更新を終了しています
元大関高安、悲願の初優勝に向けて単独トップ(3月24日)
大相撲三月場所は中日を過ぎ、小結の高安が単独トップに立っている。九日目に阿武咲を破って勝ち越し一番乗りを決めると十日目は大関の貴景勝と対戦した。
両者のこれまでの対戦成績は6勝6敗の五分。立ち合いから激しい突き押しの応酬となると、お互いに頭を付けた頭四つの体勢に。そのままおよそ1分間膠着状態が続く。先に動いた貴景勝が足を飛ばして蹴返しを放ったが、「自信を持って、相手が動くまで待っていた」という高安はその隙に左四つ十分に組み、最後は豪快に右上手投げ。...
全部読む
大相撲三月場所は中日を過ぎ、小結の高安が単独トップに立っている。九日目に阿武咲を破って勝ち越し一番乗りを決めると十日目は大関の貴景勝と対戦した。
両者のこれまでの対戦成績は6勝6敗の五分。立ち合いから激しい突き押しの応酬となると、お互いに頭を付けた頭四つの体勢に。そのままおよそ1分間膠着状態が続く。先に動いた貴景勝が足を飛ばして蹴返しを放ったが、「自信を持って、相手が動くまで待っていた」という高安はその隙に左四つ十分に組み、最後は豪快に右上手投げ。2分30秒の大相撲を制した。9連勝で1敗をキープして追うほかの力士らに星2つの差をつけた高安。ここまで五場所連続勝ち越しで好調さを持続している。先月31歳になった元大関が初優勝に向け終盤戦の土俵に挑む。
同じく元大関照ノ富士は志摩ノ海との一番。大関復帰の目安の9勝まであと2勝としており、王手をかけたいところだったが有利な体勢から逆転負け。勝ち越しは翌日以降にお預けとなった。残り五日間でどこまで星を上積みできるか。
先場所優勝の大栄翔は初日から4連敗となかなか調子が上がらなかったが、元気者の隆の勝との一番で見違えるような突き押しで快勝。これで吹っ切れたのかその日から4連勝で星を五分に戻している。まだ二桁勝ち星の望みはあり、大関獲りへの足掛かりとすることができるか注目される。横綱不在のここ数場所のなかで場所ごとに主役が入れ替わる展開が続いているが、今場所は高安に追い風が吹いているのは間違いない。大関陣との対戦は正代戦を残すのみ。正代には大関陣の意地を見せて欲しいところだ。
閉じる
甲子園に2年ぶりの球音戻る・選抜高校野球(3月23日)
2年ぶりに行われている春の選抜高校野球。新型コロナウイルス感染症対策で開会式も初日に試合を行う6校のみが行進する異例の形式に。そのほかの出場校は事前に個々のグラウンドで収録した映像が流された。ブラスバンドによる生演奏や試合後の選手同士の握手も禁止となっている。観客も1万人が上限なるなど密を避ける対応が取られたが、球児らは憧れの聖地で応援団の前で試合ができる喜びを感じていた。
大会3日目は南北の21世紀枠同士の対戦が実現。...
全部読む
2年ぶりに行われている春の選抜高校野球。新型コロナウイルス感染症対策で開会式も初日に試合を行う6校のみが行進する異例の形式に。そのほかの出場校は事前に個々のグラウンドで収録した映像が流された。ブラスバンドによる生演奏や試合後の選手同士の握手も禁止となっている。観客も1万人が上限なるなど密を避ける対応が取られたが、球児らは憧れの聖地で応援団の前で試合ができる喜びを感じていた。
大会3日目は南北の21世紀枠同士の対戦が実現。ともに春夏通じて甲子園初出場、沖縄の具志川商は県の秋季大会で準優勝し、九州大会はベスト4進出。対する八戸西はチーム打率3割5分1厘の強力打線で東北大会8強入りを果たした。青森県では初の21世紀枠選出だ。試合は具志川商が2回裏に先制のタイムリーと敵失で一挙4得点。投げてはエースの新川が変化球を有効に八戸西に使って的を絞らせない投球を披露。具志川商が初戦突破を決めた。
第2試合は人口約5000人の離島の高校として注目を集めた長崎県の大崎高校が登場。3年前まで部員わずか5人と廃部の危機に瀕していたが、清峰と佐世保実業という強豪高校を甲子園に導いた清水央彦監督が就任。昨秋の九州大会を制して初出場を決めた。1回戦の相手は同じ九州の福岡大大濠との対戦に。大崎は2回に2点を先制されたもののその後は無得点に抑え、7回に好投手・福岡大大濠の毛利から先発投手の坂本が自らタイムリーを放ち1点差まで詰め寄った。しかし牽制アウトでチャンスを逃し、2‐1で接戦を落とした。大会4日目は1回戦屈指の好カード、大阪桐蔭vs智弁学園などが予定されている。
閉じる
バドミントン全英OPで日本勢が4種目を制覇(3月22日)
100年を超える歴史を持つバドミントンで最も権威のあるツアー大会、全英オープンを日本勢が席巻した。まず女子シングルス決勝には奥原希望が登場。去年、おととしの大会では準決勝で敗れていたが、その鬼門の準決勝で第1ゲームはミスが重なり落としたものの、ラリー戦を粘り勝ち第2・第3ゲームを連取して逆転勝利。「いま自分が出来ることを精いっぱいやりたいなってワクワクしている(奥原)」波に乗った奥原は決勝でも躍動。...
全部読む
100年を超える歴史を持つバドミントンで最も権威のあるツアー大会、全英オープンを日本勢が席巻した。まず女子シングルス決勝には奥原希望が登場。去年、おととしの大会では準決勝で敗れていたが、その鬼門の準決勝で第1ゲームはミスが重なり落としたものの、ラリー戦を粘り勝ち第2・第3ゲームを連取して逆転勝利。「いま自分が出来ることを精いっぱいやりたいなってワクワクしている(奥原)」波に乗った奥原は決勝でも躍動。タイのポルンパウィ・チョチュウォンを2-0のストレートで5年ぶり2度目の優勝を果たした。
男子ダブルス決勝は前回王者の遠藤大由・渡辺勇大ペアと園田啓悟・嘉村健士ペアの日本人対決。得意の高いディフェンス力を発揮した遠藤・渡辺ペアが日本人男子初となる大会連覇を達成した。さらにその4時間後に渡辺は女子の東野有紗と組んだ混合ダブルスでも決勝に進出。こちらも金子祐樹・松友美佐紀との日本勢対決となった。渡辺はこの日2試合目とは思えないアグレッシブな攻撃を展開。第一人者の力を見せつけ2-0で金子・松友ペアを撃破して。3年ぶり2度目の優勝を果たした。渡辺は日本人初となる全英オープン2種目制覇を成し遂げた。
女子ダブルスは永原和可那・松本麻佑ペアが初優勝。これで日本勢は4種目を制覇。うち3種目の決勝が日本人対決だった。スペインや中国などの強豪国が不参加だったこともあるが、バドミントン王国日本の実力を示す結果となった。
一方、優勝候補だった男子世界ランキング1位の桃田賢斗は準決勝で敗退。交通事故のケガなどから1年2か月ぶりの国際大会だったが2年ぶりの復活優勝を逃した。優勝は桃田を破った22歳の伏兵、マレーシアのリー・ジージャだった。
閉じる
史上初海外からの観客を入れない五輪パラ大会(3月21日)
「本当に残念でならない」(大会組織委員会・橋本会長)。20日、東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会と政府や東京都、それにIOC、IPCの5者による会談が開かれ、海外からの観客受け入れ断念が正式に決まった。IOCとIPCは共同声明で「全ての参加者と日本の国民の安全のため、この結論を尊重し受け入れる」とした。
組織委員会はチケットの売り上げを900億円と見込んでいたが、現在のコロナ禍の状況では海外から日本への自由な入国を保証することは困難だと判断。...
全部読む
「本当に残念でならない」(大会組織委員会・橋本会長)。20日、東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会と政府や東京都、それにIOC、IPCの5者による会談が開かれ、海外からの観客受け入れ断念が正式に決まった。IOCとIPCは共同声明で「全ての参加者と日本の国民の安全のため、この結論を尊重し受け入れる」とした。
組織委員会はチケットの売り上げを900億円と見込んでいたが、現在のコロナ禍の状況では海外から日本への自由な入国を保証することは困難だと判断。会見で橋本会長は「関係者の安全と安心を確保するためには致し方ない結論であったと思う」とコメント。海外観客分のチケット収入が減ることになる訳で正に苦渋の決断だった。大会組織委員会によると、すでに海外で販売されたチケットの枚数は、オリンピックがおよそ60万枚、パラリンピックがおよそ3万枚に上るという。これらのチケットは今後、順次払い戻しされることになる。
一方でスポンサー招待の観客については、“関係者であれば入れる可能性はある”としている。また、東京大会の観客の上限については、国内のプロスポーツの開催状況や収容人数に関する国の指針に沿って、来月改めて方向性を確認し、その後も柔軟に対応していくとのことだ。
国内ではNPBとJリーグは現行の「入場制限5000人まで」という基準を撤廃し、会場ごとに設定するよう文科省に要望している。いずれにせよフルスペックでの入場は困難と思われ、抽選でチケットを確保した人たちにとっては本当に観戦できるか心配が続くことになりそうだ。
閉じる
森保JAPAN、2021シーズン初陣へ向け代表招集(3月19日)
W杯アジア2次予選に向け始動を始めたサッカー日本代表。代表メンバーが18日発表された。
今回は8人が初招集。国内でプレーする選手が14名。海外組は9名が選出されている。通常海外組や対戦国の選手は通常2週間の自主待機があるところ、特別に厳格な防疫措置を条件に日本政府が入国を許可している。海外の選手・関係者は出国前の検査に加え入国時に検査を受ける。その後も翌日以降も含め3日間の検査が義務付けられた。...
全部読む
W杯アジア2次予選に向け始動を始めたサッカー日本代表。代表メンバーが18日発表された。
今回は8人が初招集。国内でプレーする選手が14名。海外組は9名が選出されている。通常海外組や対戦国の選手は通常2週間の自主待機があるところ、特別に厳格な防疫措置を条件に日本政府が入国を許可している。海外の選手・関係者は出国前の検査に加え入国時に検査を受ける。その後も翌日以降も含め3日間の検査が義務付けられた。また試合以外の外出禁止、移動バスやロッカールームを国内組と海外組を完全に隔離するなどの徹底した感染防止策がとられるという。森保一監督は「試合の環境づくりに尽力してくれた皆さんに感謝申し上げたい」と謝意を表した。
招集メンバーについて詳しく見てみよう。初招集で有目は山根視来(川崎F)。開幕から絶好調の川崎からは唯一の招集となった。坂元達裕(C大阪)は「一つの目標だったので嬉しく思います」は喜びを語った。東京オリンピック世代からは冨安健洋(ボローニャFC)のみメンバー入り。久保建英や堂安律はあす発表されるU-24日本代表へのメンバー入りが見込まれている。
日本代表は25日に行われる韓国との国際親善試合(日産スタジアム)のあと、30日にいよいよW杯アジア2次予選でモンゴルと対戦する。会見で「魂を込めて戦えるように準備したい」と語る森保監督。国民に励ましのメッセージになるような戦いができたら嬉しいと抱負を述べた。昨年11月の欧州遠征では海外組のみで戦った森保JAPAN。2021シーズンの初陣となる闘いに注目したい。
閉じる
「スポーツの神様」内の検索