北朝鮮が弾道ミサイル・岸防衛大臣「少なくとも2発・ほかにも発射の可能性」(5月25日)
岸防衛大臣は北朝鮮が少なくとも弾道ミサイル2発を発射し、これ以外にもミサイルを発射した可能性があることを明らかにした。
確認されて2発はいずれも日本のEEZ(排他的経済水域)の外に落下し、船舶などに被害の情報は入っていないという。
1発目は最高高度は550キロ程度で、300キロ程度の距離を飛しょうしたことを明らかにした。これに続き弾道ミサイル1発を発射し最高高度50キロ程度で750キロ程度の距離を変速軌道で飛しょうしたことを明らかにした。
この2発以外にもミサイルを発射した可能性があり現在分析しているという。
首脳外交の成果強調・クアッド・G7・連携強化へ(5月25日)
日米首脳会談や、日米豪印4か国のクアッド首脳会合など、一連の外交日程が終わった。岸田首相は、ロシアや中国を念頭に、力による一方的な現状変更を認めない立場を確認したと成果を強調していて、引き続き、4か国やG7主要7か国の連携を強化していく方針。
クアッド首脳会合でオーストラリア・アルバニージー首相、米国・バイデン大統領、日本・岸田首相、インド・モディ首相は、中国を念頭に、緊張を高めるあらゆる威圧的、挑発的行動などに強く反対していくことを確認、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、インフラへの500億ドル以上の支援、投資を目指すなど幅広い分野の協力推進で一致した。...
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日米首脳会談や、日米豪印4か国のクアッド首脳会合など、一連の外交日程が終わった。岸田首相は、ロシアや中国を念頭に、力による一方的な現状変更を認めない立場を確認したと成果を強調していて、引き続き、4か国やG7主要7か国の連携を強化していく方針。
クアッド首脳会合でオーストラリア・アルバニージー首相、米国・バイデン大統領、日本・岸田首相、インド・モディ首相は、中国を念頭に、緊張を高めるあらゆる威圧的、挑発的行動などに強く反対していくことを確認、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、インフラへの500億ドル以上の支援、投資を目指すなど幅広い分野の協力推進で一致した。
岸田首相が“ロシアと伝統的な友好関係にあるインドとも連携を強化した”との認識を示した。
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「力による一方的な現状変更許さず」認識共有(5月24日)
日本、米国、オーストラリア、インドの4か国の枠組み「クアッド」の首脳会合を終えた岸田総理大臣が記者会見を行い、ロシアによる軍事侵攻が続く中、中国などを念頭に「力による一方的な現状変更をいかなる地域でも許してはならないという認識を共有した」と強調、4か国のさらなる連携強化を図る考えを示した。
岸田総理は会見で「ウクライナ侵攻がインド太平洋地域に及ぼす影響について率直な議論を行い、インドも参加する形でウクライナでの悲惨な紛争について懸念を表明し、法の支配や主権と領土の一体性の原則はいかなる地域では守らなければならないと確認した」と述べた。...
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日本、米国、オーストラリア、インドの4か国の枠組み「クアッド」の首脳会合を終えた岸田総理大臣が記者会見を行い、ロシアによる軍事侵攻が続く中、中国などを念頭に「力による一方的な現状変更をいかなる地域でも許してはならないという認識を共有した」と強調、4か国のさらなる連携強化を図る考えを示した。
岸田総理は会見で「ウクライナ侵攻がインド太平洋地域に及ぼす影響について率直な議論を行い、インドも参加する形でウクライナでの悲惨な紛争について懸念を表明し、法の支配や主権と領土の一体性の原則はいかなる地域では守らなければならないと確認した」と述べた。
また、中国などを念頭に「東シナ海や南シナ海での一方的な現状変更への深刻な懸念やミャンマー情勢への対応などについても議論を行った」と述べた。核ミサイル活動を活発化させる北朝鮮をめぐり、完全な非核化に向けた連携や拉致問題の即時解決の必要性で一致するとともに、北朝鮮で新型コロナの感染が広がっていることを踏まえ、感染対策の地理的空白を作らないことについて議論したことを明かした。
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日米首脳会談“抑止力と対処力・早急に強化”(5月23日)
岸田総理大臣は日本を訪れている米国・バイデン大統領と日米首脳会談を行った。バイデン大統領は午前10時過ぎ、天皇皇后両陛下のお住まいの御所に到着、会見は御所の小広間で約30分間行われた。
このあと、バイデン大統領が向かった東京・港区の迎賓館では岸田総理大臣が出迎えた。両首脳は、陸上自衛隊の儀仗隊による栄誉礼を受けた。
午前11時過ぎから日米首脳会談を行った。両首脳は昼食をともにしながら意見を交わし、会談は午後1時15分ごろに終了。...
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岸田総理大臣は日本を訪れている米国・バイデン大統領と日米首脳会談を行った。バイデン大統領は午前10時過ぎ、天皇皇后両陛下のお住まいの御所に到着、会見は御所の小広間で約30分間行われた。
このあと、バイデン大統領が向かった東京・港区の迎賓館では岸田総理大臣が出迎えた。両首脳は、陸上自衛隊の儀仗隊による栄誉礼を受けた。
午前11時過ぎから日米首脳会談を行った。両首脳は昼食をともにしながら意見を交わし、会談は午後1時15分ごろに終了。会談後、両首脳はそろって記者会見。
岸田総理大臣はウクライナ情勢を巡り、力による一方的な現状変更の試みはいかなる場所であれ断じて許容できないとしてG7(主要7か国)をはじめ、国際社会とともに引き続ききぜんと対応し、ウクライナ政府と国民を全力で支えていくことを改めて確認したと説明。
ウクライナ情勢がインド太平洋地域に及ぼす影響も議論し、中国の東シナ海や南シナ海での力を背景とした現状変更の試みに強く反対するとともに、人権問題を含めた中国を巡る諸課題への対応に引き続き日米で緊密に連携していくことで一致したと明らかにした。
台湾を巡っては両国の基本的な立場に変更はないことを確認し、国際社会の平和と繁栄に不可欠な要素である台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促したと述べた。覇権主義的行動を強める中国などを念頭に日米両国の抑止力と対処力を早急に強化することを確認。
北朝鮮を巡ってICBM(大陸間弾道ミサイル)級の弾道ミサイル発射をはじめ、核ミサイル問題について深刻な懸念を共有したうえで、日米、日米韓で一層緊密に連携していくことを確認したと述べた。
日本の防衛力を抜本的に強化する決意を示し、防衛費を増額するとともに、反撃能力を含め、あらゆる選択肢を排除しないという方針を伝え、バイデン大統領から強い支持を得たと明らかにした。
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岸田首相“日米両国で国際社会を主導”(5月23日)
岸田総理は、バイデン大統領の日本訪問は米国のインド太平洋地域への関与を示すものだとした上で、ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがすものであり、力による一方的な現状変更の試みは、世界のどこであっても絶対に認められないと指摘し、日米両国で国際社会を主導する考えを示した。
また、核・ミサイル技術の開発を強化する北朝鮮への対応をめぐって、日米両国や韓国を加えた3箇国で緊密に連携していく方針を確認したものとみられる。...
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岸田総理は、バイデン大統領の日本訪問は米国のインド太平洋地域への関与を示すものだとした上で、ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがすものであり、力による一方的な現状変更の試みは、世界のどこであっても絶対に認められないと指摘し、日米両国で国際社会を主導する考えを示した。
また、核・ミサイル技術の開発を強化する北朝鮮への対応をめぐって、日米両国や韓国を加えた3箇国で緊密に連携していく方針を確認したものとみられる。
一方、バイデン大統領は中国への対抗を念頭に置いたIPEF・インド太平洋経済枠組みをきょう立ち上げる考えを表明し、岸田総理大臣は参加の意向を伝えたものとみられる。
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