アメリカでは、新型コロナウィルスの感染者急増する中、サンクスギビング(感謝祭)ホリデーで多く人が飛行機や高速道路を使い移動した。専門家や自治体はステイホームや自粛を呼びかけていた。ある統計では、空港利用者は昨年同時期から6割減ったが、それでもコロナ禍が始まった今年3月以来、最も混雑したという。
11月25日付米国
『U.S.ニュース&レポート』(AP通信引用)は「警告にもかかわらず、米国民はサンクスギビングで大移動のリスク」との見出しで以下のように報道している。
サンクスギビングの休暇を迎え、コロナウィルス感染の危険の中、ステイホームや自宅内での休暇の集まりの人数制限を呼びかける専門家の警告をよそに、数百万人の米国人が飛行機や高速道路を使い移動をしている。
多くの人は、死者や入院者数、感染者の急増に伴い、休暇予定を変更しており、ここ数日、飛行機で移動する人の数は昨年の同時期と比べ劇的に減少したのだが、中には8ヶ月以上のソーシャル・ディスタンスに疲れ、休暇に行くことを決めた人々もいる。...
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11月25日付米国
『U.S.ニュース&レポート』(AP通信引用)は「警告にもかかわらず、米国民はサンクスギビングで大移動のリスク」との見出しで以下のように報道している。
サンクスギビングの休暇を迎え、コロナウィルス感染の危険の中、ステイホームや自宅内での休暇の集まりの人数制限を呼びかける専門家の警告をよそに、数百万人の米国人が飛行機や高速道路を使い移動をしている。
多くの人は、死者や入院者数、感染者の急増に伴い、休暇予定を変更しており、ここ数日、飛行機で移動する人の数は昨年の同時期と比べ劇的に減少したのだが、中には8ヶ月以上のソーシャル・ディスタンスに疲れ、休暇に行くことを決めた人々もいる。
米疾病対策予防センター(CDC)や州自治体当局は、人々にサンクスギビングの祝いを最小限とし、旅行はしないよう呼びかけていた。ケンタッキー州のアンディ・ベシア知事は、「来年のクリスマスやホリディに家族に無事でいてもらうためだ。」と述べた。だが、デンバー市でSNSメッセージを発信し、市職員に旅行を避けるよう求めていたマイケル・ハンコック市長までもが、休暇で家族に会いにミシシッピに行ったという。市長はこれについて謝罪し、パブリック・ガイダンスに従わず行ったことを認めている。
全米では今月20日~24日までで、毎日90万人が空港の検査場を通過。昨年から約6割減ったが、それでも3月のコロナ禍以来、最も混雑している。昨年はサンクスギビングの11日間で2600万人が飛行機を利用。飛行機より車移動が多いが、今年はこの数も少なくなると見られている。
多くの州や都市では注意を呼び掛けている。カリフォルニア州は、飛行機か車でのロサンゼルスへの移動には、オンライン上での申請と到着後2週間の隔離措置を求めている。
同日付米国『ニューヨークタイムズ』は「慎重さから感謝祭の移動減少」との見出しで以下のように報道している。
5月以降新型コロナウィルスの感染者が急増しており、米国民は、今年は非常に悩ましいサンクスギビングを迎えている。ペンシルベニアでは25日、サンクスギビングに向けパーディ防止のため、午後5時以降のアルコール販売を禁止措置としている。
グローバルデータ調査機関「Dynata」によると、27%の国民が家以外で食事をすると回答している。集まりを辞めるか否かの考え方は、政治的意見と似通っており、民主党員はより外出や旅行を控える傾向にあるという。
両親に会いにニューヨークからモンタナに車で行く予定だった女性は、先週予定を中止した。検査を受け、あらゆる安全対策をして、高齢者に感染させるリスクをとりながらも行くと考えていたが辞めたという。一方で、感染の危険よりも会いたい気持ちを優先し、出かけると決める人もいる。 だが、昨年と比べると明らかに旅行する人は少ない。ツイッター上では、旅行への批判が多く見られるという。
The AAAによると、昨年のサンクスギビングの時期に比べ、旅行は全体で10%の減少と予測され、2008年の景気後退以来、年単位で最大の落ち込みとなっている。飛行機はキャンセルが続出、航空会社は運行を続けるだけで、一日当たり1.8億ドルの赤字だ。また、アムトラックによると、電車を利用した旅行の需要は昨年の約20%と激減しているという。
製薬会社が予備データを基に、コロナワクチンを受けた人に、感染防止が見られたとする発表があり、旅行への関心が高まっていた。旅行検索サイト「Skyscanner」によると、ファイザーが11月初旬に開発中のワクチンで90%以上の効果が見られたと発表してから、旅行の予約が25%増加した。感染症専門家のアンソニー・ファウチ医師は、新規感染者が全国的に増加しているとし、ホリデー期間に旅行をしないよう強く呼びかけている。
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3月12日付米国
『U.S.ニュース&ワールドレポート』(AP通信引用)は「コロナウィルスでエンタメ界停止へ」との見出しで以下のように報道している。
新型コロナウィルス感染拡大をおさえるため、エンターテイメント業界はイベント公演やテーマパーク開園停止に備えている。このようなことは前例のない。公開予定だった映画も中止、ブロードウェーの演目やコンサートツアーなども参加者の安全が保たれるまで停止されることとなった。
集団感染を防ぐため、ハリウッドでは通常のテレビ制作や映画の封切も中止。ニューヨーク州のクオモ知事が500人以上が集まるイベントの禁止を決めてから、ブロードウェーのシアターは、すぐに4月12日までの閉鎖することとした。トライベッカ映画祭も中止された。カリフォルニア州は今月末まで大きなイベントだでなく、250人以上が集まる集会の中止や延期を要請。これを受けブロードウェー、映画館、コンサート会場が対応する流れとなっている。
イベント中止の動きはエンタメ業界全体に広がっており、リンカーンセンター、ディズニーランド、国を代表するような大きな文化的活動の中止が余儀なくされている。
TVネットワークでは、NBAシーズン、マーチ・マッドネス(全米大学体育協会バスケットトーナメント)もNHL(北米アイスホッケーリーグ)が中断となった。
ハリウッドでは数本の映画が今週公開される予定だったが、中国、インド、イタリア、ポーランド、ギリシャなどですでに映画館は閉鎖されている。水曜発表されたトム・ハンクス夫妻とリタ・ウィルソン夫妻の感染で、業界には戦慄が走っている。
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