毎年ノーベル文学賞候補に挙がっている、世界的なベストセラー作家の村上春樹氏の新刊が発売されることになった。国内のみならず、海外でも注目されていて、本日現在、下記引用の米・インドメディアの他、英『メール・オンライン』、ニュージーランド『ニュージーランド・ヘラルド』、中国『チャイナ・デイリィ』（いずれも『AP通信』配信）でも報じられている。

1月10日付米『Foxニュース』（『AP通信』配信）：「村上氏の新刊、日本で2月24日に発売」
「●新潮社は1月10日、世界的ベストセラー作家の村上春樹氏の新刊を2月24日に日本で発売すると発表。 　
●新作タイトルは、“騎士団長殺し”で英文タイトルは“Killing Commendatore（注後記）”。 　
●新作は2部に分かれ、“第1部顕れるイデア編”と“第2部遷ろうメタファー編”。...

1月10日付米『Foxニュース』（『AP通信』配信）：「村上氏の新刊、日本で2月24日に発売」
「●新潮社は1月10日、世界的ベストセラー作家の村上春樹氏の新刊を2月24日に日本で発売すると発表。 　
●新作タイトルは、“騎士団長殺し”で英文タイトルは“Killing Commendatore（注後記）”。 　
●新作は2部に分かれ、“第1部顕れるイデア編”と“第2部遷ろうメタファー編”。 　
●出版社は、本の内容詳細については後日発表するとしているが、これまでの作品と作風が異なると言い、村上氏本人も、とても奇妙な物語だ、とのみコメント。 　
●なお、日本以外の発売日は未定。」

同日付インド『Yahooニュース・インド』（『インド・アジア・ニュース・サービス』配信）：「村上氏、新刊を2月にリリース」
「●村上氏の長編小説は、2013年4月発刊の“色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年”以来。 　
●また、（インドにおける）小説としては14作品目で、2015年発刊の短編小説“女のいない男たち”以来。 　
●村上氏の作品は、“東京ブルース（インドでのタイトル）”（原題“ノルウェイの森”）が著名。」

なお、新潮社によれば、原稿用紙2,000枚になる作品で、1冊1,944円。

（注）Commendatore：イタリア語の騎士団長。1787年にモーツァルトが作曲したオペラ“ドン・ジョヴァンニ”の登場人物で、女たらしの貴族ドン・ジョヴァンニに襲われそうになった自身の娘を助けようとして、逆にドン・ジョヴァンニに殺され石像に化身。