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条例改正案撤回・香港政府トップ・対話呼びかけ(9月6日)
容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案の撤回がおととい発表されたものの、依然として抗議活動が続く香港だが、香港政府トップ・林鄭月娥行政長官は、きょう記者会見し「今の香港の困難な局面を打開する一歩にしたい」と撤回の理由を述べ、香港の混乱を収束させるため改めて市民に対話を呼びかけた。
香港政府・容疑者引き渡し条例改正案・正式に撤回表明(9月4日)
3か月近くにわたって抗議活動が続く香港の政府トップ、林鄭月娥行政長官がテレビを通じて、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案を正式に撤回することを表明した。
条例の改正案について、ことし6月、事実上、廃案になるという認識を示していたが、正式に撤回はしておらず、多くの市民が撤回を求めて抗議を続けていた。
一連の抗議活動は、3か月近く続いていて、警察との激しい衝突が相次いでいるほか、国際空港や地下鉄が一時使えなくなるなど、市民生活にも大きな影響を及ぼしている。...
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3か月近くにわたって抗議活動が続く香港の政府トップ、林鄭月娥行政長官がテレビを通じて、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案を正式に撤回することを表明した。
条例の改正案について、ことし6月、事実上、廃案になるという認識を示していたが、正式に撤回はしておらず、多くの市民が撤回を求めて抗議を続けていた。
一連の抗議活動は、3か月近く続いていて、警察との激しい衝突が相次いでいるほか、国際空港や地下鉄が一時使えなくなるなど、市民生活にも大きな影響を及ぼしている。
抗議活動の中で、改正案の完全な撤回は当初から掲げられていた要求だっただけに、香港政府としては、これを受け入れることで事態の収束を図りたい思惑があると見られる。
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香港政府トップ・辞任を否定(9月3日)
抗議活動が続く香港のトップ・林鄭月娥行政長官が非公開の会合でもし選択肢があるなら辞任して謝罪したいと述べたとロイター通信が伝えたことについて、長官はきょう辞任する考えがないことを改めて強調した。
香港ではきょうも授業のボイコットやストライキが呼びかけられていて長官が辞任を否定したことで事態の収束は一層見通せない状況となっている。
王毅外相訪朝:香港問題も議題に(9月3日)
9月2日、訪朝中の王毅外相は、北朝鮮の李容浩外相と会談した。9月3日の「人民日報(海外版)」が伝えた。
王毅外相は今年は中朝の国交樹立70周年であり、習近平総書記の訪朝の成功の下、両国関係が、新しい時代に入ったことを意味しているとと述べ、さらに国際舞台では密接に連絡を取り合い、両党両国の最高指導者の意思と双方の共同行動に転化し、中朝の関係をさらに良く発展させようと述べた。
李容浩外相は昨年来金正恩委員長が4回訪中し、習近平総書記が2ヶ月前に訪朝を成功させ、朝中の最高指導者が1年で5回も会談したことは、朝中の伝統的友誼と協力の新時代が始まることを意味している、王毅外相の訪朝は、朝中国交樹立70周年を祝う行動の重要な出来事になると述べた。...
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9月2日、訪朝中の王毅外相は、北朝鮮の李容浩外相と会談した。9月3日の「人民日報(海外版)」が伝えた。
王毅外相は今年は中朝の国交樹立70周年であり、習近平総書記の訪朝の成功の下、両国関係が、新しい時代に入ったことを意味しているとと述べ、さらに国際舞台では密接に連絡を取り合い、両党両国の最高指導者の意思と双方の共同行動に転化し、中朝の関係をさらに良く発展させようと述べた。
李容浩外相は昨年来金正恩委員長が4回訪中し、習近平総書記が2ヶ月前に訪朝を成功させ、朝中の最高指導者が1年で5回も会談したことは、朝中の伝統的友誼と協力の新時代が始まることを意味している、王毅外相の訪朝は、朝中国交樹立70周年を祝う行動の重要な出来事になると述べた。
さらに王毅外相は香港情勢に関する中国の立場を説明した。これに対し、李容浩外相は、朝鮮はこれまで何度も香港問題に対する朝鮮の立場を表明しているが、改めて言えば、香港は中国の香港であり、外部の勢力は干渉はできない、朝鮮は中国の一国ニ制度を支持していると述べた。
国交樹立70周年を前に王毅外相が訪朝するのは、自然な流れではあるが、そこで香港問題を取り上げ、さらに人民日報が報道するのは異例である。香港問題を抑え込むことに、中国が、国際社会の中で支持を得ようとしていることを表しているようだ。北朝鮮は例えば8月13日の「労働新聞」で、香港問題に対し、中国を支持する記事を掲載している。
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混迷・香港で抗議活動続く・トップが“辞意”か録音も(9月3日)
きのう新学期を迎えた香港。授業のボイコットやストライキの呼びかけに応じた大勢の人たちが各地で集会おこなわれた。
主催者の発表によると香港島の中心部にある公園には4万人が集まった。郊外にある大学でも学生たちおよそ3万人が集まっている。中学生にまで広がったボイコットの動きになっている。
一方、金融や小売りなど幅広い業種ではストライキが呼びかけられた。
病院で抗議の声を上げた医療従事者、そうした中、きのう新たな動きも。...
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きのう新学期を迎えた香港。授業のボイコットやストライキの呼びかけに応じた大勢の人たちが各地で集会おこなわれた。
主催者の発表によると香港島の中心部にある公園には4万人が集まった。郊外にある大学でも学生たちおよそ3万人が集まっている。中学生にまで広がったボイコットの動きになっている。
一方、金融や小売りなど幅広い業種ではストライキが呼びかけられた。
病院で抗議の声を上げた医療従事者、そうした中、きのう新たな動きも。民主派の団体のメンバーが周庭で、去年、香港の議会にあたる立法会の補欠選挙に立候補したが、当局に立候補を無効とされ、その判断は不当だと訴えを起こしていた。
香港の裁判所は当局の手続きには問題があったと指摘、選挙結果そのものを無効とする周の勝訴の判決を言い渡した。現在の香港の選挙制度では、当局に認められなければ立候補できないが、判決はその是非までは言及しなかった。
昨夜遅くまで続いた抗議活動。参加者の一部が政府トップの行政長官の執務室のある建物の前に集まって、物を投げる騒ぎも起こった。
その林鄭月娥行政長官が先週、非公開の会合で「辞意」発言をしていたとロイター通信が報じた。
そして、さらに行政長官は中国政府と香港市民の2人の主人に仕える身でできることは非常に限られているともので抗議活動で要求されている自らの辞任も含め、重要な決定ができないことににじませた。
林鄭長官がある主の1人とした中国政府。林鄭長官は武力介入の可能性は低いという見方を示したが、専門家からは来月1日の国慶節を控え、香港政府に対し、事態の収集を急ぐよう圧力を強める可能性もあるという指摘も出ている。香港情勢の先行きはさらに不透明さを増している。
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