プーチン大統領、敵対するNATO加盟国イタリアの高級スーツを着てロシア人聴衆にNATO非難の演説【英国メディア】(2024/02/17)
ウラジーミル・プーチン大統領(71歳、2000年就任)は、宮殿や外洋航行する豪華ヨットを保有する等、高価な趣味や富を国民から隠していることで知られている。そしてこの程、同大統領が、北大西洋条約機構(NATO、1949年設立)加盟国のイタリア製高級スーツを着て、ロシア人聴衆に向けてNATO非難の演説をしている姿が、西側メディアによってすっぱ抜かれている。
2月15日付英国
『ミラー・オンライン』は、プーチン大統領がこの程、イタリア製高級スーツを身にまとい、ロシア人聴衆に向けてNATOは“悪魔”だと演説している姿が捉えられたと報じている。
ウラジーミル・プーチン大統領は、野党・反対勢力の暴露報道で、密かに宮殿を構えていたり、豪華ヨットを保有しているとされている。
更に、配下の高官らには西側製品の使用を禁じているため、彼らは粗悪な国産公用車を使わざるを得ない。...
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2月15日付英国
『ミラー・オンライン』は、プーチン大統領がこの程、イタリア製高級スーツを身にまとい、ロシア人聴衆に向けてNATOは“悪魔”だと演説している姿が捉えられたと報じている。
ウラジーミル・プーチン大統領は、野党・反対勢力の暴露報道で、密かに宮殿を構えていたり、豪華ヨットを保有しているとされている。
更に、配下の高官らには西側製品の使用を禁じているため、彼らは粗悪な国産公用車を使わざるを得ない。
そうした中、同大統領が唯一特別だとする自己ルールが更に明らかになった。
すなわち、ロシアのSNS『テレグラム』(2013年設立)報道映像によると、同大統領が2月14日、モスクワで開かれた現代医療技術に関するフォーラムにおいて演説した際、着用したスーツの裏のロゴが映し出されたが、それがイタリア製高級紳士服ブランドのブリオーニ(1945年創業)のものだったからである。
同スーツは、市場価格で7千ポンド(約133万円)もする非常に高価なものである。
そればかりか、同大統領は演説の中で、NATOは腐敗した“悪魔”だとも非難していたが、イタリアは正にNATO設立時の原加盟国だからである。
なお、同大統領が2019年、国民から大きな反対があったにも拘らず断行した年金改革法の下、現在支給されている平均年金額は、僅か週38.49ポンド(約7,300円)であり、彼がまとったスーツが如何に庶民感覚からかけ離れているかは明らかである。
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フランス:憲兵隊が3Dプリンターでの拳銃製作、販売ネットワークを摘発(2024/02/08)
『フランス国際ラジオ局(RFI)』2月6日付けで、憲兵隊が、先週3Dプリンターでの拳銃やショットガンなどの武器の製造や販売ネットワークを、フランスとベルギーで摘発したことを伝えている。犯人グループの14人が尋問を受け、6人が逮捕された。この種の摘発は、今回が初めてのケースだという。
マルセイユの国家検察官の二コラ・ベッソン氏は、記者会見で、「今回の摘発は、フランスで最初となるが、これからも注意を怠ってはいけない。」と語った。フランス国家憲兵隊の「サイバー」グループにより1年間をかけた綿密な調査やテレグラムのシステムグループに入ってのネットワーク調査の結果、1月末に犯人グループの巨大なネットワークが明らかになった。
このネットワークは、南仏地域(PACA)、パリ周辺地域、アルザス地方を中心とした東部地域やミディピレネー地域およびベルギーを含んだ地域に広がった巨大なシステムであるがわかった。...
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マルセイユの国家検察官の二コラ・ベッソン氏は、記者会見で、「今回の摘発は、フランスで最初となるが、これからも注意を怠ってはいけない。」と語った。フランス国家憲兵隊の「サイバー」グループにより1年間をかけた綿密な調査やテレグラムのシステムグループに入ってのネットワーク調査の結果、1月末に犯人グループの巨大なネットワークが明らかになった。
このネットワークは、南仏地域(PACA)、パリ周辺地域、アルザス地方を中心とした東部地域やミディピレネー地域およびベルギーを含んだ地域に広がった巨大なシステムであるがわかった。
この捜査には国家憲兵隊治安介入部隊(GIGN)の300人のエリートたちが動員され、14人の容疑者に対して尋問を行い、8台の3Dプリンターを押収し、3Dプリントされた7丁の完成された銃を押収し、正式登録されていない24丁の従来型の銃も押収した。
摘発された銃製作、販売ネットワークの中心的なリーダーは、26才の男で、ベルギーで生活しており、麻薬取引での犯罪で過去に立件されている。今回の捜査の結果、リーダーの男に対し、フランスの警察に出頭するように国際逮捕状が発効された。6人の容疑者に対しては一時拘束され取り調べを受けた。なお、他の5人に対しては法的な拘束が科せられ、足に電子錠をはめられ、外出禁止となった。
なお、犯人グループの目的は、拳銃などの武器をより多くの人に供給し、抑圧的な国家に反抗心を煽り立てることであるという。そのため、ネットワークを通じて各希望者に150ユーロで3Dプリンターと拳銃作成用の3Dプリンター用ファイルを送り届け、自宅での武器の製作、販売を推奨した。なお、犯人グループとネットワーク利用者は、極右派か極左派かの過激な思想を持った危険な人物が多いという。
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