ウクライナ軍:ロシア超音速ミサイルをキーウ上空で迎撃するのに成功と発表(2023/05/08)
『ユーロニューズ』チャンネル5月6日付けによると、ウクライナ軍の発表として5月6日、水曜日~木曜日の夜間、ロシア軍が発射したキンジャル型超音速ミサイルを初めて、キーウ上空で対空防御システム、パトリオットにより迎え撃ったことを伝えた。
なお、プーチン大統領が、2018年にキンジャル超音速ミサイルを発表した時に敵側での防御が困難な‘理想的なミサイル’として紹介した経緯がある。
ウクライナ空軍によると、深夜にキーフ上空の迫ったロシア超音速ミサイルを米国の対空防御システムのパトリオットにより迎え撃ったと発表した。
ウクライナのミコラ・オレシュチュック将軍はテレグラムのメッセージで、「この歴史的な出来事をウクライナ国民と祝いたい。...
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なお、プーチン大統領が、2018年にキンジャル超音速ミサイルを発表した時に敵側での防御が困難な‘理想的なミサイル’として紹介した経緯がある。
ウクライナ空軍によると、深夜にキーフ上空の迫ったロシア超音速ミサイルを米国の対空防御システムのパトリオットにより迎え撃ったと発表した。
ウクライナのミコラ・オレシュチュック将軍はテレグラムのメッセージで、「この歴史的な出来事をウクライナ国民と祝いたい。ロシアのキンジャル・ミサイルを迎え撃ったことは全くの快挙だ。」と発信した。
なお、ロシア軍が冬期の間、ウクライナのエネルギーインフラを爆撃してきたため、ウクライナ軍は欧米諸国に対して、対空防御システムの強化に対する協力を迫ってきた経緯がある。
その後、4月の半ばになってようやく、ウクライナ軍は対空防御システムとして最も効果があると言われているパトリオット・システムの最初の供与を受けた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、「パトリオット・システムにより、ロシアの空爆に対してウクライナの防衛を強化できた。」と評価した。
一方、ウクライナは、ロシア軍が火災を急速に誘発するリン爆弾をバクムートで過去の戦闘に続き、再び使用したことを強く非難した。
なお、ロシア当局は、プーチン大統領がウクライナ戦争に対する国民の戦意高揚に利用している、第2次大戦末期のナチスドイツ軍に対する戦勝記念日を5月9日に控え、国内でのセキュリティを強化している。
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カナダ:ウクライナの首相が訪問時、政府のサイトにサイバー攻撃が起こる(2023/04/13)
4月12日付け
『フランス国際ラジオ局(RFI)』は、ウクライナのデニス・シュミハル首相が4月11日火曜日、カナダを訪問した際に、親ロシア・ハッカーグループがカナダ政府のサイトにサイバー攻撃を行ったと伝えた。
なお、ウクライナの首相は、24時間のカナダ訪問で、手ぶらでは帰らなかった模様である。ウクライナは、カナダからの新たな軍事援助とウクライナ、カナダ間の貿易合意を結んでいる。
ウクライナ政府の首相が4月11日火曜日、トロントでカナダのトルドー首相と多数の大臣と会見しようとする時に、リモートで首相官邸や上院議会とつなごうとしたが、サイバー攻撃でリモート機能が働かなかった。
親ロシア・ハッカーグループは、’無名‘と呼ばれたグループで、テレグラムのメッセージサービスにより、自らの犯行を自供している。...
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なお、ウクライナの首相は、24時間のカナダ訪問で、手ぶらでは帰らなかった模様である。ウクライナは、カナダからの新たな軍事援助とウクライナ、カナダ間の貿易合意を結んでいる。
ウクライナ政府の首相が4月11日火曜日、トロントでカナダのトルドー首相と多数の大臣と会見しようとする時に、リモートで首相官邸や上院議会とつなごうとしたが、サイバー攻撃でリモート機能が働かなかった。
親ロシア・ハッカーグループは、’無名‘と呼ばれたグループで、テレグラムのメッセージサービスにより、自らの犯行を自供している。
しかし、カナダのトルドー首相によれば、自国に対するこの種のサイバー攻撃は、同盟国のウクライナを支援する気持ちを‘くじく’ものではないと語った。トルドー首相にとっては、ウクライナへの支援は、国際的な安定のために戦略的にとても重要だと付け加えた。
すなわち、世界に独裁者は至る所にいて、ウラジミール・プーチン氏がウクライナ戦争に勝つかについて固唾をのんで観察している。なぜなら、世界中の至る所で、隣の国より大きな軍備を持つ国が多く存在し、領地を塗り替えることができればと願っている国々が少なからずあるという。
ところで、カナダではウクライナ避難民の大きな受け皿としての役目を果たしているが、トルドー首相としてはウクライナへの軍事支援として4000万ドル(=約48億円) 相当の武器、弾薬を供給することを約束した。さらに、これに加えてウクライナに20億ドル(=約2400億円)の借款を行うことを発表している。
さらに、カナダの投資家たちや企業家たちは、ウクライナの首相訪問の機会に、状況が平静化した後のカナダからウクライナへの貿易拡大を提案した。ちなみに、カナダ西部のウラニウム供給企業は、2035年からウクライナ原子力発電所にウラニウム供給を計画している。
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