米当局によると、イラン、ロシアが大統領選挙に混乱を引き起こすため有権者登録情報を入手しており、イランは大統領選挙でトランプ候補に打撃を与える目的で、混乱を引き起こそうとし、ロシアは2016年の時と同じように、有権者情報を入手したという。...

米当局によると、イラン、ロシアが大統領選挙に混乱を引き起こすため有権者登録情報を入手しており、イランは大統領選挙でトランプ候補に打撃を与える目的で、混乱を引き起こそうとし、ロシアは2016年の時と同じように、有権者情報を入手したという。

イランは、海外から偽の投票用紙が送付されるとの内容のなりすましメールなど、偽情報を有権者宛てに送ったという。ロシアからはこのような行為は見られないというが、ロシアも有権者情報を手に入れていたとしている。

当局の会見では、脅しメールがトランプ支持のフロリダ、ペンシルバニア等の州に「info@officialproudboys.com」のアドレスから送られ、有権者の情報を握っておりトランプに投票しなかった場合、有権者を追跡すると主張する内容となっている。

サイバーセキュリティ担当者は、メールは誰に投票したか分かっていると主張しているが、当局者は州法により、投票の秘匿性は守られるとの内容のメッセージをツイッターに投稿した。8月に情報当局がロシア、イラン、中国の動きへの警戒を発表した際と比べ、記者会見では問題の詳細にはあまり触れられなかった。上院情報委員会のリーダーも選挙システムへの妨害に警告をした。

１０月２２日付米国『CNN』は「ロシアとイランが大統領選挙介入したと米政府」との見出しで以下のように報道している。

ジョン・ラトクリフ国家情報長官によると、イランとロシアが選挙への介入目的で、米国有権者の登録情報を入手していたという。イランは水曜夜、極右「プラウドボーイズ」のロゴの入った成りすましメールを有権者へ送っていた。「info@officialproudboys.com」のアドレスから送られたメールには、「トランプに投票せよ！」と書かれ、投票詐欺に関し誤情報を拡散させるための動画へのリンクが付けられていたという。

既に期日前投票が始まっているため、警戒を強めるよう、ラトクリフは、クリス・レイFBI 長官 と共に急ごしらえの記者会見に臨んだ。情報当局は、イランの意図を把握しているという。FBI, 司法省、情報機関に大統領選挙へのいかなる脅威や動きも監視するよう指示。国土安全保障省の民主党や前情報長官は、トランプ陣営に有利となるよう限定的な機密情報解除を行うとして、ラトクリクを批判している。