は、バラク・オバマ氏のバイデン候補支援の3回目となるもので、目的は、新しい支持者を増やすより、むしろ民主党支持者に対し、投票への参加を呼び掛けることにあったという。
閉じる
米政府機関で主要2紙の購読中止、ホワイトハウスが指示へ(2019/10/26)
米ホワイトハウスは24日、全ての連邦政府機関に対し、ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストの主要2紙の定期購読を更新しないよう指示する準備をしていると明らかにした。トランプ大統領はこれまで両紙の報道を「フェイクニュース」と度々攻撃してきたが、ウクライナ疑惑などで強い批判にさらされるなか、メディア批判を強めている。
購読中止の対象となった
『ワシントン・ポスト』のほか、
『ロイター通信』や
『CNN』など多くのメディアが報じた。ホワイトハウスのステファニー・グリシャム報道官は、この措置が政府経費を縮減できるとの声明を発表し、「全政府機関で購読契約を更新しないことにより、納税者にとって数十万ドルもの多額のコストを節約できる。」と説明した。
トランプ大統領は21日夜、テレビ番組のインタビューで、2紙はフェイクであり、ホワイトハウスは定期購読を中止する可能性が高いと発言していた。...
全部読む
購読中止の対象となった
『ワシントン・ポスト』のほか、
『ロイター通信』や
『CNN』など多くのメディアが報じた。ホワイトハウスのステファニー・グリシャム報道官は、この措置が政府経費を縮減できるとの声明を発表し、「全政府機関で購読契約を更新しないことにより、納税者にとって数十万ドルもの多額のコストを節約できる。」と説明した。
トランプ大統領は21日夜、テレビ番組のインタビューで、2紙はフェイクであり、ホワイトハウスは定期購読を中止する可能性が高いと発言していた。トランプ氏はフォックス・ニュース・チャンネルのニュース番組「ハニティ(Hannity)」で、「ニューヨーク・タイムズはフェイクな新聞であり、ホワイトハウスではもう必要ない。我々はおそらくそれとワシントン・ポストの購読を打ち切るだろう。彼らはフェイクだ。」と述べた。
トランプ大統領は、こうして気に入らない報道については「フェイク」という言葉を用いる。自身や政権を批判する記事をしばしばこの言葉で批判し、特に自分のスキャンダルを積極的に報じている2紙をやり玉に挙げてきた。選挙遊説でも米メディアへの批判を演説の定番にしている。
ホワイトハウスは既に両紙の購読を中止した。連邦政府機関への指示の発令や発効の時期については明らかにされていない。ウォール・ストリート・ジャーナルは、他メディアに先立ち、22日にホワイトハウスの方針を伝えた。但し、トランプ氏は2紙の熱烈な購読者であり、指示が出された後もその習慣を止めそうにないとも報じている。
米政府機関が2紙をどのくらい定期購読しているのかについては不明だ。ワシントン・ポストは、有効な政府のメールアドレスを保有する連邦政府職員に対し、電子版を無料提供することも行っているという。
トランプ大統領は、ホワイトハウスで特定新聞の購読を止めた唯一の大統領ではない。1960年代初め、ジョン・F・ケネディ元大統領は、政権の不正を扱ったニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙の報道が偏向していると批判し、同紙の購読を一時取り止めた。
閉じる
その他の最新記事