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2024年05月04日(土)
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【Globali】
 

世界が見る安倍首相の歴史的米議会演説(2)(2015/05/01)

4月30日付「世界が見る安倍首相の歴史的米議会演説」で、安倍首相が米国連邦議会の上院下院合同会議で「希望の同盟」をテーマに行った歴史的演説について扱ったが、今回も引き続き演説について取り扱う。海外の安倍首相の議会演説に関する記事では大きく2つの方向性がある。ひとつはTPPに関するもので、おおまかな論調は安倍首相が米議会、特に民主党議員に向けてTPP交渉をまとめる方向にもっていくべきだと演説を通して訴えたが、その行方は依然不透明だというものだ。もうひとつは歴史認識に関するもので、こちらに関しては米国メディアは抑え気味な扱いであり、その一方で中国、韓国メディアからは批判的な論調が目立つ。前回に引き続き歴史認識にからむ記事を紹介する。

5月1日付『デイリーメール』(オーストラリア)は、「安倍首相の米国議会演説で、第二次大戦中での日本のふるまいについて”深い反省”を表明するも、謝罪がなかったことから韓国と北朝鮮が団結の動きをみせており、それぞれの外務省がそろって”誠意に欠ける”、”サイコパス”などとする安倍首相を批判する声明を出した」と報じた。
4月30日付『MK』(韓国)は、「日本の安倍首相が米国議会上院下院合同演説で、”過去の歴史に対する謝罪を表明せずに、右傾化と軍国主義の野心を露骨にし始めた”として、中国の反発が激しくなっている」ことを伝え、「安倍首相が演説で特に中国を露骨に狙いうちした発言を行ったものとみている」と報じた。...
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世界が見るAIIBをめぐる攻防(2015/03/23)

中国が主導するAIIB(アジアインフラ投資銀行)に、各国が続々と加盟の意思を表明している。設立メンバーになる期限は今月末。設立メンバーは、毎年7500億ドル超のインフラ需要が存在するともいわれる、アジアのインフラ整備の入札などで有利になるといわれている。欧州では英国、ドイツ、フランス、イタリア、スイス、ルクセンブルグが参加を表明、このほかカナダ、韓国、オーストラリア、台湾も参加を検討中の模様(3月23日時点)。欧州にとって中国はアジアで最も重要な貿易相手であり、ドイツのショイブレ財務相は「ドイツはパートナーであるフランス、イタリアと共に(AIIBの)設立メンバーとなる。ドイツにとって、欧州以外では中国ほど関係の深い国はない」とAIIBへの期待を寄せた。一方、アジア開発銀行を主導している日米はAIIBとは参加に慎重な考えだが、アジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁は、AIIBに関して「アジアのために両銀行は協力できると思う」と発言し、協力関係を模索する考えを示している。各国は、AIIBをめぐる神経戦について以下のように報じた。

3月20日付『フィナンシャルタイムズ』(英国)は、「麻生大臣の中国主導銀行に対するジレンマ」との見出しで、麻生大臣の条件が整えば「協議してもよい」と発言したが、日本の参加の見通しは低いと伝えた。さらに「麻生大臣の発言は、各国がAIIBに雪崩を打つように参加表明している現実に対する(麻生大臣の)心の葛藤を表している」と報じた。また「AIIBに対するレトリカルな言葉の言い回しは、中国政府が主導していることを理由に、AIIBのガバナンスが曖昧などとする行き過ぎた議論すら巻き起こしている」と報じた。...
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