【Globali】
オミクロン株による教師不足、米ニューメキシコ州は州兵に代用教員を依頼
米ニューメキシコのミシェル・ルーハン・グリシャム州知事は今月19日、「全米の他の地域と同様、新型コロナウイルス感染者の急増により、極度の人員不足に直面しているニューメキシコ州の学校と保育施設を支援するため、州職員と州兵にボランティアで代用教員や保育士の資格を取得するよう促す取り組みを発表した。
ニューメキシコ州日刊紙
『アルバカーキ・ジャーナル』と米放送局
『フォックスニュース』によると、今回の発表は、オミクロン株の感染者が記録的に急増し、教員が不足している事態を受けたものだと報じている。州知事の発表によると、冬休み以降、約60の学区や学校がオンラインに移行し、75の保育所が人手不足のため一部または全面的に閉鎖されている。
ボランティアは、身辺調査やオンライントレーニングなど、他の臨時教師や保育士と同様の要件を満たす必要がある。...
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ニューメキシコ州日刊紙
『アルバカーキ・ジャーナル』と米放送局
『フォックスニュース』によると、今回の発表は、オミクロン株の感染者が記録的に急増し、教員が不足している事態を受けたものだと報じている。州知事の発表によると、冬休み以降、約60の学区や学校がオンラインに移行し、75の保育所が人手不足のため一部または全面的に閉鎖されている。
ボランティアは、身辺調査やオンライントレーニングなど、他の臨時教師や保育士と同様の要件を満たす必要がある。州知事は、「学校生活は子どもたちに安定をもたらします。子どもたちは教室でよりよく学び、同級生たちと一緒にいることで成長することが分かっています。子供たち、教師、そして保護者は、この不安定な時期にできる限りの安定を得る必要があります。州は、子供たちが教室で学び、保護者が仕事に行き、教師が次世代の教育という重要な仕事に十分に集中できるよう、支援する用意があります」と語った。
米政治専門誌『ザ・ヒル』は、ニューメキシコ州知事が、自身も代用教員としての免許を取得するために登録したと伝えている。同知事には教育の経験はないが、来週には小学校の代用教員として配置される予定だという。知事は「他の選択肢はない」と述べており、より多くの代用教員を登録するために国民の協力を求めている。
ニューメキシコ州は、これまでにも教師不足の状況に置かれていたものの、パンデミックが加わったことで記録的な数の教員が退職したという。同州では昨年、教育関係者の退職が40%急増した。そのため、新学期早々約1千人ぶんの空きが出ている。
米ニュースサイト『ブライトバート』によると、学校の人員不足はニューメキシコ州だけでなく、全米で劇的に増えているという。パンデミック以外にも、教師の低賃金も一因となっており、労働統計局は、「州と地方の教職員が57万5000人減り、9月から10月にかけて6万5000人が教育業界を去った」と報告している。ニューメキシコ州知事は、「ニューメキシコ州の全教育関係者」に対して7%の昇給、最低賃金については平均20%の昇給を提案している。
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