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2019JOCスポーツ大賞発表・注目の顔ぶれは(5月4日)
日本オリンピック委員会JOCが毎年選定しているJOCスポーツ賞の2019年度の表彰者が発表された。最優秀賞にはAIG全英女子オープンで優勝し、日本勢として42年ぶりにメジャー制覇を成し遂げた女子ゴルフの渋野日向子が輝いた。ゴルフ界からの最優秀賞選出は初のこととなる。そのほかの受賞者の顔ぶれから昨年のスポーツシーンを振り返って来よう。
優秀賞は4名。陸上からは昨年9月の世界選手権男子50キロ競歩で初優勝した鈴木雄介(富士通)。...
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日本オリンピック委員会JOCが毎年選定しているJOCスポーツ賞の2019年度の表彰者が発表された。最優秀賞にはAIG全英女子オープンで優勝し、日本勢として42年ぶりにメジャー制覇を成し遂げた女子ゴルフの渋野日向子が輝いた。ゴルフ界からの最優秀賞選出は初のこととなる。そのほかの受賞者の顔ぶれから昨年のスポーツシーンを振り返って来よう。
優秀賞は4名。陸上からは昨年9月の世界選手権男子50キロ競歩で初優勝した鈴木雄介(富士通)。鈴木は14日発表された19年度アスリートオブザイヤーも受賞している。体操界からはトランポリンの森ひかる(金沢学院大クラブ)。昨年末に東京で行われた世界選手権の女子個人で見事金メダルを獲得した。東京五輪代表の座も勝ち取り、日本勢初のメダル獲得の期待も高まっている20歳だ。ウインタースポーツからはスピードスケートの新濱立也(高崎健康福祉大)が。3月のW杯ヘーレンフェイン大会500mで優勝するなど今季2勝。日本勢では清水宏保以来19季ぶりの種目別総合優勝を成し遂げた。自転車の梶原悠未は2月のトラック世界選手権オムニアムで金メダルを獲得。男女通じて33年ぶりの日本勢の優勝となった。また、新人賞のバレーボール女子U20日本代表チームは、8月にジュニア世界選手権大会女子で日本勢初優勝という歴史的快挙を達成している。若い世代の活躍が光るシーズンとなった。
世界的な新型コロナウイルス感染拡大のため、あらゆるスポーツに深刻な影響が及ぶなか、6月に予定されていたJOCスポーツ賞の表彰式もまだ日程は決まっていない。アスリートたちの活躍の場の一日も早い復活を心から願いたい。
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休止続くプロ野球・公式HPで監督からエール(5月3日)
6月に予定されている開幕の再延期が囁かれているプロ野球。公式戦の開始を待ちわびるファンに対して、球団側はWEB動画の配信などで対応している。セ・リーグの特設ホームページでは6球団監督によるファンに向けた動画のメッセージが送られた。
セ・リーグでは開幕前の6球団監督が一堂に会して開催するトークショーが恒例となっているが、今回はウェブ会議システムを使い、順番に言葉をつないでいった。「届けたい(阪神・矢野監督)」「希望が持てて(広島・佐々岡監督)」「明るくなれる(ヤクルト・高津監督)」「Our Baseball(横浜・ラミレス監督)」「試合ができるその日まで(中日・与田監督)」「みんな元気でいよう(巨人・原監督)」最後は「また会おう、必ず」という字幕で締められている。...
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6月に予定されている開幕の再延期が囁かれているプロ野球。公式戦の開始を待ちわびるファンに対して、球団側はWEB動画の配信などで対応している。セ・リーグの特設ホームページでは6球団監督によるファンに向けた動画のメッセージが送られた。
セ・リーグでは開幕前の6球団監督が一堂に会して開催するトークショーが恒例となっているが、今回はウェブ会議システムを使い、順番に言葉をつないでいった。「届けたい(阪神・矢野監督)」「希望が持てて(広島・佐々岡監督)」「明るくなれる(ヤクルト・高津監督)」「Our Baseball(横浜・ラミレス監督)」「試合ができるその日まで(中日・与田監督)」「みんな元気でいよう(巨人・原監督)」最後は「また会おう、必ず」という字幕で締められている。わずか24秒の動画だが、多くの人に希望をもたらす良い企画だと思う。パ・リーグでも個別の球団で監督のメッセージを公開しており、千葉ロッテマリーンズは井口忠資監督が「マリーンズは皆さまと共にあります。We are ChibaLotte!」とファンに語りかけている。
更に新たな試みを計画しているのが福岡ソフトバンクホークスだ。球団は5月5日のこどもの日に工藤公康監督によるオンライン野球教室を開催することを発表した。「おウチで工藤塾 こどもの日スペシャル」と銘打ち、ビデオ会議システムzoomを使ってフィジカルトレーニングなどの練習方法を紹介するという。同時に公式twitterでもライブ放送を行う。GW中、出かけられない子供たちにとっては、得難い貴重な経験になりそうだ。
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開幕の見通せないプロ野球から医療支援の動き(5月1日)
30日、発令中の緊急事態宣言について安倍総理大臣は期間を延長する意向を示した。さらに全国知事会からは全国一律での対応を求める要望が出された。正式に延長が発表されれば、開幕日程が未定のままのプロ野球にとって、大きな指針となることは間違いないだろう。
これまでNPBでは、開幕日を4月下旬から5月上旬に決定する方針を示してきた。政府の緊急事態宣言の延長は5月末までの1か月程度延長する方向で検討が行われているという。...
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30日、発令中の緊急事態宣言について安倍総理大臣は期間を延長する意向を示した。さらに全国知事会からは全国一律での対応を求める要望が出された。正式に延長が発表されれば、開幕日程が未定のままのプロ野球にとって、大きな指針となることは間違いないだろう。
これまでNPBでは、開幕日を4月下旬から5月上旬に決定する方針を示してきた。政府の緊急事態宣言の延長は5月末までの1か月程度延長する方向で検討が行われているという。そうなるとプロ野球の開幕はどんなに早くても6月以降になることは確実と思われる。本来6月と言えば交流戦も終了し、通常のリーグ戦に戻っている時期である。交流戦の中止は既に決まっているが、単純計算で60試合以上の試合削減となれば、かつての2シーズン制の後期のみと同程度の試合数になる可能性が出て来た。日程が決まらぬなか、選手たちは肉体的にも精神的にも難しい調整を強いられる日々が続く。
そんななか、医療従事者への支援に名乗りを上げる選手や球団からの社会貢献活動の動きが広がっている。阪神・西勇輝は大阪府、兵庫県へ医療用マスク4万枚を寄付すると発表。「これからもコロナに罹らないように最善を尽くして頑張って欲しい」と感謝の気持ちを表した。また、巨人では原監督らが東京都に総額5000万円の寄付を行ったほか、岩隈久志が新型コロナウイルスと闘う医療従事者への支援として都に1000万円寄付することを表明。これは自身の年俸の半分に相当する額だ。今年39歳、チーム最年長の岩隈は「力を合わせて乗り越えていきましょう」とエールを送った。他にも複数の球団からマスクの提供などが行われている。
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アスリートたちが続々動画配信サービスに集結(4月30日)
競技の枠を超えてトップアスリートたちが共同でメッセージを発信する動きが活発になってきた。日本オリンピック委員会・JOCのアスリート委員会が呼びかけたSNSでの応援メッセージは4月17日から始まった。twitterに“#いまスポーツにできること“というハッシュタグと共に寄せられた投稿は3日間で47競技のアスリートにまで広がりを見せている(4月19日記事参照)。
続いて紹介する「STAY STRONG~強く生きよう」はテニスプレイヤーの中村錬と7人制ラグビー日本代表の松井千士が発起人となった動画だ。...
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競技の枠を超えてトップアスリートたちが共同でメッセージを発信する動きが活発になってきた。日本オリンピック委員会・JOCのアスリート委員会が呼びかけたSNSでの応援メッセージは4月17日から始まった。twitterに“#いまスポーツにできること“というハッシュタグと共に寄せられた投稿は3日間で47競技のアスリートにまで広がりを見せている(4月19日記事参照)。
続いて紹介する「STAY STRONG~強く生きよう」はテニスプレイヤーの中村錬と7人制ラグビー日本代表の松井千士が発起人となった動画だ。こちらはパラスポーツも含め16競技24人の選手たちが参加。ラグビー界からは藤田慶和やテニスの西岡良仁、ダニエル太郎のほかに、プロ野球オリックスの山本由伸、ソフトバンク・甲斐野央、競泳・大橋悠依、BMX・中村輪夢がリレー形式でメッセージを送る。
サッカーの本田圭佑が立ち上げた配信サービス「Now Voice」には16人のトップアスリートが協力。これは映像ではなく音声だけの配信という珍しい取り組みだ。6月からスタートする予定だったものをコロナの影響でサービスを1か月早めて配信したという。今回は日本の子供たちへというテーマで、カブス・ダルビッシュ有、ラグビー・リーチマイケル、競泳・池江璃花子、ゴルフ・石川遼と行った錚々たる顔ぶれが音声のメッセージを届けている。白血病で闘病中の池江璃花子は「トンネルの中の真最中という感じだと思うが、どんなトンネルにも必ず出口はあると思う。今のこの時を楽しい時間にしてください」と語りかけた。スポーツの力は今も私たちを勇気づけてくれている。
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アスリートも参戦・大会中止で注目されるeスポーツ(4月29日)
新型コロナウイルスの影響でスポーツ界は殆どの大会やリーグ戦が延期、中止となっている。そんななか、存在感を見せているのがeスポーツだ。実際の競技のトップ選手自らが、自身をモデルにしたビデオゲームを使ったeスポーツのイベントに次々と参加して注目を集めている。
現在、テニスでは中止となったマドリードオープンに替わる「eスポーツ・マドリードオープンバーチャルプロ」が開催されている。トッププロたちによるこのオンラインゲーム大会には半年前に右ひじの手術を行った錦織圭も参戦した。...
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新型コロナウイルスの影響でスポーツ界は殆どの大会やリーグ戦が延期、中止となっている。そんななか、存在感を見せているのがeスポーツだ。実際の競技のトップ選手自らが、自身をモデルにしたビデオゲームを使ったeスポーツのイベントに次々と参加して注目を集めている。
現在、テニスでは中止となったマドリードオープンに替わる「eスポーツ・マドリードオープンバーチャルプロ」が開催されている。トッププロたちによるこのオンラインゲーム大会には半年前に右ひじの手術を行った錦織圭も参戦した。プロ選手本人同士による対戦。1試合目はまだ勝手がわからなかったのかS・チチバスに完敗したものの、2試合目ではティアフォーを2-0のストレートで下した。次の試合に勝てば錦織は準々決勝進出となる。今回のイベントは感染症対策への寄付のほか、大会の中止で経済的に苦しんでいるランキング下位の選手への支援を目的としているもの。優勝賞金は約1700万円の一部が支援金となる予定だ。
この動きはサッカー界でもさらに盛んで、21日に開催されたチャリティー大会“Stay And Play eFriendlies”にはeスポーツとリアル競技のプロ選手が共同参戦している。岡崎慎司(ウエスカ)は自らのチームを使ってプレイし、かつて所属していたレスターに見事な逆転勝ちを収めた。初めての体験で緊張したという岡崎は試合後「めちゃめちゃ興奮しました」と満足げな様子だった。
いま世界規模で“STAY HOME“の呼びかけがなされるなか、室内で行えるスポーツゲームには人気が集まっている。実際に身体を動かすバーチャルなものはかなり運動量も多い。需要はますます高まりそうだ。
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