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大谷翔平、日本人メジャー最速で50HR到達(4月11日)
これまでMLB日本人投手の状況を中心に見てきたが、今回は野手の成績に目を向けてみたい。まずはやはりこの人、エンゼルスの大谷翔平。10日(日本時間)、ブルージェイズ戦では2番DHで出場。2回、2死満塁の場面で迎えた第2打席では体勢を崩されながらも右手一本でライトフェンス直撃。走者一掃のタイムリー2ベースを放った。続く第3打席では初球を鋭く振り抜き、センターへ今季3号となるソロホームラン。これがメジャー通算50号HRのメモリアルアーチとなった。...
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これまでMLB日本人投手の状況を中心に見てきたが、今回は野手の成績に目を向けてみたい。まずはやはりこの人、エンゼルスの大谷翔平。10日(日本時間)、ブルージェイズ戦では2番DHで出場。2回、2死満塁の場面で迎えた第2打席では体勢を崩されながらも右手一本でライトフェンス直撃。走者一掃のタイムリー2ベースを放った。続く第3打席では初球を鋭く振り抜き、センターへ今季3号となるソロホームラン。これがメジャー通算50号HRのメモリアルアーチとなった。
バッターとして出場262試合目での大台到達は松井秀喜の329試合を大きく上回る超スピード。日本人メジャーリーガーの通算本塁打数では城島健司を抜き、すでに松井・イチローに次ぐ第3位となっている。
オープン戦では過去最高の打率.548、5ホーマーと当たりまくっていた大谷。開幕三試合は6三振を喫するなど快音が聞かれなかったが、ここにきてバッティングは上向き。打率を3割に乗せ、3ホーマー8打点と“打者・大谷”は上昇気流に乗ってきた。
レイズの筒香嘉智は10日のヤンキース戦に1番DHで出場。4打数2安打と今シーズン初となる複数安打を達成した。良く11日の試合でもスタメン出場し、ヒットを放ち4試合連続安打をマーク。打率は.0192となっている。
一方、レッズの秋山翔吾は先月14日に行われたアスレチックスとのオープン戦で左太もも裏を痛めて故障者リスト入り中。現在懸命のリハビリに努めているが、米メディアの報道によれば5月以降の復帰になる見込みだという。
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奥川、プロ初勝利・牧、打撃2部門でトップに(4月9日)
開幕から2週間を終えたプロ野球。今シーズンは大卒ルーキーの活躍が目立つが、2年目を迎える高卒ドラフト1位の選手たちも成長を見せており負けていはいない。8日にはスワローズの奥川恭伸が念願のプロ初勝利を挙げた。
ホーム神宮球場でのカープ戦に先発した奥川は初回簡単に2アウトを取った後、5連打を浴びいきなりの4失点。その直後味方打線が満塁のチャンスを作り犠牲フライなどですぐに同点に追いつく。奥川は2回にも再びランナーを背負ったものの何とか無失点に抑えたが、続く3回には鈴木誠也にライトスタンドにソロホームランを浴びて再びリードを許してしまう。...
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開幕から2週間を終えたプロ野球。今シーズンは大卒ルーキーの活躍が目立つが、2年目を迎える高卒ドラフト1位の選手たちも成長を見せており負けていはいない。8日にはスワローズの奥川恭伸が念願のプロ初勝利を挙げた。
ホーム神宮球場でのカープ戦に先発した奥川は初回簡単に2アウトを取った後、5連打を浴びいきなりの4失点。その直後味方打線が満塁のチャンスを作り犠牲フライなどですぐに同点に追いつく。奥川は2回にも再びランナーを背負ったものの何とか無失点に抑えたが、続く3回には鈴木誠也にライトスタンドにソロホームランを浴びて再びリードを許してしまう。嫌なムードになったがその裏、西浦・松本の連続タイムリーで再び逆転に成功すると、「先輩たちの気持ちに乗せられて良く腕が振れた(奥川)」と自分のピッチングを取り戻し5回まで粘りのマウンド。勝ち投手の権利を持ったまま降板した。その後も追加点を重ねたスワローズが11-7で勝利。勝率の高い緑の“燕パワー”ユニフォームで連勝を決めた。初のお立ち台で「一試合一試合自分の全力を出し切って、チームを助けられるような投球をたくさんできるように頑張りたい」と笑顔を見せた。
ルーキーのなかでダントツの存在感を見せているのがベイスターズの牧秀悟だ。ここまで全試合スタメン出場。8日のドラゴンズ戦では1点を追う6回2アウト2塁の場面でレフトスタンドに逆転の第3号ホームラン。8度目となるマルチ安打を決めて打率.431、打点13とし、打撃2部門でリーグトップに立った。左手の人さし指で「横浜一心」の「1」を表す極めポーズもお馴染みとなってきた。打順も3番に上がり全日本で4番を務めた男がプロでもチームを牽引している。「チームもいい雰囲気になってきた」と意気上がるルーキーが外国人選手不在の窮地を救ってくれそうだ。
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聖火リレー・大阪府では無観客での実施に変更(4月8日)
東京五輪まであと106日。聖火リレーは14日目に入り、7県目の三重県まで到達。スタート地点の四日市市ではロサンゼルス&ソウル大会のマラソン競技に出場した瀬古利彦がトップバッターを務めた。
前日の愛知県内でもコース周辺には多くの観衆が詰めかけているが、「マスク着用」「大声は禁止」といった観戦ルールの呼びかけが行われ、沿道にも整備員や警察官が配備された。更に三重県の実行委員会は人の密集を避けるため、足跡マークを1m間隔で地面に貼り、その上で観覧するよう促すなどの工夫も行われた。...
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東京五輪まであと106日。聖火リレーは14日目に入り、7県目の三重県まで到達。スタート地点の四日市市ではロサンゼルス&ソウル大会のマラソン競技に出場した瀬古利彦がトップバッターを務めた。
前日の愛知県内でもコース周辺には多くの観衆が詰めかけているが、「マスク着用」「大声は禁止」といった観戦ルールの呼びかけが行われ、沿道にも整備員や警察官が配備された。更に三重県の実行委員会は人の密集を避けるため、足跡マークを1m間隔で地面に貼り、その上で観覧するよう促すなどの工夫も行われた。その後聖火は鈴鹿サーキットに移動。サッカー元日本代表の小倉隆史が聖火を運んだ。
津市では地元出身のオリンピック3連覇を達成したレスリングの吉田沙保里が登場。宮城での聖火到着式に続き大役を任された。会場には多くの観衆が訪れたが、観戦ルールの徹底や市民の協力もあり、大きな混乱は見られなかった
一方で来週13日と14日に聖火が巡る予定の大阪府では新型コロナウイルス感染が深刻な状況だ。7日まで9日連続で東京を上回る新規感染者を確認。大阪市では今月5日からまん延防止等重点措置が適用されている。聖火リレーが「明らかに密をつくることになる」との懸念を示した大阪府の吉村知事からの要請を受け、大会組織委員会は府内全域で公道でのリレーを中止すると発表した。予定されていた約200人の聖火ランナーへの代替措置として、吹田市の万博記念公園で無観客でのリレーを実施するという。改めて大都市部での五輪イベント開催の難しさを浮き彫りにする形となった。
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競泳・東京五輪出場をかけた熾烈な代表争い(4月7日)
東京オリンピック代表の座を争う日本選手権水泳競技大会が本番会場であるアクアティクスセンターで行われている。6日には女子200m個人メドレーで1位となった寺村美穂と、日本記録保持者で400m個人メドレーでの代表入りを決めている大橋悠依が2位となり、共に五輪代表に内定した。寺村は「本当にここで決められてまずは一安心かなっていう気持ちです」とコメント。大橋は「全部自分の力が出せるように全力で取り組んでいきたいなと思います」と抱負を語った。...
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東京オリンピック代表の座を争う日本選手権水泳競技大会が本番会場であるアクアティクスセンターで行われている。6日には女子200m個人メドレーで1位となった寺村美穂と、日本記録保持者で400m個人メドレーでの代表入りを決めている大橋悠依が2位となり、共に五輪代表に内定した。寺村は「本当にここで決められてまずは一安心かなっていう気持ちです」とコメント。大橋は「全部自分の力が出せるように全力で取り組んでいきたいなと思います」と抱負を語った。
男子200mバタフライ決勝では最終盤まで激しいデッドヒートを展開した本多灯と瀬戸大也が代表に内定。優勝した19歳の本多は初の五輪内定となった。一方の瀬戸はプライベートでの不祥事で一時謹慎処分を受けた。復帰後はなかなかタイムが伸びなかったが、これで3種目目の内定。あの力強い泳ぎの復活に期待したい。
また、このアクアティクスセンターでの他競技の東京オリンピック最終予選についても動きがあった。都内で行われる予定だった飛込やアーティスティックスイミングのワールドカップなどの大会について、国際水泳連盟は中止の意向を表明。日本の新型コロナ対策への不満などがその理由だとした。これを受けて6日、国際水泳連盟とIOC、政府、日本水泳連盟、組織委員会が協議を行った。その結果、開催地を変更するなどして最終予選を行う方向で調整に入ったことが分かった。当初これらの予選はアクアティクスセンターでのテスト大会を兼ねるものだっただけに、大会本番へ少なからず影響が出ることも懸念される。代表の座をつかんだアスリートたちのためにも、万全の運営体制とコロナ対策が行われることを願いたい。
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「2番・ピッチャー大谷翔平」のリアル二刀流(4月6日)
「公式戦でこういう形で出来たというのは良かったところじゃないかと思う」試合後の会見でそう語ると、大谷は小さく何度もうなずいていた。エンゼルス・大谷翔平が今シーズン初のマウンドに登った。今回の登板はスタメンでDH制を解除しての出場。NPBでは何度か経験した“リアル二刀流”をMLBで初めて披露した。ちなみに「2番・ピッチャー」での先発出場というのは長いMLBの歴史上でも過去に2度しか例がなく、実に118年ぶりのことだという。...
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「公式戦でこういう形で出来たというのは良かったところじゃないかと思う」試合後の会見でそう語ると、大谷は小さく何度もうなずいていた。エンゼルス・大谷翔平が今シーズン初のマウンドに登った。今回の登板はスタメンでDH制を解除しての出場。NPBでは何度か経験した“リアル二刀流”をMLBで初めて披露した。ちなみに「2番・ピッチャー」での先発出場というのは長いMLBの歴史上でも過去に2度しか例がなく、実に118年ぶりのことだという。
初回のマウンドではランナーを出したものの後続を断ち無失点で抑えると、いきなりその裏この日最大の見せ場がやってくる。ランナーなしで迎えた初打席の初球、鋭く振り抜いた打球は右中間スタンドに深々と突き刺さった。今季2号ホームランで先制点を奪う最高の形で“SHO TIME”を演出して見せたのは流石スーパースターの証だろう。
一方のピッチングというとオープン戦では絶好調の打撃とは対照的に打ち込まれる場面も多かった。この日もボールが先行する場面が多かったものの、最速163キロの剛速球と変化球で三振を奪いホワイトソックス打線を4回までわずか1安打に抑えていく。味方打線の援護もあり3点リードで迎えた5回に思わぬ落とし穴が待っていた。この日2本目のヒットを許し、さらに牽制悪送球でランナーを3塁で進めてしまうと、2者連続四球で満塁のピンチ。その直後ワイルドピッチで1点を失ってしまう。続く4番モンガダからは三振を奪ったものの捕手が後逸し振り逃げ。1塁への送球が悪送球となり、一気に2者が生還。同点に追いつかれてしまった。結局この日の大谷は4回2/3を投げ被安打2、奪三振という内容。7失点3(自責点は1)で勝敗は付かず、18年5月以来となる1050日ぶりの白星はお預けとなった。
若干厳しめのジャッジもありボールが先行する苦しい投球になったのはアンラッキーだったが、悪送球など自身の不要なミスから綻びが出てしまったのは反省点だろう。次回こそ投打で本領を発揮し、勝ち星を掴んでもらいたいところだ。
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