俳優・宮沢氷魚さん、日本人初・AFAのYouth Ambassadorに就任(12月25日)
アジア・フィルム・アワード・アカデミー(以下、AFAA)は、アジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード」(以下、AFA)のYouth Ambassador(ユース・アンバサダー)に、AFA史上初めてアジアの国と地域から4人の若手俳優を迎えることを発表しました。...
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アジア・フィルム・アワード・アカデミー(以下、AFAA)は、アジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード」(以下、AFA)のYouth Ambassador(ユース・アンバサダー)に、AFA史上初めてアジアの国と地域から4人の若手俳優を迎えることを発表しました。
日本から宮沢氷魚さんが日本人としては初めて就任するほか、リウ・グァンティンさん(台湾:劉冠廷)、マリオ・マウラーさん(タイ)、ウィル・オーさん(香港:柯煒林)が17回目のAFAを盛り上げます。Youth Ambassadorの4人は、AFAの授賞式に登壇するだけではなく、多くの関連イベントに参加し、ファンや映画好きとの交流を通じて彼らの作品やアジア映画への情熱について語る予定です。
宮沢さんは、TVドラマ「コウノドリ」第2シリーズで俳優デビュー以降、テレビや映画等多くの作品に出演し、活躍。2020年には映画『his』で初主演し、新人賞を多数受賞したほか、『騙し絵の牙』(2021)では日本アカデミー賞で新人賞も受賞しています。そのほか、『ムーンライト・シャドウ』(2021)や『レジェンド&バタフライ』(2023)等、様々な作品に出演しています。第35回東京国際映画祭コンペティション部門でワールド・プレミア上映された『エゴイスト』(2023)では、第16回のAFA最優秀助演男優賞を受賞しており、今活躍が最も注目される俳優の一人です。
宮沢氷魚さんコメント:
この度AFAのYouth Ambassadorとして迎えられ、大変光栄で、また誇りに思います。日本の俳優として、これを機に日本映画の魅力をより多くの観客の皆さまに伝えたいと思います。
アジア・フィルム・アワード・アカデミー(AFAA)ウィルフレッド・ウォン会長 コメント:
今年のYouth Ambassadorに、才能あふれるこの4人を迎えられることを嬉しく思います。彼らそれぞれが、異なるジャンルからユニークで幅広い経験を持ち寄り、アジアの映画について観客と考えを交わし、交流する姿を楽しみにしています。このように多彩な俳優たちが一堂に会し、豊かな意見交換をすることこそ、AFAそのものだと感じています。
AFAAは、年間を通じて世界でアジア映画の普及活動をおこなっており、その活動の中でも主要イベントである授賞式(AFA)は、世界最大級のアジア映画の祭典です。例年アジアの若手スターを一人Youth Ambassadorとして任命し、AFAの顔として様々な関連イベントに迎え、ファンと交流してもらっています。
多くの国や文化が存在するアジアは、多様性に富んだ地域であり、過去のAFAの受賞者やノミネート作品に見られるように、その多様性は常に映画に反映されています。この多様性を尊重し、様々な個性があることを祝し、今回AFAでは、それぞれ全く異なるキャリアと演技スタイルを持つ、アジア全域で高く評価されている4人の俳優をYouth Ambassadorとして起用いたしました。
第17回AFAノミネート作品&審査委員長発表記者会見
日程:2024年1月12日(金)
当日の中継URL: www.facebook.com/AsianFilmAwardsAcademy
【本件に関するお問い合わせ】 東京国際映画祭事務局
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神奈川県鎌倉市・“小津安二郎監督生誕120年”展示会(12月16日)
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米国映画賞候補に宮崎駿、新海誠の作品(12月12日)
アカデミー賞の前哨戦とされる映画賞「ゴールデングローブ賞」のノミネート作品が発表された。各賞の候補はロサンゼルスで発表され、アニメ映画賞の候補に宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」、新海誠監督の「すずめの戸締まり」が選ばれた。
「君たちはどう生きるか」は宮崎駿監督が引退宣言を撤回し10年ぶりに監督を務め、自身で原作と脚本を担当しおよそ7年かけて制作した。音楽を担当した久石譲が作曲賞にノミネートされている。...
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アカデミー賞の前哨戦とされる映画賞「ゴールデングローブ賞」のノミネート作品が発表された。各賞の候補はロサンゼルスで発表され、アニメ映画賞の候補に宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」、新海誠監督の「すずめの戸締まり」が選ばれた。
「君たちはどう生きるか」は宮崎駿監督が引退宣言を撤回し10年ぶりに監督を務め、自身で原作と脚本を担当しおよそ7年かけて制作した。音楽を担当した久石譲が作曲賞にノミネートされている。
「すずめの戸締まり」は震災を経験した女子高生が災いの元の「扉」と閉じるため日本各地をめぐる冒険を繰り広げる映画。
最も注目される作品賞ドラマ部門の候補は日本に投下された原爆開発を指揮した学者を題材にした「オッペンハイマー」など6作品が選ばれた。ゴールデングローブ賞は来月7日に発表される。
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第36回東京国際映画祭・「雪豹」がグランプリ(11月1日)
第36回東京国際映画祭のコンペティション部門の最優秀作品賞「東京グランプリ/東京都知事賞」に、5月に急逝したチベットのペマ・ツェテン監督作品の『雪豹』が選ばれた。
「正欲」の岸善幸監督は、最優秀監督賞を受賞。「正欲」は観客賞を受賞した。
「タタミ」は最優秀女優賞と審査員特別賞を受賞した。
その他の結果は以下の通り。
審査委員特別賞:『タタミ』
最優秀監督賞:岸善幸『正欲』
最優秀女優賞:ザル・アミール『タタミ』
最優秀男優賞:ヤスナ・ミルターマスブ『ロクサナ』
最優秀芸術貢献賞:『ロングショット』ガオ・ポン(高朋)
観客賞:『正欲』(岸善幸監督作品)
アジアの未来 作品賞:『マリア』
Amazon Prime Video テイクワン賞:ヤン・リーピン(楊礼平)
Amazon Prime Videoテイクワン賞 審査委員特別賞:安村栄美
第36回東京国際映画祭・映画「雄呂血<4Kデジタルリマスター>」トークショー(2023年10月31日)
2023年10月31日(火)、第36回東京国際映画祭で映画「雄呂血<4Kデジタルリマスター>」の上映後、トークショーが行われた。...
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2023年10月31日(火)、第36回東京国際映画祭で映画「雄呂血<4Kデジタルリマスター>」の上映後、トークショーが行われた。司会は落語家の立川談笑さん、「雄呂血」の主役を演じた阪東妻三郎の息子で俳優の田村亮さん、活動写真弁士の坂本頼光さんが登壇した。本映画は無声映画で、坂本さんが活弁を担当した。
坂本頼光さんは「雄呂血は活弁では大きなネタ」で何度かやったことがあるが、4Kデジタル修復版ということで、長さが異なり、早くなっているため、大変だったと愚痴をこぼした。
田村亮さんは父の阪東妻三郎さんの思い出を語った。子どものころ、豆まきとか鯉のぼりとか季節の行事は一緒になってやっていたと話す。田村さんは近所の子どもたちと別け隔てなく遊んでいて、メンコで「これお前のお父さんだな、こんちくしょう」というように遊んでいたという。また、阪東妻三郎さんの稼ぎについて、ギャラがカバンに入らないので、リヤカーで運んだということがあったらしいという話をした。
上の兄の田村高廣さんとは18歳離れていて、よく父親のようにと言われたが、父親らしいことはしてもらったことはなかったと話した。また、下の兄の田村正和さんとはレスリングのようなじゃれあうようなことはしたことがあったという。
父親の阪東妻三郎に言葉をかけるとしたらという質問に、「“父ちゃん、映画を見てきたよ。”あまり批判することもできないし、親父は大先輩だしさ、あそこ良くないよとは言えないしさ。遠慮しますよ、一応、“バンツマさん”だから。」と話した。
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