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ジャイアンツ原監督・通算勝利数で長嶋超え(7月15日)
「一心不乱にきょうのゲーム、それが本音」メモリアルゲームを指揮官は冷静に振り返った。14日、マツダスタジアムで行われたカープとの試合でジャイアンツは連敗を4でストップ。原辰徳監督はこれで通算1035勝となり、巨人軍の監督通算勝利数で長嶋茂雄終身名誉監督を抜き、単独2位となった。
この日は前回完封勝利のエース・菅野智之が中10日で先発。カープ打線を5回無失点に抑えると、打線も主砲が期待に応え4番・岡本和真の3ランなどで盛り立てる。...
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「一心不乱にきょうのゲーム、それが本音」メモリアルゲームを指揮官は冷静に振り返った。14日、マツダスタジアムで行われたカープとの試合でジャイアンツは連敗を4でストップ。原辰徳監督はこれで通算1035勝となり、巨人軍の監督通算勝利数で長嶋茂雄終身名誉監督を抜き、単独2位となった。
この日は前回完封勝利のエース・菅野智之が中10日で先発。カープ打線を5回無失点に抑えると、打線も主砲が期待に応え4番・岡本和真の3ランなどで盛り立てる。その後4人の継投によって7-2で勝利をもぎ取った。この日スワローズが敗れたため、原巨人は3日ぶりに首位を奪還した。ジャイアンツの監督通算勝利数1位はV9を達成した川上哲治の1066勝。今シーズンはまだ101試合あり、このままいけば原監督の歴代最多勝利数更新は確実だろう。NPB通算監督勝利数でも12位に入るが、もし再来年まで指揮を執ればトップ10入りの可能性もあるかもしれない。試合後、大記録は頭になかったと語りつつ、「1つ1つの勝利を積み上げていくことが大事」と意欲を覗かせた。
試合数が異なるので一概に比較はできないが、川上監督が15シーズンでの記録なのに対して原監督は今季14シーズン目。通算8度のリーグ制覇は名監督の称号に相応しい実績だといえよう。ちなみにジャイアンツ監督経験者の歴代最多勝利は西鉄、大洋などで指揮を執った三原脩監督の1687勝(NPBの歴代監督勝利数第2位)。そして栄えある歴代最多は南海ホークス黄金時代を築いた鶴岡一人監督の1773勝だ。23年指揮を執り勝率は上位30傑で唯一の6割超えという驚異的な戦績を修めている。
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大相撲七月場所の有観客開催が決定・一方で不祥事も…
日本相撲協会はきのう臨時理事会を開き七月場所について観客を入れての開催を決めた。大相撲七月場所については、力士や協会関係者ら数百人規模の移動による新型コロナウイルス感染リスクを減らすため開催地を従来の名古屋から東京の国技館へと変更しているが、この一週間に都内で1000人以上の感染者が確認されているなかで緩和措置の方向に踏み出した形だ。
当初は無観客開催を目指していたが、政府がイベント開催の規制を緩和したことを受けてプロ野球やJリーグが人数制限での観客入場を始めていることなどから、通常のおよそ4分の1に相当する2500人程度の観客を入れて開催することを決定した。...
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日本相撲協会はきのう臨時理事会を開き七月場所について観客を入れての開催を決めた。大相撲七月場所については、力士や協会関係者ら数百人規模の移動による新型コロナウイルス感染リスクを減らすため開催地を従来の名古屋から東京の国技館へと変更しているが、この一週間に都内で1000人以上の感染者が確認されているなかで緩和措置の方向に踏み出した形だ。
当初は無観客開催を目指していたが、政府がイベント開催の規制を緩和したことを受けてプロ野球やJリーグが人数制限での観客入場を始めていることなどから、通常のおよそ4分の1に相当する2500人程度の観客を入れて開催することを決定した。通常4人が座るマス席は1名のみに限定され、土俵まわりの溜席は設けないことに。さらにきのうの理事会では福岡で行われていた一年納めの十一月場所も東京での開催とすることが決定している。
その一方、またも協会内部で不祥事が起きてしまった。中川部屋の中川親方(元・旭里)が弟子の顔面を拳で殴ったり、正座させて腹部に蹴りを入れるなどの暴行が判明。さらに弟子に対して「殺すぞ」「クビにするぞ」などの暴言も吐いたとして、委員から平年寄への二階級降格処分が下され、中川部屋の閉鎖が決定した。今後、中川親方は時津風部屋の部屋付き親方となる。
角界で繰り返される暴力事件。そのたびに反省の弁と対策が唱えられてきたが、全く根絶の気配が見られない。八角理事長の「指導者の暴力は一番あってはならないこと。具体的な再発防止策を講じます」との言葉も空疎に響く。これまでの降格処分などでは、短期間で元の職位に復帰させるケースが多く、協会の対応からは「喉元過ぎれば熱さ忘れる」という姿勢が強く感じられてしまう。場当たり的なその場しのぎの対策では、ファンはもとより世論からの支持は得られないことを肝に銘じてほしい。
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羽生結弦がISUアワード初代最優秀選手賞受賞(7月13日)
王者にまた一つ新たな勲章が加わった。フィギュアスケーターを表彰するために新設された国際スケート連盟の「ISUスケーティング・アワード」(2019-20年シーズン)の授賞式が12日、オンラインで世界に配信。栄えある初代最優秀選手賞に日本の羽生結弦が選ばれた。
羽生は世界選手権連覇のネイサンチェン、アイスダンスのGPファイナル覇者・Gババダキス&Gシゼロンペアペアらとともにノミネート。...
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王者にまた一つ新たな勲章が加わった。フィギュアスケーターを表彰するために新設された国際スケート連盟の「ISUスケーティング・アワード」(2019-20年シーズン)の授賞式が12日、オンラインで世界に配信。栄えある初代最優秀選手賞に日本の羽生結弦が選ばれた。
羽生は世界選手権連覇のネイサンチェン、アイスダンスのGPファイナル覇者・Gババダキス&Gシゼロンペアペアらとともにノミネート。受賞の決め手となったのは絶大な人気やメディアの注目度のほか、史上初の金字塔の達成だった。羽生は今年2月の四大陸選手権で2年ぶりにプログラム曲を戻し、SPの界最高得点を更新して初優勝。これにより五輪、世界選手権、GPファイナル、世界ジュニア、ジュニアGPファイナルの6冠となり、全大会を制覇する男子史上初のスーパースラム達成者となった。
当初このアワードは3月に世界選手権(カナダ)に併せて開催される予定だったが、新型コロナの感染拡大で大会が中止となり、延期されていたものだ。受賞式にリモート出演した羽生は英語でのスピーチに続き、「皆さんのおかげでこうやってスケートが出来ていること。そして自分が追い求めるスケートが出来ていることが本当に幸せです」と日本語で感謝の気持ちを伝えた。
さらに災害に見舞われている日本の状況に言及し、「新型コロナウイルスや豪雨災害など大変な状況が続いています。どうかお気をつけてお過ごしください。また、これ以上、被害が拡大しないことを祈っています」とメッセージを送った。列島に感動と勇気を与え続けてきた稀代のスケーターの挑戦はこれからも続いていく。
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プロ野球&サッカーJ1・観客の入場解禁へ(7月12日)
スタジアムに観客が帰ってきた。プロ野球は10日から5000人を上限に観客を入れた形での公式戦がスタート。各球場では入場者に新型コロナ感染防止のため様々な対策が取られた。
千葉ロッテマリーンズのホーム球場のZOZOマリンスタジアムでは、入場ゲートでは検温、アルコール消毒を行うほか、接客スタッフも手袋やフェイスシールドを着用。球場内ではマスク着用が必須で、座席は間隔をあけた完全指定席となっている。...
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スタジアムに観客が帰ってきた。プロ野球は10日から5000人を上限に観客を入れた形での公式戦がスタート。各球場では入場者に新型コロナ感染防止のため様々な対策が取られた。
千葉ロッテマリーンズのホーム球場のZOZOマリンスタジアムでは、入場ゲートでは検温、アルコール消毒を行うほか、接客スタッフも手袋やフェイスシールドを着用。球場内ではマスク着用が必須で、座席は間隔をあけた完全指定席となっている。さらに警備係員約120人が間隔を空けるように注意喚起を行うなどソーシャルディスタンスが徹底された。なお、酒に酔って大声を出すことを避けるため、アルコール販売は中止に。応援に関する禁止事項は、ジェット風船や大声での応援のほか、マリーンズ名物ジャンプでの応援もNGとなっている。
プロ野球に続いて、サッカーJ1も11日からスタジアムにサポーターを入れた試合が再開した。こちらでも感染防止のため入場数を制限しホーム席のみ開放。席の間隔を空け、声を出しての応援などは禁止されている。等々力陸上競技場ではソーシャルディスタンスの呼びかけにも一工夫が。入場時の検温に並ぶ際の目印が選手の足形や手形を印刷したものになっている。これならば思わず足を止めて見入ってしまうに違いない。心憎いサービスと言えよう。
一方で19日から両国国技館での七月場所を控える大相撲は、観客の入場を解禁するかどうかは13日の臨時理事会で結論を出す模様。芝田山広報部長は「大臣や知事の話をよく聞いていきたい」とコメントした。都内での感染者が連日200人を超えている中、判断が注目される。
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国内男子ゴルフも大会再開に・無観客での開催(7月10日)
先月25日に国内で今季初戦を行った女子ゴルフ(アース・モンダミンカップ)に続き、男子も9日再開を迎えた。国内では1月の開幕戦以来、およそ半年ぶりの大会となる。
梅雨空のなか行われたゴルフパートナーエキシビショントーナメント(取手国際GC)は、全96選手が出場するエキシビショントーナメントで賞金総額は2000万円。ただし、ツアーに含まれない非公式大会として開催されているため、賞金ランキングには反映されない。...
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先月25日に国内で今季初戦を行った女子ゴルフ(アース・モンダミンカップ)に続き、男子も9日再開を迎えた。国内では1月の開幕戦以来、およそ半年ぶりの大会となる。
梅雨空のなか行われたゴルフパートナーエキシビショントーナメント(取手国際GC)は、全96選手が出場するエキシビショントーナメントで賞金総額は2000万円。ただし、ツアーに含まれない非公式大会として開催されているため、賞金ランキングには反映されない。無観客で2日間開催される予定で、新型コロナウイルス感染防止のため選手・スタッフの数は通常の約7分の1に抑えられた。事前のPCR検査で陰性だった選手や大会関係者のみが会場入りし、帯同キャディーはなし。選手が自らバッグを担き、カートを使ってコースを回った。
初日トップに立ったのは昨年の日本ゴルフツアー選手権で初勝利を挙げた堀川未来夢(-8)。また今春、日本ゴルフツアー機構の副会長再任が決まった石川遼は-6で5位の好スタート。「先が見えない中ですけども、僕らも一歩踏み出せるのは非常にありがたい」とプレーできる喜びをかみしめていた。
一方、アメリカツアーのワークデイ・チャリティーオープン (オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC)も初日。日本から参戦の松山英樹は1つのイーグルと5つのバーディを決めトータル5アンダーと好発進。首位に1打差の暫定2位でホールアウトした。ツアー再開後ここまでの松山はスタートで出遅れ、思うような成績があげられていないが、ツアー初優勝を果たした思い出のコースで3年ぶりの優勝を狙う。
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