【Globali】
トランプ次期大統領の就任演説(2017/01/20)
まもなく大統領に就任するトランプ氏の就任演説の原稿の内容について、ショーン・スパイサー報道官は「大統領としての今後の予定や政治的議題というよりも、個人的にトランプ氏が考える政治のビジョンやアメリカに対する考えを述べる予定です。」と記者に対して答えている。
1月19日付豪
『エヌティーニュース』(
『プレスアソシエーション』配信):
多くの反トランプ派の団体の過激なデモに備えて現在ワシントンでは警察が厳重な警備体制を整えているが、それでも何十万の国民が就任式に参加する予定で、何百万人もの人が大統領の演説内容を期待して待ち望んでいる。
また、スパイサー報道官は「トランプ氏は“アメリカとは何か”について就任演説で語りたいと言っております。...
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1月19日付豪
『エヌティーニュース』(
『プレスアソシエーション』配信):
多くの反トランプ派の団体の過激なデモに備えて現在ワシントンでは警察が厳重な警備体制を整えているが、それでも何十万の国民が就任式に参加する予定で、何百万人もの人が大統領の演説内容を期待して待ち望んでいる。
また、スパイサー報道官は「トランプ氏は“アメリカとは何か”について就任演説で語りたいと言っております。偉大なアメリカを取り戻すために必要なインフラ整備や教育、経済、特に中流階級の製造業や雇用についても触れたいと言われています。」と述べた。
また、
『ワシントンポスト』によると「トランプ氏はレーガンやケネディー元大統領を目標にしています。トランプ氏は、彼らの政治のビジョンや“偉大なるアメリカ”に対する熱い想いに感銘を受けていて、就任演説ではそれを意識しているのではないかと思います。」と述べている。
トランプ氏のスピーチの原稿作成を手助けしたライターのステファン・ミラー氏によると、「トランプ氏はスピーチを簡潔にまとめるつもりです。」とのことである。
そのため、大統領選挙のキャンペーン中に決め台詞のように言っていた「偉大なるアメリカ」や「アメリカ第一主義」について短いスピーチを演説して終えるのではないか、とのことである。
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英国EU離脱の推進者ファラージュ独立党党首辞任(2016/07/05)
英国EU離脱の国民投票の結果には驚かされたが、その後に起こった保守党EU離脱派ボリス・ジョンソン前ロンドン市長の保守党党首選不出馬には更に驚かされた。そして今度は今となってはEU離脱を「扇動した」とも言えるのではないかと思われるファラージュ英国独立党党首が辞任を表明した。同氏が挙げた辞任の理由が、「やるべきことはやった。これ以上のものを達成することは出来ないだろう」というものだが、離脱の方針が決まっただけで離脱そのものはこれから紆余曲折を経て進んで行くと思われるのに、全く無責任極まりないとしか思えない。しかしよく考えてみると、革命とか大改革には、先ず旧体制を壊す人が必要で、次に新体制を作る人が必要になる。ファラージュ氏は壊し屋には向いているが、建設者には不向きのようであり、自分でもそのことがよくわかっているのかも知れない。
とは言え英国EU離脱はますます混沌として来たようである。
7月4日付英国
『メールオンライン』(プレスアソシエーション通信引用)は、「ナイジェル・ファラージュ氏、政治的野望を成し遂げ独立党党首を辞任」という見出しで、ファラージュ氏がEU離脱の投票に続き、政界に入った目的を達成したことを理由に英国独立党党首を辞任したと報じた。同氏は2015年の総選挙で下院議員に落選した際も辞意を表明しその時は数日後に翻意したが、今回は辞任の意思は固いとしている。ただ、欧州議会議員は任期一杯勤めるとしており、EU離脱の交渉過程で妥協や後退がないように見守ると述べた。...
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7月4日付英国
『メールオンライン』(プレスアソシエーション通信引用)は、「ナイジェル・ファラージュ氏、政治的野望を成し遂げ独立党党首を辞任」という見出しで、ファラージュ氏がEU離脱の投票に続き、政界に入った目的を達成したことを理由に英国独立党党首を辞任したと報じた。同氏は2015年の総選挙で下院議員に落選した際も辞意を表明しその時は数日後に翻意したが、今回は辞任の意思は固いとしている。ただ、欧州議会議員は任期一杯勤めるとしており、EU離脱の交渉過程で妥協や後退がないように見守ると述べた。国民投票前の運動で約束したことが今後のEUとの交渉で達成出来ない場合は、2020年の総選挙で英国独立党が躍進することになるであろうとも述べたと報じている。
7月4日付英国
『テレグラフ』は、「ナイジェル・ファラージュ氏、党首職は同氏と家族に負担だと認める」という見出しで、ファラージュ氏が党首の役職が同氏と家族に大きな負担となっていることを認め、普通の生活に戻るため党首を辞任したと報じた。同氏はメジャー元英国首相が退任後に安らぎを感じているように、辞任後は釣り、クリケット、軍事史研究、フランス旅行などの趣味に力を入れたいと述べた。「国民投票運動中は、EUから英国を返してほしいと訴えたが、今は私の生活を返してほしい」とも述べたと伝えている。
7月4日付
『ニューヨークタイムズ』は、「英国をEU離脱に駆り立てたナイジェル・ファラージュ氏、英国独立党党首を辞任」という見出しで、英国のEU離脱を約20年間推進して来た同氏は、目的を達成し今や休養を取ろうとしていると報じた。もう一つの視点から見た辞任の背景として、保険で財を成し独立党への資金提供者であるバンクス氏が、かつて労働党を支持し今や同党に不満を持つ層を引き寄せて独立党の支持基盤を広げるために、ファラージュ氏へ辞任を勧めていたと報じている。ファラージュ氏は、派手、率直な発言、おしゃべり、争いを生みやすいというような性格を持ち、酒豪でもあり、現在の独立党から抜け出した新しい党の党首としては不適任であろうとみられていたとも報じている。
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