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デンマークOP・奥原希望&フクヒロペア優勝(10月19日)
新型コロナの影響で中断していたバドミントンの国際大会が約7カ月ぶりに開催。デンマークを舞台に日本の女子選手が大活躍を見せた。
女子シングルス1回戦では、第1ゲームで相手に7点しか与えない圧倒的な強さを見せた奥原希望が好発進。「勝ち負けは気にせず、プレーに集中していました」と、3月以来の実戦にも堂々たる試合運びで、2回戦以降も勝ち進むと1ゲームも落とすことなく決勝戦に臨んだ。相手はリオ五輪の金メダリスト、カロリーナ・マリン。...
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新型コロナの影響で中断していたバドミントンの国際大会が約7カ月ぶりに開催。デンマークを舞台に日本の女子選手が大活躍を見せた。
女子シングルス1回戦では、第1ゲームで相手に7点しか与えない圧倒的な強さを見せた奥原希望が好発進。「勝ち負けは気にせず、プレーに集中していました」と、3月以来の実戦にも堂々たる試合運びで、2回戦以降も勝ち進むと1ゲームも落とすことなく決勝戦に臨んだ。相手はリオ五輪の金メダリスト、カロリーナ・マリン。第1ゲームを21-19で奪うと、第2ゲームもゲームを支配し連取。今大会全試合ストレート勝ちで対戦を熱望していた強敵も下した。奥原にとってツアー大会では一昨年11月の香港OP以来の優勝。2019年1月からプロ選手として活動を開始して以来初の戴冠となった。
女子ダブルスは日本ペアが快進撃。決勝戦は福島由紀、廣田彩花ペア(世界ランク2位)と永原和可那、松本麻佑ペア(世界ランク3位)の日本人対決が実現。試合は1ゲームずつを奪い合う好ゲームに。最後はこの対戦で6試合連敗中だったフクヒロペアが接戦を制し、2-1でナガマツペアを破り雪辱を晴らす結果となった。
一方男子では男子シングルスの西本拳太がベスト4進出。ファイナリストにはあと一歩及ばなかったが出場辞退したエース・桃田賢斗に代わり日本勢のレベルの高さを示してくれた。
バドミントン界もコロナ禍で大きな影響を受けたこの一年。ヨーロッパでの感染再拡大を受け、年内の国際大会は今回のみとなる。来年の東京五輪に向け、収穫の多い大会となった。
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バレーVリーグ開幕・しかしTV放送は皆無に(10月18日)
バレーボールのⅤ.LEAGUE・DIVISION1(V1)が17日に開幕した。今シーズンのV1は男子10チーム、女子12チームが戦うが、現時点では新型コロナウイルスへの対応はリモートマッチを取る団体と人数制限での有観客開催とに分かれている。
所謂国内リーグのトップリーグに当たるVリーグだが、2年前の組織改編で男子のみ3部制に。素子は2部制となったうえ東西カンファレンス制を敷くなど非常に複雑になっている(しかもプロ化は有力チームの反対で見送られた)。...
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バレーボールのⅤ.LEAGUE・DIVISION1(V1)が17日に開幕した。今シーズンのV1は男子10チーム、女子12チームが戦うが、現時点では新型コロナウイルスへの対応はリモートマッチを取る団体と人数制限での有観客開催とに分かれている。
所謂国内リーグのトップリーグに当たるVリーグだが、2年前の組織改編で男子のみ3部制に。素子は2部制となったうえ東西カンファレンス制を敷くなど非常に複雑になっている(しかもプロ化は有力チームの反対で見送られた)。さらにTV中継がほとんどなくなったため、メディアへの露出が激減。一般の人にとってはどんなチームがあるのかすら、よくわからない状態なのではないかと思う。ちょうどバスケットボールリーグがプロ化してBリーグの認知度が急上昇しているのとは対照的にそのブランド感はすっかり薄まってしてしまったと言っても過言ではない。今回の開幕戦については地上波・BS地ともに一局も生中継を行ったキー局はなかった。これは1994年に旧Vリーグが誕生して以来初めてのこと。もっと言うと前身の日本リーグを含めてもなかった事態だ。
Vリーグ機構では試合の模様を動画配信サービス・DAZNに提供するほか、独自にオンデマンド放送サービスV.TVを有料配信しているが、この日の開幕戦では配信用回線のトラブルにより視聴できないというトラブルが発生するというお粗末な結果になった。Jリーグ、Bリーグともネットでの有料配信は行っているが、一方でTV中継での放映にも力を入れている。しかし、いまVリーグはその努力が全く感じられない。新規ファンに視聴する道を自ら閉ざしてしまっているようにしか見えないのは残念だ。バレー人気は毎回オリンピックイヤーでの活躍で注目が高まり、再燃してきたという歴史があった。その五輪も延期となり、代表による大会もないなか、人気の急拡大には期待が持てそうにない。バレー関係者はもっと危機感を持つべきではないのだろうか。
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サッカー女子WEリーグ創立11チームが決定(10月16日)
現在国内の女子サッカーは「なでしこリーグ(1部・2部各10チーム)、「チャレンジンジリーグ(東・西合計12チーム)」のほか、その下部にある各地域のリーグで構成されている。そんななか来年秋より、日本初の女子プロサッカーリーグとしてからの開幕を目指しているのが「WEリーグ」(ウィーリーグ)だ。
昨年6月に設立が発表されて以降、新リーグへ参入申請をしたのは17団体。その後審査によって参加が認められた11クラブが15日発表された。...
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現在国内の女子サッカーは「なでしこリーグ(1部・2部各10チーム)、「チャレンジンジリーグ(東・西合計12チーム)」のほか、その下部にある各地域のリーグで構成されている。そんななか来年秋より、日本初の女子プロサッカーリーグとしてからの開幕を目指しているのが「WEリーグ」(ウィーリーグ)だ。
昨年6月に設立が発表されて以降、新リーグへ参入申請をしたのは17団体。その後審査によって参加が認められた11クラブが15日発表された。内訳はなでしこ1部から7クラブ。2部からは昨年降格したAC長野パルセイロレディースと、1部で戦った経験もあるちふれASエルフィンが入ったほか、今季チャレンジリーグから昇格したばかりのFC十文字VENTUSが新たに大宮アルディージャの女子チームとなって加わる。更にJクラブからはサンフレッチェ広島が女子チームを設立して参入することになった。広島・仙田信吾社長は「身の引き締まる思い」とコメント。元日本代表監督で大宮の佐々木則夫トータルアドバイザーは「あの時に本当に女子のチームを作ってよかったと言えるような未来を作っていきたい」と希望を語る。
新リーグ参入に当たっては過去の成績のほか、財務基盤やホームスタジアムの確保なども考慮されたと思われる。なお現行のなでしこリーグはアマチュアのトップリーグとして来季以降も存続させる予定だ。
国内の女子スポーツ団体でいち早くプロ化への道を歩み始めた11チーム。かつてのJリーグ創設クラブ「オリジナル10」のように伝説のクラブとなることができるか。Withコロナの難しい時代のなかの船出だが大いに期待したい。
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競泳・瀬戸大也、女性問題で年内活動停止に(10月15日)
“ノブレス・オブリージュ”という言葉がある。社会的な立場にある人物にはその振る舞いに責任が伴うというものだ。スポーツの話題のなかで醜聞・スキャンダルの類は極力取り上げたくはないのだが、世界選手権で金メダルを獲得し、東京オリンピックの日本代表内定第1号にもなっている選手となれば私生活にも重い責任を問われるのは当然のことであろう。
日本水泳連盟は13日。オンラインで臨時常任理事会を開き、東京五輪代表内定選手である瀬戸大也に対して年内の活動停止などの処分を発表した。...
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“ノブレス・オブリージュ”という言葉がある。社会的な立場にある人物にはその振る舞いに責任が伴うというものだ。スポーツの話題のなかで醜聞・スキャンダルの類は極力取り上げたくはないのだが、世界選手権で金メダルを獲得し、東京オリンピックの日本代表内定第1号にもなっている選手となれば私生活にも重い責任を問われるのは当然のことであろう。
日本水泳連盟は13日。オンラインで臨時常任理事会を開き、東京五輪代表内定選手である瀬戸大也に対して年内の活動停止などの処分を発表した。瀬戸は先月週刊誌で不適切な女性問題が報じられ、本人も認め謝罪に追い込まれる事態に陥っていた。連盟では瀬戸が競技者資格規則のスポーツマンシップに違反したと判断。活動停止のほか、2020年下半期の助成金推薦を停止。さらに日本水連およびJOCの教育プログラムなどの受講を命じる処分を下した。
日本水連・青木剛会長は代表の資格について、「選手の権利であると同時に五輪本番での活躍を期待して付与したものである」と瀬戸に対してその自覚を厳しく促した。但し代表取り消しとはならない模様だ。処分に対し瀬戸はマネジメント会社を通じて「家族からも皆様からもスイマーとして再び認めていただけるよう一からやり直す覚悟で真摯に水泳に向き合っていきたいと思います」とのコメントを発表した。
今年は他の競技でもスキャンダルが報じられた代表選手がいた。正式な処分こそ下されていないが、昨年サッカー日本代表に選ばれ、現在欧州リーグに出場中の某MFは今回の欧州遠征からは選に漏れている。醜聞が直接の原因だとは思わないが、コロナ禍で練習もままならない環境下のなかトップアスリートたるもの私生活の軽はずみな行動で、ファンの気持ちを曇らせることは厳に慎んでもらいたいものである。
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【速報】日本代表オランダ遠征・森保Jが勝利(10月14日)
およそ約1年ぶりの日本代表試合。オランダ遠征第2戦・コートジボワール戦で森保ジャパンが待望の2020年初勝利を挙げた。
日本時間14日未明に行われた試合は、主将のDF吉田やMF柴崎らを除き、前回のカメルーン戦から7名を入れ替えた布陣で臨んだ。フル代表としては初のスタメンとなったビジャレアルの久保建英は開始早々2分にシュートを放つも惜しくも枠外。その後は厳しいマークに遭い、倒される場面も見られた。...
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およそ約1年ぶりの日本代表試合。オランダ遠征第2戦・コートジボワール戦で森保ジャパンが待望の2020年初勝利を挙げた。
日本時間14日未明に行われた試合は、主将のDF吉田やMF柴崎らを除き、前回のカメルーン戦から7名を入れ替えた布陣で臨んだ。フル代表としては初のスタメンとなったビジャレアルの久保建英は開始早々2分にシュートを放つも惜しくも枠外。その後は厳しいマークに遭い、倒される場面も見られた。その後後半16分で南野と交代となっている。毎回出場のたびに史上最年少ゴールを期待されるのは酷な話だが、随所で光るプレーを見せており、指揮官も「今持っている力をプレーしている時間内で発揮してくれている(森保監督)」と評価を与えた。
試合は後半コートジボワールの猛攻にゴールを割られそうな場面もあったが相手ミスに救われる。そのまま2試合連続のスコアレスドローかと思われたアディショナルタイム。試合を決めたのは後半43分から出場の植田直通。鹿島時代の同僚・柴崎からのFKで前線に放り込まれたボールに長身を生かしたダイビングヘッド。嬉しい代表初ゴールとなった。「この経験を生かして、また(代表に)呼ばれるように頑張りたい」と抱負を述べた。
コロナ禍での制限のなか、欧州組だけで行われている今回の遠征だが合流してからの練習時間もあまり取れず、難しい調整を強いられている。この日はポルトガル代表のクリスチアーノロナウドが新型コロナウイルス陽性が判明し、代表から離脱したという衝撃的なニュースも入ってきた。戦術確認のみならず、万全の感染対策に神経をすり減らす日々はまだまだ続きそうだ。
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