フランスカンヌ映画祭・スタジオジブリ「名誉パルムドール」(4月19日)
アニメーション映画で知られるスタジオジブリと宮崎駿監督。映画界への多大な貢献が評価されその功績が称えられた。
フランスのカンヌ映画祭はスタジオジブリに「名誉パルムドール」を授与。団体に授与されるのは初となる。
また米国の雑誌「TIME」は今年の「世界で最も影響力がある100人」に宮崎駿監督を選出。
アカデミー賞・日本の2作品が受賞(3月11日)
米国映画界で最高の栄誉とされるアカデミー賞が発表され宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション賞を受賞した。
また山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が日本映画として初めて視覚効果賞を受賞。日本の2つの作品が同時に受賞を果たした。
最多の13部門の候補となり注目された原爆の開発を指揮した学者を題材にした「オッペンハイマー」は作品賞や監督賞など7部門を受賞した。
アジア全域版アカデミー賞 「第17回アジア・フィルム・アワード」 ⽇本映画勢が多数受賞!!(3月11日)
3月10日(日)夜、戯曲センター(Xiqu Centre)Grand Theatre(香港)にて、東京国際映画祭(TIFF)が香港国際映画祭、釜山国際映画祭とともに共催するアジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード(以下AFA)」の授賞式が開催され、日本作品の『悪は存在しない』(濱口竜介監督)が、最優秀作品賞と最優秀音楽賞(石橋英子さん)に輝きました。濱口監督と石橋さんは、昨年の『ドライブ・マイ・カー』に続いての同賞獲得です。...
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3月10日(日)夜、戯曲センター(Xiqu Centre)Grand Theatre(香港)にて、東京国際映画祭(TIFF)が香港国際映画祭、釜山国際映画祭とともに共催するアジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード(以下AFA)」の授賞式が開催され、日本作品の『悪は存在しない』(濱口竜介監督)が、最優秀作品賞と最優秀音楽賞(石橋英子さん)に輝きました。濱口監督と石橋さんは、昨年の『ドライブ・マイ・カー』に続いての同賞獲得です。また、是枝裕和監督も、『怪物』で最優秀監督賞を受賞し、昨年の韓国作品『ベイビー・ブローカー』に続く、2年連続の同賞受賞に輝きました。
この他、第36回TIFFのオープニング作品で、先日の日本アカデミー賞でも最優秀主演男優賞を受賞した『PERFECT DAYS』にて役所広司さんが最優秀主演男優賞の栄冠を手にしました。
他に、第36回TIFFのクロージング作品で、日本アカデミー賞で8冠に輝き、米国・アカデミー賞の視覚効果賞にもノミネートされている『ゴジラ-1.0』チームが、視覚効果賞(山崎貴監督、渋谷紀世子さん、高橋正紀さん、野島達司さん)、音響賞(井上奈津子さん)を受賞しました。
あわせて、先の発表のとおり、俳優・鈴木亮平さんが、アジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える「Excellence in Asian Cinema Award」に、韓国の女優イ・ヨンエさんととも授与されました。
大規模で豪華なレッドカーペットの後に開催されたAFAの授賞式では、日本人として初めて審査委員長に就任した黒沢清監督が、世界中の映画人が務める審査員陣と投票メンバーを率いて決定された受賞者が登壇。Youth Ambassadorの一人として様々なAFAイベントに参加した宮沢氷魚さんがプレゼンターを務めた他、特別功労賞を受賞したチャン・イーモウ監督、主演男優賞にノミネートされたトニー・レオンさん、プレゼンターを務めた女優のファン・ビンビンさんなど、アジア全域よりスターが集まる⼤変華やかな式典となりました。
<受賞コメント>
<鈴木亮平さんコメント全文:Excellence in Asian Cinema Award受賞>(英語でご挨拶:和訳)
「大家好(ダージャーハオ)。ここに来ることができて本当にうれしいです。とりわけ、著名なイ・ヨンエさんと一緒にここに立つことができて、とても光栄です。偉大な映画監督、偉大な映画プロデューサー、映画製作者、偉大な俳優、アジアの伝説の俳優たち、皆さんの前に立つことができて、本当に光栄に思っています。でも正直なところ、今年は何もノミネートされていないので、とてもリラックスしてここに立っています。もちろん、ノミネートされることは良いことですが、ノミネートされないのも良いことです。なぜなら、何も心配する必要がないからです。ちなみに、昨年は、トニー・レオンさんのせいで私は最優秀主演男優賞を逃しました。(笑)でも、今年再び彼に会えてうれしいです。もちろん、賞を受賞することは非常に重要でワクワクしますが、このイベント、この大きなイベント、AFAの素晴らしいところは、皆さんに出会い、新しい人たちに出会い、アジア各地の映画制作者と出会い、語り合い、学びあうことだと私は考えています。そして願わくは、今後一緒に新しいプロジェクトを始めたい。今日、あるいは今夜が、未来の新しいプロジェクトの始まりになるかもしれません。そして、いつか一緒に映画を作れることを本当に願っています。なぜなら、"私たちは一緒に物語を紡ぐ(Together we tell story)"からです。ありがとうございました。
※「Together We Tell Story」は今年のAFAのテーマです。
<『悪は存在しない』コメント全文:最優秀作品賞受賞>
※濱口竜介監督が欠席のため、監督に代わり、高田聡プロデューサーと石橋英子さんがコメントを述べました。
高田聡さん:「私たちの映画にこのような非常に光栄な重みのある賞を頂きまして、代表してまずは感謝を申し上げます。同じくノミネートされた撮影の北川喜雄さん、共同編集の山崎梓さん、またこの映画に関わったすべての皆さん、おめでとうございます。そして、この場に残念ながら来ることができなかった濱口竜介監督、そして濱口監督に一番最初にこの企画の話を持ってきて、素晴らしい音楽で共同制作をされた石橋英子さん、おめでとうございます。」
石橋英子さん:「本当に濱口監督が来ることができなかったのは残念です。でもこうやって、撮影の北川さんや編集の山崎さん、今もしかしたら日本で見ているかもしれない主演のおおみかさん、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、本当に皆さんの力のおかげでできました。もちろん、ミュージシャンの皆さん、ミックスをしてくださったジム・オルークさん、本当に皆さんのおかげで、今こうやって、私たちはここに来られて、楽しい時間を過ごせていると思っています。ありがとうございました。」
<是枝裕和監督コメント全文:最優秀監督賞受賞>
「尊敬する黒沢清監督からこのようなトロフィーを頂くなんて、本当に光栄です。出会う才能ということで言えば、今回は坂元裕二さんという尊敬する脚本家の方の素晴らしい脚本があって、もう20年近く一緒に仕事をしている美術の三ツ松けいこさんが、今日一緒にスタッフを代表してここに来ていただきました。そんなスタッフとキャストと出会えたことが、この賞を頂けた一番大きな僕の才能ではないかと思います。昨年に続いてこの壇上に立たせていただくことができて、本当にうれしいです。来年は、作品はないのですが、ノミネートされていなくても、またこの場で映画を愛する皆さんとこの時間を共有できたらうれしいです。ありがとうございました。」
<石橋英子さんコメント全文:最優秀音楽賞>
「全く期待してなかったので、全然スピーチを考えていなかったです。まずアジア・フィルム・アワードの皆様、審査委員の皆様、本当にありがとうございます。まず濱口監督、長い道のりでしたが、何をつくるのかわからないまま一緒に歩んできた道のりが奇跡のようでした。撮影やその後の編集など、一緒に皆さんが作ってこられた努力にも感謝したいと思います。撮影の北川さん、編集の山崎さん、本当にありがとうございます。皆さんの仕事がなければ、私のこういう音楽もなかったと思います。スタッフとキャストの皆さんにも感謝したいと思います。本当にありがとうございました。」
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第37回東京国際映画祭/TIFFCOM2024 開催日決定!!(3月11日)
第37回東京国際映画祭(TIFF)は2024年10月28日(月)~11月6日(水)の10日間、併設マーケットのTIFFCOM2024は2024年10月30日(水)~11月1日(金)の3日間での開催となります。
TIFFの方の開催会場は昨年同様日比谷・有楽町・丸の内・銀座をメインに展開します。TIFFの作品公募に関しましては、4月25日(木)に開始予定ですので、詳細決まり次第公式サイト等で掲載していきます。昨年掲げたミッション「東京から映画の可能性を発信し、多様な世界との交流に貢献する」に基づき、今年も皆様に楽しんで頂けるような映画祭にしていきたいと思いますので、是非ご期待下さい。
<第37回東京国際映画祭 / TIFFCOM2024 開催概要>
【第37回東京国際映画祭】
開催期間: 2024年10月28日(月)~11月6日(水)【10日間】
【TIFFCOM2024】
開催期間: 2024年10月30日(水)~11月1日(金)【3日間】
■主催:公益財団法人ユニジャパン ◇TIFFサイト:www.tiff-jp.net ◇TIFFCOMサイト:tiffcom.jp
3月10日夜発表!日本映画人の受賞に期待!! アジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード」(3月5日)
アジア版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード」の授賞式が、来る3月10日(日)夜、西九龍文化地区にある戯曲センター(香港)にて発表されます。
セレモニーにはアジア各国より多数のゲストが参加し、各賞の発表が行われる予定です。日本からは、7作品が15部門でノミネートされており、今年の審査委員長を務める黒沢清監督やYouth Ambassadorのお一人宮沢氷魚さんを始め、昨日発表した「Excellence in Asian Cinema Award」受賞の鈴木亮平さん、『怪物』から是枝裕和監督、『658km、陽子の旅』から菊地凛子さん(主演女優賞ノミネート)、『首』から中村獅童さん(助演男優賞ノミネート)、『Last Shadow at First Light』から白田迪巴耶さん(新人賞ノミネート)など、多くの映画人が参加を予定しております。
第17回アジア・フィルム・アワード概要
日時: 2024年3月10日(日)20:30~ ※レッドカーペットは18:00 開始
(※日本時間。香港時間では17:00レッドカーペット、19:30セレモニー開始)
会場: 戯曲センター(Xiqu Centre)Grand Theatre(香港、西九龍(ウエストカオルーン)文化地区)
中継URL(AFA公式YouTube)
https://www.youtube.com/AsianFilmAwardsAcademy
<現地入り予定の主なノミネート・ゲスト一覧 (3月5日時点)>
作品名五十音順、 ()内、ノミネートカテゴリー
第17回AFA審査委員長 黒沢清監督
「Excellence in Asian Cinema Award」 受賞 鈴木亮平さん
Youth Ambassador 宮沢氷魚さん
『怪物』 是枝裕和監督(監督賞)、坂元裕二さん(脚本賞)、三ツ松けいこさん(美術賞)
『658㎞、陽子の旅』 菊地凛子さん(主演女優賞)
『首』 中村獅童さん(助演男優賞)
『Last Shadow at First Light』 白田廸巴耶さん(新人賞)
『悪は存在しない』 山崎梓さん(編集賞)、北川喜雄さん(撮影賞)、石橋英子さん(音楽賞)
『エゴイスト』 松永大司監督(第16回AFA助演男優賞受賞作品。AFA関連の上映イベントに参加)
※参加ゲストは変更の可能性がございます。
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