幅広くドラマをウォッチしてレビューを上げていきたいと思います!
「アンチヒーロー」第1話 TBS 4月14日(日)
殺人犯をも無罪にする、悪と正義を逆転させる弁護士、明墨(長谷川博己)。
常識をひっくり返す彼の「ものの見方」が第1話のカギとなっていました。
町工場の社長殺人事件が起こる。
容疑者は従業員の緋山(岩田剛典)。
日常的に社長のパワハラがあり、事件が起こった日も社長が緋山を叱責していた。
誰もが緋山を疑い、緋山が容疑者である前提で裁判が進む中、明墨だけは「緋山は無罪」という見方で事件を見ていました。...
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殺人犯をも無罪にする、悪と正義を逆転させる弁護士、明墨(長谷川博己)。
常識をひっくり返す彼の「ものの見方」が第1話のカギとなっていました。
町工場の社長殺人事件が起こる。
容疑者は従業員の緋山(岩田剛典)。
日常的に社長のパワハラがあり、事件が起こった日も社長が緋山を叱責していた。
誰もが緋山を疑い、緋山が容疑者である前提で裁判が進む中、明墨だけは「緋山は無罪」という見方で事件を見ていました。
思い込み、決めつけをせず全てを真逆から見る明墨。なぜ彼はそのような見方をするようになったのか?何か理由がありそうですが第1話ではまだ詳らかになりませんでした。
緋山の無罪を証明するため、明墨は工場従業員の尾形(一ノ瀬ワタル)に近づき、彼が耳の病気を持っていることを突き止めます。そして耳の悪い尾形から得た証言は無効だと立証します。
勝つためには目撃者である尾形の耳の障がいを明らかにしなければなりませんでした。
これまで耳のためにたくさんの仕事をクビになった尾形。工場の仕事もこのためにクビになるかもしれないと尾形は激高しますが明墨は平然と「勝つためにはなんでもする」と言い放ちました。
ギャンブルと酒好きな尾形を一ノ瀬ワタルさんが好演。決して上手とは言えないセリフ回しですがその分説得力がすごい。
綺麗でない台詞回しだからこそ、気持ちのありようが手に取るようにわかるお見事な演技でした。
「勝つためにはなんでもする」明墨のキャラクターがはっきり際立つ第一話でしたね。
1話ワンエピソードではないみたいですね。
この事件についてまだまだ続きそう。一体誰が犯人なのか…来週が待ち遠しいです。
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「マルス‐ゼロの革命‐」テレビ朝日 3月19日(火) 21:00-
マルスたちの最後の闘い、様々な伏線回収で息もつかせぬ展開の最終回でした。
ゼロ(道枝駿佑)の敵と思われていた國見(江口洋介)も実は自分が悪者になってマルスたちが自分を倒すシナリオを描いていたのでした。
警察に追われ、部室を包囲されたマルスメンバーは最後の抵抗を試みます。
社会につねに挑戦状を突き付けていた「マルス」メンバーでしたがゼロとの出会いがあったから自分は変われたと口々に告白、一層に絆を深めます。...
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マルスたちの最後の闘い、様々な伏線回収で息もつかせぬ展開の最終回でした。
ゼロ(道枝駿佑)の敵と思われていた國見(江口洋介)も実は自分が悪者になってマルスたちが自分を倒すシナリオを描いていたのでした。
警察に追われ、部室を包囲されたマルスメンバーは最後の抵抗を試みます。
社会につねに挑戦状を突き付けていた「マルス」メンバーでしたがゼロとの出会いがあったから自分は変われたと口々に告白、一層に絆を深めます。
一貫して若い世代が大人社会に抵抗する姿を描いた作品でしたが最終回は意外と丸く収まった感がありました。
國見の部下となっていた大城(戸塚純貴)はかつてマルスの仲間でゼロとは昔からの関係でしたが彼もセロの正体は知らず、高校に潜入したゼロの素性は大城が考えたものでした。
卒業式まで姿を見せなくなってしまったゼロはどこに行ったのか・・・・
真実を知って戸惑いながらゼロがまだいることを確信する渾一(板垣李光人)の背後にゼロが現れるラストシーンはまた2人の関係が続いていくのかなという希望が見えるものでした。
腐った世の中に若者は絶望したり抵抗したるするけれど案外その中にも光はあるというメッセージを感じるドラマでした。
そして青臭く、泥臭くても自分の生き方を貫くマルスメンバーに尊さを感じました。
自らのキャラクターとは真逆というゼロを演じた道枝駿佑さんは熱演でした。
道枝さんと共演の多い板垣李光人さんと支え合ってドラマを引っ張って行っていたと思います。
今度は彼らしい優しいキャラクターも見たいですね。
最終回まで楽しく視聴できました。
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「アイのない恋人たち」最終回 テレビ朝日 3月17日(日) 22時
これまで紆余曲折を経て来た登場人物たち。
最終回でこの関係にどう決着がつくか、注目して視聴しました。
栞(成海璃子)と多聞(本郷聡多)。奈美(深川麻衣)と雄馬(前田公輝)。
そして真和(福士蒼汰)と愛(佐々木希)、真和と絵里加(岡崎沙絵)。
人物たちの気持ちが揺れて絡み合って時に誤解して・・・
現代の若者たちの繊細な心の動きを脚本家・遊川和彦特有のタッチで描いた作品の最終回でした。
結果はそれぞれのハッピーエンドが描かれていて安心しました。...
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これまで紆余曲折を経て来た登場人物たち。
最終回でこの関係にどう決着がつくか、注目して視聴しました。
栞(成海璃子)と多聞(本郷聡多)。奈美(深川麻衣)と雄馬(前田公輝)。
そして真和(福士蒼汰)と愛(佐々木希)、真和と絵里加(岡崎沙絵)。
人物たちの気持ちが揺れて絡み合って時に誤解して・・・
現代の若者たちの繊細な心の動きを脚本家・遊川和彦特有のタッチで描いた作品の最終回でした。
結果はそれぞれのハッピーエンドが描かれていて安心しました。
人と素直に心を通じ合わせるのが難しい時代。
恋愛になんの希望も持たない真和みたいな人が増えているのかな…
と、現実の世界でも感じることがあり、人付き合い、特に恋愛なんて今の若者たちには時代遅れなのかなと、このドラマを見始めた当初は思っていました。
でもやはり最後には彼らがダイレクトにぶつかり合う姿に人間の本質は時代が違ってもそうそう変わらないのかなと少し安心しました。
登場人物たちがアラサーという設定だけに、本人たちだけで完結せず家族の問題も絡んでくる感じがリアルで良かったです。
きょうだい、両親、祖父祖母など彼らの周りにいる人達もちゃんと描かれていました。
こういうハッピーエンドのドラマも悪くないです。
時に子供じみたことをやったり、くさいことを言ったり・・・
そんな自分を見せられる友だちや身近な人を大切にしようと改めて思わされるドラマでした。
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「マルス・ゼロの革命」第2話 1月30日(火)21:00
道枝俊佑が自身と全く逆のキャラクターに挑む青春クーデターサスペンスの第2話。
原作漫画のドラマ化で問題が噴出している昨今、このドラマは武藤将吾の完全オリジナル脚本となっています。
TVドラマにはTVドラマの脚本セオリーがあるのだから、これからは原作ものよりオリジナル作品をドラマ脚本のプロフェッショナルが書く流れが主流になっていったらいいんじゃないかと思います。
もちろん原作ものもいいですが今は数が多すぎるかな・・・と。...
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道枝俊佑が自身と全く逆のキャラクターに挑む青春クーデターサスペンスの第2話。
原作漫画のドラマ化で問題が噴出している昨今、このドラマは武藤将吾の完全オリジナル脚本となっています。
TVドラマにはTVドラマの脚本セオリーがあるのだから、これからは原作ものよりオリジナル作品をドラマ脚本のプロフェッショナルが書く流れが主流になっていったらいいんじゃないかと思います。
もちろん原作ものもいいですが今は数が多すぎるかな・・・と。
純粋にドラマオリジナル作品の名作をもっと見たいな、と思います。
こちらの作品は、第2話になって動画配信集団「マルス」の活動が本格的になり軌道に乗って来た感じです。
動画配信でクーデターを起こすという現代的な設定が面白い。
こんな配信があったら絶対見てみたいし、ワクワク感がすごいですよね。
暴力や武器は使わず、配信で世間に広めることで成敗していく・・・
まさに今、社会で起こっていることそのものです。
金髪のダークヒーロー・ゼロ(道枝駿佑)、カリスマ性のかたまりのゼロにひかれて仲間になった逢沢(板垣李光人)。
さらにマルスに参加した生徒たちが大人社会に挑んでいきます。
今回は高校生トップスプリンター・不破(日向亘)の殺人未遂事件の真相を明らかにすること。
ゼロ達は不破の樹立した日本新記録に隠されたある秘密にたどり着くが・・・
道枝駿佑演じるゼロは冷徹なカリスマですがちょっとおちゃめな一面もあってそこが見え隠れするのが魅力。
もともとマルスの動画配信のファンだった逢沢はマルスの中心メンバーになっていきます。
他にもマルスの仲間になったメンバーは個性派ぞろいなので今後1人1人にスポットライトが当たることが期待されます。
ゼロには何らかの過去があるようでそれは今後明らかにされるのでは??
1話完結の事件解決とゼロの過去の話が絡み合い、来週からさらにおもしろくなりそうな予感です。
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「グレイトギフト」 テレビ朝日 1月25日(木)21:00
痕跡もなく人を殺せる殺人球菌「ギフト」をめぐる思惑に翻弄される病理医・藤巻(反町隆史)。
明鏡医科大学の理事長戦に敗北した医師・白鳥(佐々木蔵之介)は新理事長に就任したライバル奥野(坂東彌十郎)を球菌で殺害。その証拠隠滅を藤巻に託す。
反町隆史さんがうだつのあがらないオッサンキャラを好演。
主人公の一人語りの台詞が多く、その効果で視聴者は自然と主人公の側に立って物語に没入する感覚を味わえるエンタテイメント作品です。...
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痕跡もなく人を殺せる殺人球菌「ギフト」をめぐる思惑に翻弄される病理医・藤巻(反町隆史)。
明鏡医科大学の理事長戦に敗北した医師・白鳥(佐々木蔵之介)は新理事長に就任したライバル奥野(坂東彌十郎)を球菌で殺害。その証拠隠滅を藤巻に託す。
反町隆史さんがうだつのあがらないオッサンキャラを好演。
主人公の一人語りの台詞が多く、その効果で視聴者は自然と主人公の側に立って物語に没入する感覚を味わえるエンタテイメント作品です。
さすが「マイファミリー」で考察ブームを巻き起こした黒岩勉脚本。
完全オリジナルとのことで期待値MAXなドラマです。
1話から物語の速度が早くて見逃し厳禁なんですが、2話もやっぱりかなり話が進みました。
目を話すと「ギフト」で誰かが死んでしまうのでよそ見厳禁。
見た人からネタバレを食らったらちょっとショックかも・・・なんでリアタイを推奨します。
登場人物全員怪しいんですよねー
登場人物の中で誰が何を知っているのか?
そして藤巻の元に届く不審は手紙の差出人は??
伏線やらフラグ?がたくさん張り巡らされていてこれがそのうち回収されるかと思うとワクワクします。
今回もラストで思わぬ犠牲者が出てしまいました。
ちなみにこの殺人球菌は冷やすと消滅して暖めると倍増するみたいな設定なのでこれは今後も鍵となるかもしれません。
展開が早く、2話から見ると分からないことが多いのでTVerで無料配信中の1話から見るといいかもしれません。
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