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【Globali】
国際アーミーゲーム開催、中国は武器輸出を拡大したい狙い(2018/08/03)
国際アーミーゲームはロシア国防省によって考案され、中国との共同運営で2015年より毎年開催されている。今年は7月29日から8月11日の日程で、ロシア訓練基地や中国の基地などいくつかの地域に分かれて行われている。国際アーミーゲームは「軍事オリンピック」と呼ばれており、各国の軍人たちがその技術を競うものだ。4回目となる今回は32ヶ国が参加している。
参加者らは陸・海・空合わせて様々な競技を行うが、使われる武器の多くがロシア製か、中国製のものだという。...
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国際アーミーゲームはロシア国防省によって考案され、中国との共同運営で2015年より毎年開催されている。今年は7月29日から8月11日の日程で、ロシア訓練基地や中国の基地などいくつかの地域に分かれて行われている。国際アーミーゲームは「軍事オリンピック」と呼ばれており、各国の軍人たちがその技術を競うものだ。4回目となる今回は32ヶ国が参加している。
参加者らは陸・海・空合わせて様々な競技を行うが、使われる武器の多くがロシア製か、中国製のものだという。軍備管理研究団体のストックホルム国際平和研究所によると、中国は武器輸出の主要国であり、米国・ロシア・フランス・ドイツに次いで高い割合となっている。そのため、今回の競技会も事前の‘試し打ち’の機会を与えることで、武器輸出の拡大を図りたい考えだ。
今回の大会には、イランやバングラデシュ、パキスタンなどの国が参加しているが、CNNが得た活動家の意見によると、それらの国々は中国から武器を輸入しており、政治弾圧や民族浄化などの人権問題が深刻化しているケースが多いという。
ロシア国防省長官であるセルゲイ・ショイグ氏は開会式で「毎年参加者も増え、競技も複雑になっている。ただ、唯一変わらないのがこの演習場に広がる、勇敢さや仲間意識といった精神である」と述べた。またロシア大統領のウラジーミル・プーチン氏も事前のコメントで「この競技会が国際軍事や、技術協力、軍事サービスの促進に貢献することを支持する。」と話したという。
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