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センバツ出場予定校による甲子園交流試合・組み合わせ決定(7月9日)
新型コロナウイルス拡大の影響で中止となった夏の甲子園の地区予選について、今月から各都道府県ではその代替大会が開催されている。一方で春のセンバツの中止で出場が叶わなかった幻の代表校にも甲子園での舞台が整えられた。
来月10日から開催される甲子園高校野球交流試合。8日午後5時から日本高等学校野球連盟で対戦組み合わせ抽選会が行われた。第92回選抜高校野球大会への出場校に選ばれていた32校はオンラインでの参加。...
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新型コロナウイルス拡大の影響で中止となった夏の甲子園の地区予選について、今月から各都道府県ではその代替大会が開催されている。一方で春のセンバツの中止で出場が叶わなかった幻の代表校にも甲子園での舞台が整えられた。
来月10日から開催される甲子園高校野球交流試合。8日午後5時から日本高等学校野球連盟で対戦組み合わせ抽選会が行われた。第92回選抜高校野球大会への出場校に選ばれていた32校はオンラインでの参加。大会は前述の各都道府県の独自大会の日程を考慮し、32校を前後半の日程に分けた。また同じ地区どうしのチームが対戦しないように配慮されている。従来は各チーム一同に会して開催されていた抽選会だが、今回は裏に試合番号が記された五十音の札を指名する方式で行われた。各校のキャプテンはビデオ通信を通じて、運命の抽選に臨んだ。
かつてない形で決まった対戦組み合わせ。これが思いもよらぬ好カード実現を生む結果に。まずは大阪の履正社高校と石川の星稜高校という、去年夏の甲子園決勝戦と同じ顔合わせ。現在スワローズの奥川恭伸が日本中の注目を集めた熱戦の再現となった。星稜・内山壮真主将は「去年の借りをしっかり返すように全員で勝ちにこだわって戦っていきたい」とコメント。履正社・関本勇輔主将は「先輩方は勝つことができたが、自分たちはどうかわからないので、しっかり全力で戦いたいと思います」と答えた。
このほかも大阪桐蔭(大阪)対東海大相模 (神奈川)、智弁学園(奈良)対中京大中京(愛知)など注目の対戦が目白押し。各校ともこの一試合に全ての力を尽くすことになる。大会は17日まで行われ、全16試合ともNHKテレビ・ラジオで完全生中継される。
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大相撲の元十両・貴ノ富士が総合格闘技に参戦(7月8日)
大相撲の七月場所は今月19日に初日を迎える。新型コロナ対策で多人数での移動を避けるため、史上初めて東京・両国国技館で夏場所が行われることとなる。その大相撲で注目を集めた元力士の意外な転身のニュースが入ってきた。
昨年2月付き人への2度の暴力問題などで引退した元十両・貴ノ富士こと上山剛が、総合格闘技界に転向することを明らかにした。貴乃花部屋時代の四股名は貴公俊(たかよしとし)。双子の弟・貴源治とともに十両入りし、将来を嘱望されていたが、その新十両の場所で付け人への暴行事件が発覚。場所途中から出場停止処分を受け幕下に陥落した。そこから再起を誓い、千賀ノ浦部屋移籍後に初の幕下優勝を果たす。ちょうど1年前の昨年七月場所では3度目の十両で自己最多となる11勝の好成績をあげている。ところが、場所後に再び部屋での度重なる暴行の事実が判明。協会から自主引退を勧告され、土俵を去ることを余儀なくされてしまった。
それから約10カ月。新たな挑戦の場に選んだのは総合格闘技団体・RIZINだった。引退後は肉体改造に取り組み、現役時代から約50キロ軽い110キロ台まで減量したという。今月TV局のインタビューに答え、同団体では初となる日本人ヘビー級のチャンピオンを目指すという目標を語った。
過去にもRIZINには角界からの転向者が何名か存在する。しかし元大関の把瑠都はトータル3勝1敗の成績を残したものの、ファンからの評価は厳しく現在は引退状態。エジプト出身の大砂嵐は完敗したデビュー戦を酷評されたうえ、私生活では角界を引退する原因となった無免許運転を再び繰り返し、わずか5カ月で解雇されている。今回の貴ノ富士はまだ23歳の若さの転身。大きな故障も抱えておらず、成功する可能性は前述の二人より高いと思われるが、まずはファンの信頼を裏切ることのないようリング外での姿勢が問われるだろう。
プロ野球・Jリーグ7/10~有観客試合開催へ(7月7日)
6日、政府がこれまでの専門家会議に代わって新たに立ち上げた感染症対策分科会は初会合を実施。イベント開催における参加人数の制限について、予定どおり今月10日から5000人を上限に緩和することなどで合意した。出席者から特に異論は出なかったという。
同日、NPB・日本プロ野球機構とJリーグの新型コロナウイルス対策連絡会議がオンライン上で行われ、ともに7月10日から最大5000人の観客を入れて開催することを確認した。...
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6日、政府がこれまでの専門家会議に代わって新たに立ち上げた感染症対策分科会は初会合を実施。イベント開催における参加人数の制限について、予定どおり今月10日から5000人を上限に緩和することなどで合意した。出席者から特に異論は出なかったという。
同日、NPB・日本プロ野球機構とJリーグの新型コロナウイルス対策連絡会議がオンライン上で行われ、ともに7月10日から最大5000人の観客を入れて開催することを確認した。会議では感染症の専門家からは「予断を許さない状況だが、爆発的な市中感染が広がっている訳ではない」との意見が出されている。先週末からJ1が再開したJリーグ・村井満チェアマンは「政府見解に基づいているので、大きな変更が今後加えられるかは注視していきたい」と述べた。なお、両機構とも8月1日から収容人数を50%に引き上げるかについては今後さらに協議することとした。
一方、NPBはこの日12球団代表者会議も開催。観客を入れて試合を開催する方針を確認した。入場前の検温やマスクの常時着用を求めるとしたほか、発熱や咳などの症状がみられる場合は観戦を控えてもらうとしている。また、各球団は公式サイトで観客への注意事項を発表済み。感染防止のため甲子園名物のジェット風船は禁止。ジャイアンツはアルコール類の販売や持込みを禁止するほか、これまで観客にプレゼントしていたファールボールも回収するとしている。このほかベイスターズの山崎康晃へのジャンプ応援やカープのスクワット応援なども禁止となった。一方で、スワローズの傘を使った東京音頭の応援は許可されている。
日本野球機構・斉藤惇コミッショナーは「ベストを尽くしながら感染者が絶対に出ないよう努力していきたい」と感染防止対策の徹底を改めて強調した。
いよいよ生観戦に向けて舵を切るメジャースポーツ。東京では連日100人を超す新規感染者が確認されているなか、万が一にもオーバーシュートの原因とならないために、万全な上にも一層の万全を期した対応が求められている。
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開幕に備える日本人メジャーリーガーたち(7月6日)
当初7月4日のアメリカ独立記念日での開幕も検討されていたメジャーリーグだが、その後、機構側と選手会との協議が難航し二転三転。いまのところ最短で7月23日か24日からのスタートが予定されている。試合数は3分の2近く削減され、60試合制で行われる。
ようやく待望のデビューを迎える日本人メジャーリーガーも本格的に始動している。一時帰国していたブルージェイズの山口俊も再び渡米し、3日フロリダのキャンプに合流を果たした。...
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当初7月4日のアメリカ独立記念日での開幕も検討されていたメジャーリーグだが、その後、機構側と選手会との協議が難航し二転三転。いまのところ最短で7月23日か24日からのスタートが予定されている。試合数は3分の2近く削減され、60試合制で行われる。
ようやく待望のデビューを迎える日本人メジャーリーガーも本格的に始動している。一時帰国していたブルージェイズの山口俊も再び渡米し、3日フロリダのキャンプに合流を果たした。また、レッズ・秋山翔吾は日本時間6日にオンラインで記者会見を行った。日程変更により当初予定の無かったツインズと対戦することとなり、合同自主トレを行うなど親交の深い前田健太との直接対決の可能性も出てきた。「『楽しみです』だけでは片付けられない。しっかり結果を出さないと」と改めて強い決意を述べた。
5日が26歳の誕生日だったエンゼルス・大谷翔平はMLB公式の開幕CMに抜擢。フリー打撃でも柵越えを連発。ローテーションでも2人目の先発が予定されている。「短い期間だし、飛ばせるだけ飛ばして両方しっかり頑張りたい」と抱負を語る。全力の二刀流が見られそうだ。
一方で思わぬアクシデントに見舞われたのはヤンキースの田中将大。実戦形式の練習に登板した際、ピッチャー返しのライナーが田中の頭部を直撃。田中はマウンドで倒れ込み暫く動けなくなった。およそ5分後に何とか起き上がり、病院に直行。精密検査を受けたが、診断結果は異常なしとのこと。すでに退院しており、「患部に痛みはあるが、それ以外は元気です」とコメントを発表。関係者も一先ず胸をなでおろした。
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リモートマッチで4か月ぶりにJ1公式戦再開(7月5日)
J3、J2に続き7月4日に再開した明治安田生命J1リーグ。開幕戦の2月23日以来4か月ぶりに18クラブがピッチでしのぎを削った。
Jリーグ機構では新型コロナ対策としてJ1からJ3の全選手およびスタッフら3000人以上に2週間ごとにPCR検査の実施を義務付けた。入場時の記念写真も選手同士は距離を取って撮影。試合中は給水ボトルの共用を禁止するほか、控え選手もベンチ数を増やして密にならないような対応がなされている。...
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J3、J2に続き7月4日に再開した明治安田生命J1リーグ。開幕戦の2月23日以来4か月ぶりに18クラブがピッチでしのぎを削った。
Jリーグ機構では新型コロナ対策としてJ1からJ3の全選手およびスタッフら3000人以上に2週間ごとにPCR検査の実施を義務付けた。入場時の記念写真も選手同士は距離を取って撮影。試合中は給水ボトルの共用を禁止するほか、控え選手もベンチ数を増やして密にならないような対応がなされている。
観客を入れないリモートマッチのなかで、この日は2つのメモリアル記録も誕生した。セレッソvsガンバの大阪ダービーでスタメン出場したガンバの遠藤保仁は、史上初めてとなる21年連続開幕戦先発という偉業を達成。さらにJ1通算出場632試合目と元鹿島の楢崎正剛を抜きJ1最多出場記録更新となった。試合後、「ここまで長い道のりでしたが、たくさんの方に支えてもらってサポートしてもらった結果なので非常に嬉しい」と語った。日本代表国際Aマッチ出場数最多記録保持者でもある遠藤は現在40歳。その技術はまだまだ衰えを見せない。
一方、クラブではこの日清水に逆転勝ちした名古屋グランパスエイトがJ1通算400勝を達成。鹿島、横浜M、浦和、G大阪に続く史上5つ目の到達クラブとなっている。
新型コロナの影響に伴い今季のJ1からの降格はなし。導入予定だったVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)も見送りとなった。なお、10日からは政府の段階的緩和の方針に沿い最大5000人まで観客を入れる方針だ。
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