「喫煙する」ゾウに面食らう、野生動物専門家(2018/03/27)
インドにあるナガラホール国立公園の野生ゾウの動画が、科学者たちを困惑させている。ゾウが「喫煙」しているように見えるこの動画は、SNSで瞬く間に広がった、と27日
『ザ・ヒンドゥー』 『BBC』 などが伝えた。
この動画は、2016年4月にインドの野生動物保護団体、ワイルドライフ・コンサベーション・ソサエティ(WCS)のインドプログラムの研究者らが撮影した48秒間の動画である。今回初めて公開された。
WCSの発表では、この珍しい動画と画像はヴィネイ・クマール氏によって撮影され、「野生のゾウの行動に新たな洞察」をもたらすとしている。動画ではアジアゾウが木炭を摂取して灰を吹き飛ばしているように見える。...
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この動画は、2016年4月にインドの野生動物保護団体、ワイルドライフ・コンサベーション・ソサエティ(WCS)のインドプログラムの研究者らが撮影した48秒間の動画である。今回初めて公開された。
WCSの発表では、この珍しい動画と画像はヴィネイ・クマール氏によって撮影され、「野生のゾウの行動に新たな洞察」をもたらすとしている。動画ではアジアゾウが木炭を摂取して灰を吹き飛ばしているように見える。「動画は、クマール氏、ラオ氏、他3人の現場スタッフからなるチームが、ナガラホール国立公園でトラと餌動物の頭数の長期的なモニタリングを行うプロジェクトに取り組んでいた際に撮影された。」
灰を吹き飛ばす野生のゾウを収めた初の動画に、科学者や専門家らは困惑している。今のところゾウが灰を吹き飛ばす明確な理由はわかっていない。
ゾウ学者でWCSインドプログラムの上級科学者であるゴスワミー氏は、象が木炭を摂取しようとしていた可能性があると言う。ゾウは燃焼後の森の地面から何かを拾い上げるようにし、ついている灰を鼻で吹き飛ばして、残りを食べているように見えるからだ。
木炭に毒素結合特性があることはよく知られており、栄養成分があまりないかもしれないが、野生動物はこの木炭の薬効に引き寄せられると推測している。森林火災、落雷、または野焼きの後にできた木炭を摂取すると、下剤としての効果もあり、動物にとっては二重の効用だ。
この動画は、ナショナル・ジオグラフィック誌、フォックス・ニュース、サイエンス誌などの国際的な団体や出版物によって広くシェアされており、ポータルサイトでも広まっている。
動画はWCSインドのユーチューブチャンネル で視聴可能だ。
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トランプ米大統領、1月17日に「偽ニュース賞」を発表へ(2018/01/08)
トランプ米大統領は7日、最も腐敗し偏見に満ちた主要メディアに対し、今月17日に「偽(フェイク)ニュース賞」を贈呈するとツイッターで発表した。当初は今月8日に行う予定だったが、17日に延期した。
トランプ大統領は7日、自身のツイッターで、「最も腐敗し、偏見に満ちた主要メディアに与えられる“偽ニュース賞”は、この月曜(8日)ではなく、1月17日(水)に敗者に贈呈される。この賞への関心とその重要性は、いかなる者の予想も遥かに超えるものである。」と述べた。
大統領は昨年11月、政権寄りの報道をするフォックス・ニュースを除き、最悪の政治ニュースメディアを競うコンテストをすべきであるとして、受賞者には「偽ニュース・トロフィー」を授与するなどと語っていた。...
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トランプ大統領は7日、自身のツイッターで、「最も腐敗し、偏見に満ちた主要メディアに与えられる“偽ニュース賞”は、この月曜(8日)ではなく、1月17日(水)に敗者に贈呈される。この賞への関心とその重要性は、いかなる者の予想も遥かに超えるものである。」と述べた。
大統領は昨年11月、政権寄りの報道をするフォックス・ニュースを除き、最悪の政治ニュースメディアを競うコンテストをすべきであるとして、受賞者には「偽ニュース・トロフィー」を授与するなどと語っていた。
さらに大統領は今月初め、「今年の最も不誠実で腐敗したメディアへの賞を、8日の5時に発表する。」として、偽ニュースメディアによる様々な類型の不正直で悪いニュース記事が対象となるとツイートした。しかし大学フットボールの王者を決定する試合の観戦等、国内出張により延期された可能性があると、米メディアは報じている。大統領はこの数日、マイケル・ウォルフ氏の政権の内幕を描いた暴露本「炎と怒り(Fire and Fury)」を「フェイク本」として攻撃を続けており、この問題の影響もあるのかも知れない。
「偽ニュース賞」への関心は、大統領が言うとおり、確かに高いようだ。ある米国の有名シェフは、受賞者を自身のレストランに招待し、ランチを無料で提供することを公表した。また、深夜のテレビ放送でコメディー・ショーや政治風刺番組を担当する有名司会者、スティーブン・コルバート、ジミー・キンメル、トレバー・ノアらも、自分たちが受賞に相応しいなどとして、番組を大いに盛り上げているという。
ジャーナリストの権利を守り、各国の言論弾圧を監視する非営利団体の「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」は、「偽ニュース賞」と同じタイミングで「世界報道抑圧賞」という皮肉な賞を、最も法の適用を誤った世界の指導者に授与するとしている。今回の「偽ニュース賞」発表の延期の影響がどうなるかは、今のところ明らかではない。
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