12月5日付Globali「安倍首相、米国頼みとしない外交手腕」の中で、“オバマ政権を真逆でいく保護貿易主義者のトランプ氏が次期大統領になることから、安倍首相としては、環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）戦略はもとより、対中国、対ロシア等、米国頼みとしない外交政策を推進していく必要があり、その手腕が試されている”と報じた。しかし、安倍首相は、現職の大統領として初めて被爆地の広島を訪れ、平和宣言をしてくれたオバマ大統領の花道を飾るべく、クリスマス休暇で故郷のハワイに戻るオバマ氏を誘って、現職の首相として初めて真珠湾を訪問することを決め、日米関係を強く印象付けることとした。

12月5日付米『CBSニュース』：「日本の安倍首相、オバマ大統領とともに真珠湾を訪問予定」
「●安倍晋三首相は12月5日、バラク・オバマ大統領とともに真珠湾を訪問することを決めたと発表。 　
●ジョシュ・アーネスト大統領府報道官は、真珠湾訪問と両氏の最後となる首脳会談は、4年間の日米関係の様々な重要事項における連携を振り返る機会となるとコメント。 　
●なお、日本の首相の真珠湾訪問は戦後初であるが、オバマ大統領は今年5月、現職の大統領として初めて、被爆地の広島を訪問済み。...

12月5日付米『CBSニュース』：「日本の安倍首相、オバマ大統領とともに真珠湾を訪問予定」
「●安倍晋三首相は12月5日、バラク・オバマ大統領とともに真珠湾を訪問することを決めたと発表。 　
●ジョシュ・アーネスト大統領府報道官は、真珠湾訪問と両氏の最後となる首脳会談は、4年間の日米関係の様々な重要事項における連携を振り返る機会となるとコメント。 　
●なお、日本の首相の真珠湾訪問は戦後初であるが、オバマ大統領は今年5月、現職の大統領として初めて、被爆地の広島を訪問済み。」

同日付米『ニューズウィーク』誌：「安倍晋三氏が真珠湾を訪問する初の首相に」
「●安倍首相は、オバマ氏の広島訪問で核なき世界の実現への思いが日本人の心に深く刻みつけられたのと同様に、自身の真珠湾訪問で、日米関係の重要さを発信し、今後も両国間連携が強化されることへの期待をアピールしたいとコメント。 　
●なお安倍首相は、トランプ次期大統領と最初に面談した首脳。」

同日付英『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』オンラインニュース：「日本の首相、75年前の“蛮行”後初めての真珠湾訪問」
「●75年前の1941年12月7日、旧日本軍の353機の戦闘機が米海軍基地を奇襲して、米軍の艦船8隻と数百機の戦闘機を破壊し、そして2,400人以上の人を殺害。 　
●フランクリン・ルーズベルト大統領（当時）は、“蛮行が行われた日”と宣言した上で、翌日には日本に対して宣戦布告。 　
●安倍氏は、真珠湾訪問とオバマ氏との最後の首脳会談を行うため、12月26～27日にハワイを訪問するとし、不戦の誓いと日米関係の重要さを表明したいと発言。」

同日付ロシア『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース：「日本の安倍首相、真珠湾攻撃の犠牲者追悼のために12月下旬に訪問」
「●『NHKニュース』によると、安倍首相は、1941年の旧日本軍による真珠湾攻撃で犠牲になった人たちを慰霊するため、ハワイの真珠湾にある米海軍基地を訪問することを決定。 　
●同氏訪問には、オバマ大統領も同行。」