インターポールのDNA鑑定データベースの担当官、フランソワ・ザビエル・ローラン氏によると、22件の間には関連性は見られないが、事件に国際的な関連がある点は共通しているという。...

インターポールのDNA鑑定データベースの担当官、フランソワ・ザビエル・ローラン氏によると、22件の間には関連性は見られないが、事件に国際的な関連がある点は共通しているという。それ以外の共通点としては、22件の女性犠牲者は、自分の国から離れたところで殺害された可能性が高いことである。

インターポールとしては、犠牲者の身元の確認ができていないために、今回、一般への公開捜査に踏み切ることを決定した。インターポールとしては、ドイツ、ベルギーおよびオランダの多くのスター歌手などを動員して、“どうか私の身元を確認してください！”キャンペーンを実施して広く一般市民の関心を高めて公開捜査への協力を得たいと考えている。

インターポールにより一般公開される身元不明の犠牲者の詳細項目には、着ていた衣服の写真、身に着けていた装飾品、および顔の写真もしくは顔のスケッチが含まれている。

インターポールとしては、各事件はすでに暗礁に乗り上げた感があるが、公開捜査により少なくとも犠牲者の名前が特定されることで、捜査を進展させることができないかとの希望を抱いている。