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ジャイアンツ・苦しみながらの自力優勝達成!(10月31日)
リーグ優勝決定目前にしてよもやの5連敗のジャイアンツ。30日、「M1」で東京ドームに戻り、何としても地元ファンの前で自力優勝を決めるべく試合に臨んだ。勝てば文句なし、もし負けても阪神が敗れるか中日が引き分け以下の場合には優勝が決まるという状況だった。
この日も3回に先発の今村がソロホームランを浴びて先制を許す展開。嫌なムードを払しょくしたのはその裏2死2塁から本塁打・打点トップの4番・岡本和真だ。...
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リーグ優勝決定目前にしてよもやの5連敗のジャイアンツ。30日、「M1」で東京ドームに戻り、何としても地元ファンの前で自力優勝を決めるべく試合に臨んだ。勝てば文句なし、もし負けても阪神が敗れるか中日が引き分け以下の場合には優勝が決まるという状況だった。
この日も3回に先発の今村がソロホームランを浴びて先制を許す展開。嫌なムードを払しょくしたのはその裏2死2塁から本塁打・打点トップの4番・岡本和真だ。左翼席に飛び込む逆転2ランで試合をひっくり返した。5回には再びスワローズがタイムリー打で同点に追いつくというシーソーゲームとなったが、6回裏にこの日スタメンマスクをかぶる大城卓三が先発・歳内のフォークを捉え、勝ち越しに成功する。
何とかこのまま逃げ切りたいジャイアンツは2番手・鍵谷から高梨にスイッチ。さらに8回ランナー2類となったところで早くも抑えのデラロサを投入。ところがこの継投が裏目に出て同点とされてしまう。9回裏には2死満塁のサヨナラ勝ちのチャンスも作るが延長戦に突入する。
しかし、この時点でマジック対象のチームのタイガースが引き分けとなったため、10回表を無得点で抑えた時点でジャイアンツの2年連続38回目のセリーグ制覇が決まった。
試合終了後はマスクと手袋をしたスタッフが原監督を胴上げ。選手たちは万歳で喜びを表した。試合後「いつもギリギリのところで僅差の勝負。この一年のペナントレースを象徴しているようなゲームだった」と振り返った原監督。無観客試合でスタートし、短縮日程という難しいシーズンを勝ち抜いた手腕は見事だったと言えよう。
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東京パラリンピックの開幕まであと300日(10月29日)
28日、JR東京駅前に設置されているカウントダウン時計の表示が「300」を刻んだ。東京パラリンピックの開幕まで300日。東京都庁ではパラスポーツの魅力を広く知ってもらうため、庁舎内でパネル展を開催している。
手掛けたのはマンガ家「YAWARA」の浦沢直樹や写真家の蜷川実花らのアーティストたち。人気マンガ「弱虫ペダル」の渡辺航は自転車競技、「JIN-仁-」の村上もとかは車いすフェンシングなどを描いた。...
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28日、JR東京駅前に設置されているカウントダウン時計の表示が「300」を刻んだ。東京パラリンピックの開幕まで300日。東京都庁ではパラスポーツの魅力を広く知ってもらうため、庁舎内でパネル展を開催している。
手掛けたのはマンガ家「YAWARA」の浦沢直樹や写真家の蜷川実花らのアーティストたち。人気マンガ「弱虫ペダル」の渡辺航は自転車競技、「JIN-仁-」の村上もとかは車いすフェンシングなどを描いた。既にこのパラリンピックのアートポスターの展示は今年1月から展示は始まっていたが、開幕まで300日を機に内容のリニューアルを行ったものだ。国内外のアーティストが全22競技を題材にした作品を提供しており、都庁への来庁者に公開されている。展示は来月10日までで、都では「大会に向けた機運を盛り上げていきたい」としている。
また、東京パラリンピックをめぐっては同日IPC・国際パラリンピック委員会が紛争などで母国を追われた難民で結成する「難民選手団」を、派遣する方針を明らかにした。すでに東京オリンピックでは10月9日のIOC総会で難民選手団の参加を決定したばかりだ。前回リオオリンピックでは4か国から来た10人の難民選手による混成チームの出場が五輪史上初めて実現しており、今度のパラリンピックでも最大6人の選手の派遣を予定しているという。
選手の選考はIPCで、参加標準記録などを満たした難民選手の中から行って支援などを行うとしている。様々な困難を乗り越えて挑戦するその姿は、平和の祭典に相応しい存在感を全世界に示してくれることだろう。
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王者ソフトバンク・圧倒的強さでパリーグ優勝(10月28日)
昨日ドラフト会議が行われたばかりのプロ野球。パシフィックリーグでは優勝マジックを「2」としていたソフトバンクホークスが2位マリーンズとの直接対決で完勝し、ホーム福岡のファンの前で3年ぶり21回目のリーグ優勝を果たした。試合後、選手・コーチらはグラウンドに大きく間隔を取りながら円形に集合。新型コロナウイルス予防対策のため胴上げはなく、ファンとともに万歳三唱で喜びを分かち合った。
一方の優勝祝勝会でも例年行われる光景は一変。...
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昨日ドラフト会議が行われたばかりのプロ野球。パシフィックリーグでは優勝マジックを「2」としていたソフトバンクホークスが2位マリーンズとの直接対決で完勝し、ホーム福岡のファンの前で3年ぶり21回目のリーグ優勝を果たした。試合後、選手・コーチらはグラウンドに大きく間隔を取りながら円形に集合。新型コロナウイルス予防対策のため胴上げはなく、ファンとともに万歳三唱で喜びを分かち合った。
一方の優勝祝勝会でも例年行われる光景は一変。ビールかけは行われず、各自くす玉とクラッカーを打ち鳴らしてペナント奪回を祝った。コロナ禍での6月開幕、120試合制という異例のシーズン。ホークスの序盤の戦いは苦しいものだった。スタートダッシュに失敗し借金返済をしたのは7月中旬以降。しかし、その後は故障選手らも復帰して貯金を積み重ねていき、ほぼ首位の位置をキープし続けた。
一方、現在2位のマリーンズは8月、この時期としては実に50年ぶりとなる首位を一時奪取。その後もゲーム差なしで並ぶこともあったが、結局一度も勝率で上回ることは出来なかった。最終決戦の10月には6連敗も喫し、逆転優勝への闘志も失われていったかのように見える。
工藤公康監督は就任6年間で4度目のリーグ優勝。CSでの日本シリーズ進出も含めて4度の日本一に輝いている。今季のパでは2位とのCSのみ実施されるが、この日対戦したマリーンズはコロナでの戦力ダウン以降、打撃も不振で絶不調。逆に昨季のリーグ王者ライオンズが猛烈な勢いで追い上げを見せ、2位との差を2.0ゲームに縮めてきている。残り10試合以上あり、CS圏争いは最終盤までもつれそうだ。
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ドラフト会議もWithコロナ・オンライン指名(10月27日)
毎年恒例の秋の風物詩もコロナの影響で大きく様変わり。26日に行われた2020年プロ野球ドラフト会議は新型コロナウイルスの感染防止策を取り、異例の方式で実施された
NPBでは09年からファンサービスの一環として一般公募の野球ファンに会場に入場を許可していたが、今回は無観客での開催へ変更に(その代わりに約1000人のファンをオンラインイベントへ招待)。各球団の代表はそれぞれ個室に分かれ、入室する人数も6人に制限。...
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毎年恒例の秋の風物詩もコロナの影響で大きく様変わり。26日に行われた2020年プロ野球ドラフト会議は新型コロナウイルスの感染防止策を取り、異例の方式で実施された
NPBでは09年からファンサービスの一環として一般公募の野球ファンに会場に入場を許可していたが、今回は無観客での開催へ変更に(その代わりに約1000人のファンをオンラインイベントへ招待)。各球団の代表はそれぞれ個室に分かれ、入室する人数も6人に制限。例年のように都内ホテルの大ホールに各12球団が一堂に会す光景はなくなった。選択希望選手の指名はモニターをつないでリモートで指名するオンライン形式。指名が重複した場合には、各球団から1名が別に用意された抽選用の部屋へ移動して従来の要領でくじを引くことになった。
今ドラフトの目玉は大学野球の2人、近畿大学の長距離砲・佐藤輝明と早稲田大学のエース・早川隆久。獲得を公言していた球団を含め複数球団が1位指名。ともに4球団が競合し。事前の予想通り抽選となった。先に抽選となったのは関西学生野球リーグのリーグ戦通算本塁打記録を更新した近大・佐藤。当たりくじを引いたのは佐藤の地元でもある阪神タイガースだった。矢野監督は「バットで守備で走塁でファンや子どもに夢を与えるスケールの大きい選手になってほしい」と期待を込めた。阪神は過去の例からも大物大学ルーキーとの縁が強いようだ。
一方、早大・早川を獲得したのは楽天イーグルス。見事大任を終えた石井一久GMは「人生、こんなに緊張したことはない」と苦笑しつつも、早大と楽天のシンボルカラーや、自身の名前との共通点などに縁を感じたと語り頬を緩ませた。
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競馬でまた偉業達成・親子二代で無敗三冠達成(10月26日)
秋晴れの京都競馬場で行われた秋のクラシックレース・第81回菊花賞。一番人気はやはりこの馬。既に皐月賞とダービーの2冠を達成しているコントレイルが1.1倍の大本命になった。ここまで6戦6勝。騎乗する福永騎手もレース前のインタビューで「全てにおいて隙がない馬。非常にレースが上手な馬になっていると思う」と高い評価を与えていた。
そして始まった大注目のG1レース。コントレイルは1周目先頭からは7~8馬身離れた中盤の集団で追走。...
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秋晴れの京都競馬場で行われた秋のクラシックレース・第81回菊花賞。一番人気はやはりこの馬。既に皐月賞とダービーの2冠を達成しているコントレイルが1.1倍の大本命になった。ここまで6戦6勝。騎乗する福永騎手もレース前のインタビューで「全てにおいて隙がない馬。非常にレースが上手な馬になっていると思う」と高い評価を与えていた。
そして始まった大注目のG1レース。コントレイルは1周目先頭からは7~8馬身離れた中盤の集団で追走。最後の直線で先頭に立ち、アリストテレスとの白熱のデッドヒートに突入する。コントレイルはわずかな差でレースを制し、無敗での3冠を達成した。これは昭和59年(1984)のシンボリルドルフ、父ディープインパクト(2005)に続き、15年ぶり3頭目となる快挙である。何よりも父子2代での3冠制覇馬は史上初めてだ。
レース後、福永祐一騎手は「思っていた以上に接戦になりましたんでね。『何とかしのいでくれ』っていう気持ちで追っていましたけれども、本当に馬が良く応えてくれました。本当に改めてすごい馬だなと思います」とコンビを組む相棒を称賛した。
今年の競馬界では先週18日の、同じ京都競馬場で行われた秋華賞でデアリングタクトが無敗での牝馬3冠を達成したばかり。2週連続史上初の偉業が実現した。現在競馬場ではコロナ対策で観客は歓声を上げることは禁止。入場数も約1000人に制限されたが、貴重な歴史の目撃者となった観衆たちは、レジェンドに肩を並べた名馬に惜しみない大きな拍手を送っていた。
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